GLN(GREEN & LUCKY NET)からこんにちは「ことわざ・金言名言(Proverb)」

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  綿に針を包む。
 類義:真綿に針を包む。

  渡り掛けた橋。
 類義:乗り掛かった舟。

  渡りに舟。
 解釈:川を渡ろうとするとき、丁度舟があるように、困っているとき、都合
よく必要な物が揃うことのたとえ。
 類義:得てに帆を上げる。闇夜に灯(ともしび)。渡しに舟。渡りの舟。

  渡る世間に鬼はない。
 活用一般社会には、敵はいない。In a general society, there is no 
enemy.

  渡る世間に鬼はなし。
 解釈:世間には薄情な人ばかりでなく、人情に厚い人もいるという意。
 類義:浮世に鬼はない。棄てる神あれば、助ける神あり。世間に鬼はなし。
 反義:人を見たら泥棒と思え。

  割った茶碗を接いで見る。
 解釈:取り返しが付かないと知りながら、なお未練を残すことのたとえ。

  笑い三年、泣き三月(みつき)。
 解釈:義太夫(ぎだゆう)の稽古で、笑うところは泣くところより遥かに難
しいという意。

  笑いの中(うち)に刀を砺ぐ(とぐ)。
 類義:笑中(しょうちゅう)に刀(とう)あり。

  笑いは人の薬。
 解釈:適度に笑うことは、健康のためによいという意。

  笑う顔に矢は立たず。
 解釈:笑顔で接してくる者には、憎しみも何時か和らぐという意。
 類義:握れる拳(こぶし)、笑顔に当たらず。向かう笑顔に矢立たず。笑う
門(かど)には矢は立たぬ。

  笑う門(かど)には福来る。Happiness comes to the laughed house.
 Happiness enters at the gate if laughing.
 解釈:何時も笑いの絶えない家庭には、自然と幸福がやって来る。苦しみや
悲しみの中にあっても、前途に望みを持つことが、幸せを齎(もたら)す基と
なるの意。
 類義:祝う門に福来る。和気(わき)財を生ず。笑う家に福来る。笑う所へ
福来る。

  笑う者は、測る可(べ)からず。
 解釈:何時もにこにこ笑顔でいる者は、何を考えているのか真意が分からず、
かえって怖いものだという意。

  藁蘂(わらしべ)を以て泰山(たいざん)を上げる。
 解釈:とても力の及ばないことのたとえ。
 類義:大黒柱を蟻がせせる。蟷螂(とうろう。かまきり)の斧。

  藁(わら)千本あっても、柱にはならぬ。
 解釈:役に立たない物が幾ら集まっても、力にはならないというたとえ。
 類義:烏合(うごう)の衆(しゅう)。

  藁苞(わらづと)に黄金(こがね)。
 解釈:入れ物が粗末でも中身は価値があるという意で、環境が悪くても、そ
の物は優れていることのたとえ。

  藁(わら)で束ねても、男は男。
 解釈:藁で頭髪を束ねるような貧しい暮らしをしていても、男には男として
の権威があるという意。
 類義:箸に目鼻を付けても、男は男。藁で束ねても、旦那は旦那。藁で作っ
ても男は男。

  藁(わら)にも縋る(すがる)。
 解釈:非常に苦しい状況になると、助かりたい一心から、頼りにならないよ
うな物にまで頼ろうとすることのたとえ。
 類義:葦(あし)の葉にも縋る時あり。溺れる者は藁をも掴む。

  藁(わら)人形も衣裳から。
 類義:馬子(まご)にも衣裳。

  藁(わら)をも掴む。
 類義:藁にも縋る(すがる)。

  悪い鷹に餌(え)を飼(か)え。
 解釈:鷹狩りの鷹に餌を与えて飼い馴らすように、下賤(げせん)の者を手
懐(なず)けるには、欲しがる金品を与えるのがよいという意。
 類義:下種(げす)と鷹とに餌を飼え。憎い子には飴ん棒呉れろ。憎い者に
は餌を与えよ。

  悪い友と旋風(つむじかぜ)には出会うな。
 解釈:悪い友人と付き合うと、兎角道を誤るものだから、旋風と同様初めか
ら避けた方がよいという意。
 類義:陰陽師(おんようじ)と辻風(つじかぜ)には会わぬが秘密。悪い友
と辻風には出会わぬが手柄。

  我面白(われおもしろ)の人困らせ。
 解釈:自分は面白くても、他人にとっては迷惑である。自分さえよければ、
人はどうでもいい、身勝手なことをいう。
 類義:我が面白の人泣かせ。我面白の人姦(かしま)し。

  破鍋(われなべ)に綴蓋(とじぶた)。
 解釈:壊れた鍋にも、それに似合う修理した蓋があるものだ。どんな人にも、
それ相応の配偶者がいるものだという意。また、何事でも、似通った程度の者
同士の方がよいという意。
 類義:牛は牛連れ、馬は馬連れ。合うた釜に似寄った蓋。蟹は甲に似せて穴
を掘る。蓼(たで)食う虫も好き好き。似た者夫婦。捩じれ釜に捩じれ蓋。破
鍋に欠け蓋。

  破鍋(われなべ)も三年置けば、用に立つ。
 解釈:壊れた鍋でも三年捨てずにおけば、何時か役に立つこともある。普段
は何の役にも立たないと思っていても、全く役に立たない物はないという意。
 類義:いが柄杓(びしゃく)にも取柄。門(かど)の犬にも用あり。門脇の
姥(うば)にも用あり。土器(かわらけ)の割れにも用あり。
 反義:破鍋二度の役に立たず。

  我より古(いにしえ)を作す(なす)。I want to improve the old 
example.
 解釈:古い仕来たりに捉われず、自分が新例を作り出していく気概をいう。
 活用私は古例を学んで、更に新しい例を作り上げたい。I want to 
learn the old example, and to make up a newer example. 

  和を以て尊しとなす。
 解釈:何事をするにも、皆(みんな)が仲よく行うことが最も尊いという意。
 参考:聖徳太子の「十七条憲法」第一条にある言葉。

  椀作りの欠け椀。
 解釈:椀を作る職人が欠けた椀で食事を摂るということで、他人のことに忙
しく、自分のことに手が回らないという意。
 類義:桶屋の縄箍(なわたが)。紙漉き屋の手鼻。髪結(かみゆい)の乱れ
髪。紺屋(こうや)の白袴(しろばかま)。

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