東向島   ひがしむこうじま   Higashi-mukojima   (旧 玉ノ井)   東武伊勢崎線


旧駅名が併記されている出入口の看板

肝心の「東向島」が目立たない駅名標…

沿線の光景(曳舟駅から)

 曳舟駅から1967年2月22日に高架化された区間をゆっくりと進んでゆく。周囲には古い町並みや小さいビル、工場、そしてマンションが点在している。東向島駅はすぐであり、スピードを上げる間もない。


駅案内

 庶民の行楽地、向島百花園の最寄り駅である東向島駅は、曳舟駅と同じく古い住宅街の中にマンションが点在する環境の中にある。関東大震災、そして戦災を乗り越えたこの街は昔ながらの建物が多い。隅田川に向かって歩けば向島百花園、周辺には隅田川七福神がある。東向島駅の旧駅名は玉ノ井駅であった。かつては花街であり、永井荷風の『墨東綺譚』の舞台ともなった地域でもあるが、現在では駅名が改称されている。しかし、現在でもホームや駅出入口の看板に(旧玉ノ井)という表示が併記されている。

 駅の高架下には東武博物館があり、かつて東武鉄道で使用された蒸気機関車や特急用車両、バスなどが保存、展示されているほか、運転シミュレーターや模型の運転も行われている。関東の私鉄の多くが大正時代から昭和時代初期にかけて開業し、最初から電車で運転していたのに対し、明治時代以来の歴史を持つ東武鉄道では1924年10月1日に業平橋駅と西新井駅の間で電化がされたのをはじめとして電化が進んだ後も、1966年6月まで貨物列車を中心に蒸気機関車が活躍していた。その蒸気機関車も1966年6月26日に佐野線においてさよなら運転が行われ、同30日には運用が終了し、67年の歴史に幕を下ろした。


やはり狭い路地が多い

ホームは高架で相対式

利用客はそれほど多くないが改札周辺は立派

東武博物館は当駅下車

歴史ある向島百花園

苑内には年季の入った建物もある

周辺案内

 〔見どころ〕

 〔教育・医療機関〕

 〔商業施設〕

 〔その他〕

 〔路線バス〕

 〔関連サイト〕


四季の花々が楽しめる場所

向島百花園の近くにある白髭神社

高架下には東武博物館

東武鉄道の歴史を物語るSL

初期に活躍した木造通勤電車

かつての特急車両

駅データ


日光明智平ロープウェイのゴンドラ

東武バスの車両も展示している

かつて貨物輸送を担った電気機関車

社長訓示

デラックスロマンスカーは屋外展示

日光軌道線の路面電車

トップ駅紹介曳舟/東向島/鐘ヶ淵   参考資料