ボラボラ島記(5)
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7月16日(金)
朝から荷造りの最終チェック。
あっという間に4泊過ごしたホテル・ボラボラともお別れだ。チェックアウトは11時で、それまでに荷物をコテージの前に出しておく。
今日は午後便でタヒチ島に飛び、1泊してから帰国の予定。タヒチ自体が初めての旅行だったのでタヒチ島も1日くらい見て回ろうということだ。
ゆっくり移動したかったので午後便で飛ぶことにしていた。ところが、横殴りの雨が降ってビーチでゴロゴロも、テニスも出来ず、結局ホテルの建物内で時間をつぶす事態になってしまった。
娯楽室(娯楽小屋?)で良く判らないフランス語のニュースやクイズ番組を観たり、卓球したり、まるで温泉場の時間つぶしのようなひとときを過ごす。
あと1週間過ごすという豪勢なタイ人の夫妻と別れを惜しんでクルーザーに乗り込み空港へ。15:45発のVT427便でファアア空港へ飛んだ。
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タヒチ島のホテルは特に希望もなかったので代理店におまかせしたところ、ハイアット・リージェンシーをとってくれた。何となくあちこちから日本人旅行客が集められている感じで、ロビーで団体扱いのように説明を受ける。やっぱり代理店まかせでは駄目だなあとしみじみ思った。
崖の上にロビーがあって、客室は崖に沿ってエレベーターで降りて行く。なんと我々はどん底階で、部屋はかび臭くじめじめしている。まあ、安く押さえてと頼んだおまけみたいなものだから仕方がない。部屋へ入ったらもうすっかり暗くなっている。
いまから外へ出る気もしないので、夕食はタヒチアンショーをやっているメイン・ダイニングに行ったが、一人1万CFPも取られる割には、くそ不味いアメリカンタイプのビュッフェだった。しかも終了間際になると従業員は早くかたづけたいのか、飲み物は頼んでも持ってこないわ、食べかけでよそ見をしているとさっと持っていってしまうわで、さすがに少々むっとする。ひどすぎだ。
このホテル、しばらく後に売却されてロイヤル・マタバイという名称に変わったが、どうも評判は今ひとつのようである。従業員の総入れ替えもしていないのではないだろうか。
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ロビーでT夫妻と出会う。彼らは午前便で飛んできて部屋も最上階だそうで、おまけに明日は夜8時まで部屋が使えるのだそうだ。さすがに新婚さん向けのアイルは高いだけあって気が利いている。ただし何だかんだでホテルについたのは夕方だそうで、1日移動に費やしたのは同じようだ。きっと土産物屋でも引っ張り回されていたに違いない。
夜、妻がなんだか身体が痒いと言い出す。そういえば僕も。ダニがいてもおかしくない感じだったので、真剣にベッドを点検したが、結局それらしい証拠は見つからなかった。
明日の行動はレンタカー・デスクが開いているかどうかにかかっている。12時チェックアウト後、夜の集合時間までの居場所もないので、島内観光ツアーか買い物ツアーに参加する日本人が多い。だけれどもどうせ新婚さんばかりで嫌だよねぇ。
というわけで、この日は暇つぶしと移動で終わってしまった。天候も悪くたいした写真も無し。
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