GLN(GREEN & LUCKY NET)からこんにちは「ことわざ・金言名言(Proverb)」

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  紅一点(こういってん)。
 解釈:緑の中に一輪の紅花があって、異彩を放つこと。転じて、多くの男性
の中の一人の女性をいう。
 類義:鶏群の一鶴(いっかく)。万緑叢中(ばんりょくそうちゅう)、紅一点。

  光陰(こういん)人を待たず。
 解釈:月日が早く過ぎ去ってしまうことのたとえ。時を大切にしなくてはな
らないという教え。
 類義:光陰に関守(せきもり)なし。光陰は水の如し。光陰矢の如し。歳月
人を待たず。

  光陰、矢の如し。
 解釈:月日の過ぎるのは矢の飛ぶように早いものである。「光」は日、「陰」
は月。
 類義:光陰に関守(せきもり)なし。光陰、矢をつく如く。時節流るるが如
し、時人待たず。隙(ひま)行く駒。
 参考:Time flies like an arrow.(時は矢のように飛ぶ)

  行雲流水(こううんりゅうすい)。
 解釈:「行雲」は空を漂う雲。物事にこだわらず、自然の成り行きに任せて
行動すること。

  後悔、先に立たず。
 解釈:事が終わってから、悔やんでみても、取り返しがつかない。
 類義:後の後悔、先に立たず。後悔、先に立たず、提灯持ち、後に立たず。
後悔と槍持ちは先に立たず。転ばぬ先の杖。死んでからの医者話。はまった後
で井戸の蓋をする。

  後悔は平日の油断。
 解釈:後悔は平生の油断から起こるものである。

  高閣(こうかく)に束ぬ(つかぬ)。
 解釈:「高閣」は高い棚のこと。書物などを高い棚の上に纏めて仕舞ってお
くことから、放ったまま使用しないたとえ。

  浩瀚(こうかん)。
 解釈:書物の巻数が非常に多いこと。広大であること。
 類義:汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)。

  好機、逸すべからず。
 解釈:よい機会は逃してはならない。
 類義:思い立ったが吉日。機、失うべからず。奇貨(きか)置くべし。物に
時あり。
 参考:Strike while the iron is hot.(鉄は熱いうちに打て)

  剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁(じん)に近し。
 解釈:意志が強固で、偽りや見栄がない人は、道徳の中心である仁の近くに
いる人である。
  類義:巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すくな)し仁。

  肯綮(こうけい)に中る(あた)る。
 解釈:意見や批評が急所、要点を上手くつくこと。「肯」は骨に付く肉、
「綮」は筋と肉との繋がる所。

  巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すくな)し仁(じん)。
 解釈:口が上手くて愛想のよい人間には、人の道を心得た者が少ない。
 類義:剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁(じん)に近し。巧言は徳を乱る。
 参考:Fair words butter no parsnips.(口先ばかりの優しい言葉では、何
の足しにもならない)

  孝行のしたい時分に親は無し。
 解釈:親が元気なうちは特別に喜ばせることも無く、いざ親が死んでから孝
行しておけばよかったと後悔する例がままあるとうこと。
 類義:石に蒲団は着せられぬ。木、静かならんと欲すれども、風止まず。風
樹(ふうじゅ)の歎(たん)。

  功罪(こうざい)、相半ばする。
 解釈:手柄と非行が半々で、よいとも悪いとも言えないという意。

  巧詐(こうさ)は拙誠(せっせい)に如(し)かず。
 解釈:技巧によって上手に偽ることは、下手でも誠意のあることには及ばな
い。

  恒産(こうさん)無き者は、恒心(こうしん)無し。
 解釈:恒産(一定の財産や生業)のない者は、恒心(安定した精神や正しい
心)がないというたとえ。人の物質的充実と道徳心との密接な関係を説いた言
葉。
 参考:From hand to mouth will never make a worthy man.(その日暮らし
は価値ある人を作らない)

  嚆矢(こうし)。
 解釈:鏑矢(かぶらや)。物事の最初のこと。昔、中国では開戦の徴(しる
し)として、鏑矢を敵陣に向けて射掛けたことから。

  行尸走肉(こうしそうにく)。
 解釈:無学・無能の人をたとえていう。尸(かばね。死体)や肉に過ぎない
者が歩き走ること。

  孔子(こうし)に論語(ろんご)。
 類義:釈迦に経。

  口耳(こうじ)の学。
 解釈:耳に聞いたままに口に出して説く、身に付かない浅薄な学問。
 類義:口耳四寸。

  好事(こうじ)魔(ま)多し。
 解釈:よい事、上手くいきそうな事には、邪魔が入りやすいということ。
 類義:月に叢雲(むらくも)、花に風。

  孔子も時に会わず。
 解釈:孔子のような聖人でさえ、世に入れなれない時期があった。どんな立
派な人でも、好機に恵まれずに埋もれてしまうことがあるという意。
 類義:孔子も道行われず。孔子も世に用いられず。聖人も時に遇わず。孟軻
(もうか。孟子のこと)も諸侯に賎めらる。

  好事も無きに如(し)かず。
 解釈:よい事も悪い事も、あれば煩わしいから、何事も無く平穏なのが一番
よいということ。

  好事門を出でず、悪事千里を走る。
 解釈:善行は世間に知られないものだが、悪い事は忽ちにして遠方まで伝わ
るものである。

  後車(こうしゃ)の戒め。
 類義:前車の覆(くつがえ)るは、後車の戒め。

  後塵(こうじん)を拝(はい)す。
 解釈:権力者や地位の高い者の後に付いていって羨み、諂(へつら)うこと。
また、人に先んじられて遅れをとること。「後塵」は車などが通過した後の砂
埃(すなぼこり)。

  後生(こうせい)、畏る可し(べし)。(論語)
 解釈:「後生」は、後輩、後から学ぶ人のこと。年少の者は若さに溢れ、努
力次第で将来どのような人物になるか分からないので、決して侮ることはでき
ない。

  孔席煖(あたた)まらず、墨突(ぼくとつ)黔(くろ)まず。
 解釈:孔子と墨子の二人は、学問を伝えるため東奔西走(とうほんせいそう)
して、家に落ち着いていることがなかった。そのため、孔子の座席は暖まる暇
がなく、墨子の家の煙突も煙で黒くなることがなかった。
 類義:席暖かなるに暇(いとま)あらず。

  黄泉(こうせん)の客(かく)。
 解釈:死者のこと。「黄泉(よみ)」は地下にある泉、死者の行く所。

  浩然(こうぜん)の気(き)。
 解釈:天地自然と一体感となった境地。穏やかで伸び伸びとした気持。

  碁打ちに時なし。
 解釈:囲碁(いご)に夢中になって、時間を忘れてしまうこと。
 類義:碁打ちは親の死に目に会えぬ。碁将棋は親の死に目にも会わぬ。

  巧遅(こうち)は、拙速(せっそく)に如(し)かず。
 解釈:上手ではあっても遅いのよりは、たとえ下手でも早くできる方がよい。

  口頭(こうとう)の交り。
 解釈:上辺(うわべ)だけの交際をいう。

  荒唐無稽(こうとうむけい)。
 解釈:「荒唐」は出鱈目、「無稽」は考えに拠りどころがないこと。根拠の
ない出鱈目な説。

  狡兎(こうと)死して走狗(そうく)烹(に)らる。
 解釈:すばしこい兎を捕らえれば、猟犬は不要となり、煮て食べられてしま
う。転じて、利用価値のあるときは用いられるが、用がなくなると邪魔にされ
て捨てられることのたとえ。
 類義:飛鳥(ひちょう)尽きて良弓蔵(かく)れる。

  功(こう)成り名遂げて身退(しりぞ)くは、天の道なり。
 解釈:功績を挙げ、名声を得た後は、その地位を退いて身を守るのが、天の
摂理に適ったやり方である。
 類義:巧成って居(お)らず。四時(しじ)の序功を成す者は去る。成功の
下、久しく拠(よ)る可(べ)からず。

  郷(ごう)に入(い)っては、郷に従う。
 解釈:習慣や仕来たりは土地によって違うから、住んでいる所のそれに逆ら
わずに従うがよい。
 類義:国に入ってはまず禁を問え。里に入りて里に従う。所の法に矢は立た
ぬ。門に入れば笠を脱げ。郷に入りては郷に従え。
 参考:When in Rome, do as the Romans do.(ローマではローマ人がするよ
うにせよ)

  効能書(こうのうがき)の読めぬところに効能あり。
 解釈:薬の効能書は読みにくいのが、かえって薬の有り難さを感じる。何事
も全部はっきりと明確でない方が、有り難味があるというたとえ。
 類義:能書の読めぬ所に効き目あり。

  黄白(こうはく)。
 解釈:お金。金銭の異称。「黄」は金、「白」は銀。

  孝(こう)は百行(ひゃっこう)の本(もと)。
 解釈:孝行は全ての善や徳の基本となるものである。
 類義:孝悌(こうてい)は仁を為(な)すの本。孝は万善の本。孝は道の美
にして百行の本なり。

  甲張り(こうばり)強くして、家押し倒す。
 解釈:家にあてがう突っ張りも、強過ぎると逆に家を押し倒す。転じて、よ
かれと思ってした処置がかえって破滅に導くことをいう。
 類義:贔屓(ひいき)の引き倒し。弱き家に強き甲張り。

  光風霽月(こうふうせいげつ)。
 解釈:心が清らかで、執着が無くさっぱりしていることの形容。雨上がりの
日に光る草木の葉の上を吹く風と、光り輝く月という意から。

  好物に祟りなし。
 解釈:自分が好きな物は食べ過ぎたとて、案外体に害を与えないという意。
 類義:好きな物に祟りなし。

  弘法(こうぼう)も筆の誤り。
 解釈:名筆弘法大師にも書き損じはあることから、名人、達人と呼ばれる人
にも、時には失敗もあるというたとえ。
 類義:河童の川流れ。猿も木から落ちる。権者にも失念。釈迦にも経の読み
違い。上手の手から水が漏る。
 参考:Even Homer sometimes nods.(ホーマーでさえ時には居眠りをする)

  弘法、筆を択(えら)ばず。
 解釈:名筆弘法大師は、筆の善し悪しは問題にせず、上手であった。名人は
道具選びをしないことのたとえ。
 類義:善書は紙筆を択ばず。能書筆を択ばず。
 反義:下手の道具選び。下手の道具調べ。

  豪放磊落(ごうほうらいらく)。An open-heartedness.
 解釈:気持が大きく、細かなことに拘らないこと。度量の大きな人を褒める
場合に用いられる。
 類義:天空海闊(てんくうかいかつ)。

  高木(こうぼく)に風強し。
 解釈:高い木ほど風が強く当たるように、高い地位にあると世間の風当たり
が強くなるものである。
 類義:高木は風に妬(ねた)まる。出る釘は打たれる。

  高木は風に妬まれる。
 解釈:高い木は風当たりが強いように、大人物ほど、人の妬(ねた)みや嫉
(そね)みを受けやすいものである。
 類義:高木は風に折られる。大木は風に折られる。出る杭(くい)は打たれ
る。出る釘は打たれる。

  小馬の朝駆け。
 解釈:最初に力み過ぎたために直ぐ疲れることのたとえ。
 類義:小馬の朝勇み。駒の朝走り。

  高慢は、出世の行き止まり。
 解釈:謙虚な気持ちを忘れて、人を侮るようになると、それ以上は向上も出
世もできない。

  功名を竹帛(ちくはく)に垂る。
 解釈:功績や名誉を書物にし、歴史に残すこと。「竹」は竹簡、「帛」は絹
布(けんぷ)で、紙以前の書写の材料。
 類義:名を竹帛に垂る。

  蝙蝠(こうもり)。
  解釈:情勢を見て自分の不利にならないように行動する人のたとえ。蝙蝠
は獣にも鳥にも似ているので、敵味方の何れともつかない者にしばしばたとえ
られる。
 類義:内股膏薬(うちまたごうやく)。洞が峠を決め込む。

  蝙蝠も鳥のうち。
 解釈:取るに足らない者が賢者の中にいること。また、微力な者も仲間の一
部に含まれるというたとえ。
 類義:蝙蝠も人数。田作りも魚の中(うち)。蝶々蜻蛉(ちょうちょうとん
ぼ)も鳥のうち。

  紺屋(こうや)の明後日(あさって)。
 解釈:約束の期日が当てにならないことのたとえ。染物屋は仕事上、布を乾
かすのに天候に左右されるので、出来上がりが当てにならない。「紺屋(こん
や)」ともいう。
 類義:医者の只今。鍛冶屋の明晩。紺屋の明後日七十五日。坊さんのおっつ
け。

  紺屋の白袴。
 解釈:他人のために忙しくて、自分の事をかまう暇がないことのたとえ。白
い物を紺(こん)に染める染物屋が、平生白いままの袴を着け勝ちであるとい
う意。
 類義:医者の不養生。学者の不身持ち。髪結の乱れ髪。椀作りの欠け椀。

  甲羅(こうら)を経る。
 解釈:「甲羅」は功、劫にかけて年功の意。経験を積んで老練になること。
また、世間ずれしてずうずうしくなること。

  黄梁一炊(こうりょういっすい)の夢。
 解釈:黄梁(おおあわの異称)を炊くほどの短い間の夢。富貴や功名が極め
て短いこと。
 類義:一炊の夢。邯鄲(かんたん)の夢。邯鄲の枕。

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