大湯環状列石の謎 |
△大湯環状列石:B配石の目的は? それとも………? (1) 日時計を作る知識と技術 (2) なぜ日時計を必要とするのか? (3) 国王の権利 (H18.02.05)
△日時計を作る知識と技術 大湯環状列石に係わった人々は、日時計を作れるだけの知識と技術を持っていた のであろうか、との疑問が生じる。 ところで、大湯環状列石周辺から出土した土器は、大湯式土器とも云われたり していることでも分るように、極めてユニーク(独特)な形をしていたり、 作りも精巧である。かつまた、800℃で焼成する技術も有していたことになる。 このような優れた土器に造形しようと考えること自体、相当な程度の知識 (頭脳)を有していたものと認められる。 また、土を調達して粘土にしたり、その粘土を成形したり、焼いたりする技術も、 今現在と比べても、相当程度の高水準を有していたと認められる。 |
参考リンク:野中堂環状列石の日時計状組石 |
しかして、このような独創的な知識と高い技術を保有していた人々が、
野中堂遺跡に象徴的に見られるような、純朴で大雑把な、造形物「日時計」
を作ることで、果たして満足していたであろうか。否であると考え得る。 (H18.02.05)
「別掲考察」 @なぜ日時計を必要とするのか? A国王の権利 |
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