大湯環状列石の謎 |
△大湯環状列石:E出土品の種類は? (1) 土器の原料である粘土は、どこから調達したのか。 (2) 土器に関して、日常用いられるような、あまり装飾を施さない器(日用雑器)が、 どの程度出土したのか。 (3) ヒスイは一個しか出土していないと云われているが、当時はまだ、宝飾品(宝石や貴金属) に対して興味がなかったのであろうか。 (4) 金もまた、貴金属として用いられるに至らなかったのであろうか。 (5) あるいはまた、宝飾品は、どこに保管されていたのであろうか。 竪穴住居に保管されていたのであろうか。亡失してしまったのであろうか。 (H18.01.27)
[別掲考察] △焼成温度 @土器を生成するときの焼成温度は、700〜800℃と考えられ得る。 A金の融点は1064.43℃、鉄の融点は1535℃である。 しかして、火力が800℃程度であっても、これを長時間燃焼させると、高温時の焼成効果が得られる。 とすれば、金であっても容易に融解し抽出出来得る。 ところで、鹿角は「黄金の里」である。土器の原料となる粘土(あるいは周辺の土砂)に、 砂金が混じっていなかったと想像されようか……… したがって、金の精製や加工に関しては、当然にその技術を習得していたとも想像されよう……… (H18.01.27)
「別掲考察」 @粘土の調達 Aわが国の土とやきもの |
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