東野圭吾全作品解説

私は推理小説ファンでもミステリーマニアでもなく、単なる小説読みです。しかしながら東野圭吾さんの作品にとりつかれた者のひとりとして、その魅力を伝えるエヴァンジェリストの役割が果たせないものかと思ってきました。独立したホームページを作るだけの力量や余裕はまだありませんが、当面は「銀河の果てまで Just Another Transsexual」の片隅を借りて、少しずつ内容を充実させていきたいと思っています。なお、各作品の後につけた星印は私なりのお薦め度をあらわしています(かなり偏見が入っていますが)。概して人間が描けている作品が好きです。本格推理ものには点数が辛くなっているかもしれません。作品名がクリッカブルになっているものには簡単な解説がついています。(1999年9月2日記)

東野圭吾さんについて

現在連載中の作品
「片想い」(『週刊文春』1999年8月26日号から)
ユーモア短編小説シリーズ(『小説すばる』9月号から)

文庫化されていない作品(単行本)
『悪意』(双葉社 1996年9月)
★★★★☆
『探偵ガリレオ』(文藝春秋 1998年5月)★★★☆
『秘密』(文藝春秋 1998年8月)★★★★★
『私が彼を殺した』(講談社 1999年2月)★★★☆
『白夜行』(集英社 1999年8月)★★★★☆

文庫化された作品(ふたつ目の括弧内は単行本時の出版社と発行年月)
講談社文庫
『放課後』(講談社文庫 1988年7月)(講談社 1985年9月)★★★★
『卒業雪月花殺人ゲーム』(講談社文庫 1989年5月)(講談社 1986年5月)★★☆
『学生街の殺人』(講談社文庫 1990年7月)(講談社 1987年6月)★★★
『魔球』(講談社文庫 1991年6月)(講談社 1988年7月)
★★★
『浪花少年探偵団』(講談社文庫 1991年11月)(講談社 1988年12月)
★★★★
『十字屋敷のピエロ』(講談社文庫 1992年2月)(講談社 1989年1月)
★★★★
『眠りの森』(講談社文庫 1992年4月)(講談社 1989年5月)
★★★★
『宿命』(講談社文庫 1993年7月)(講談社 1990年6月)
★★★★☆
『変身』(講談社文庫 1994年6月)(講談社 1991年1月)
★★★☆
『仮面山荘殺人事件』(講談社文庫 1995年3月)(徳間書店 1990年12月)
★★★☆
『天使の耳』(講談社文庫 1995年7月)(『交通警察の夜』実業之日本社 1992年1月)
★★★☆
『ある閉ざされた雪の山荘で』(講談社文庫 1996年1月)(講談社 1992年3月)
★★★☆
『同級生』(講談社文庫 1996年8月)(祥伝社 1993年2月)
★★★★
『名探偵の呪縛』(講談社文庫 1996年10月)
★★★
『しのぶセンセにサヨナラ 浪花少年探偵団・独立編』(講談社文庫 1996年12月)(『浪花少年探偵団2』講談社 1993年12月)
★★★★
『むかし僕が死んだ家』(講談社文庫 1997年5月)(双葉社 1994年5月)
★★★★☆
『虹を操る少年』(講談社文庫 1997年7月)(実業之日本社 1994年8月)
★★★★☆
『パラレルワールド・ラブストーリー』(講談社文庫 1998年3月)(中央公論社 1995年2月)
★★★★★
『天空の蜂』(講談社文庫 1998年11月)(講談社 1995年11月)
★★★★★
『どちらかが彼女を殺した』(講談社文庫 1999年5月)(講談社 1996年6月)
★★★☆
『名探偵の掟』(講談社文庫 1999年7月)(講談社 1996年2月)
★★★
新潮文庫
『鳥人計画』(新潮文庫 1994年8月)(新潮社 1989年5月)★★★★☆
光文社文庫
『白馬山荘殺人事件』(光文社文庫 1990年4月)(光文社 1986年8月)★★★☆
『11文字の殺人』(光文社文庫 1990年12月)(光文社 1987年12月)
★★★
『殺人現場は雲の上』(光文社文庫 1992年7月)(実業之日本社 1989年8月)
★★★
『ブル−タスの心臓』(光文社文庫 1993年8月)(光文社 1989年10月)
★★★☆
『犯人のいない殺人の夜』(光文社文庫 1994年1月)(光文社 1990年7月)
★★★
『回廊亭殺人事件』(光文社文庫 1994年11月)(『回廊亭の殺人』光文社 1991年7月)
★★★
『美しき凶器』(光文社文庫 1997年3月)(光文社 1992年10月)
★★★
『怪しい人びと』(光文社文庫 1998年6月)(光文社 1994年2月)
★★★☆
集英社文庫
『分身』(集英社文庫 1996年9月)(集英社 1993年9月)★★★★
『あの頃ぼくらはアホでした』(集英社文庫 1998年5月)(集英社 1995年3月)
★★★★★
『怪笑小説』(集英社文庫 1998年8月)(集英社 1995年10月)
★★★★
『毒笑小説』(集英社文庫 1999年2月)(集英社 1996年7月)
★★★★
祥伝社ノン・ポシェット
『ウインクで乾杯』(祥伝社ノン・ポシェット 1992年5月)(『香子の夢』祥伝社 1990年4月)★★
『探偵倶楽部』(祥伝社ノン・ポシェット 1996年6月)(『依頼人の娘』祥伝社 1988年10月)
★★


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You've only to read one of Higashino's works to have a very enjoyable time.