夏の知床紀行(1)

夏は家族と自然散策の旅にでます。旅は何処へ行こうか計画を立てることから楽しみが始まります。今年の予定は「白神山地とねぶたを見る旅」の予定でしたが、家内の強い要望と子供達の温泉に行きたいという要望により、昨年同様に北海道の自然散策旅行となりました。顎オッサンとしては、秘境という場所が好きなのでインタープリターによるエコツアーが希望でした。Yahooの検索で知床ナチュラリスト協会の知床五湖の散策をメインに旅を計画することにしました。ハイパーダイヤで交通機関を、国内線.comで飛行機の予約を、そして道東の温泉でめぼしい温泉を検索しました。後で知ったのですが、JRおでかけネットを使えば新幹線を含めたJRの予約も出来ます。

【予定】
往き:庭瀬(岡山市内)から名古屋まで新幹線、そこから空路で釧路空港(乗り継ぎを含めて約6時間)
宿泊:8月4日 丹頂の里鶴居村のエコロッジ丹頂の家(名物ご主人の佐藤吉人さん;トーさん)
8月5日 ウトロ温泉知床プリンスホテル風なみ季(高台の見晴らしの良い宿)
8月6日 養老牛温泉ホテル大一(料理良し、部屋に露天風呂)
帰り:8月7日 女満別空港から名古屋、新幹線で帰路(乗り継ぎを含めて約5時間半)

1)釧路にて(8月4日)
昨年にくらべどんよりとした釧路空港に到着。トヨタレンタカーで予約していたクルマを借り、途中で湿原展望台に寄ってから、昨年行けなかった北斗遺跡へ行きました。これはアイヌ民族以前の遺跡です。

待宵草(月見草)がいっぱい 遺跡の木道のクルマユリ

オニノヤガラ 北斗遺跡(中はとても広い)

夕方、丹頂の家に到着。夕食後に無理を言って、昨年も行った温根内木道に湿原ホタル(平家ホタル)の観察につれていってもらいました(これはサービス!)。ホタルは13℃以上あったら飛ぶとのことでしたが、「これが夏?」というくらい寒い夜でした。体感温度は10℃以下のようでした。どうかな〜と思っていましたが、数は少なかったですが、ホタルの舞を見ることが出来ました。トーさん感謝。「えっ、熊はどうかって?!」シカやキタキツネはいても熊はいないようでした(たぶん)。その夜は早めに熟睡。あ〜涼しかった。
丹頂の家の朝の名物行事は、朝6時からの早朝散歩です。朝食前に一時間位かけて、ト-さんの解説を聞きながら宿の回りの自然観察をします。今年は新潟の教員ご一家と一緒でした。昨年と比べて冷夏のために牧草の生育が悪く、二番牧草の刈り取りはまだとのことでした。美味しい北海道牛乳ですが、酪農家の方は大変のようでした。道すがら綺麗に咲くエゾフウロ、ホザキシモツケ、ヤナギラン、シロツメクサ(蜂蜜をとりに蜂屋さんが来ます)に心を和ませました。6時半から一年ぶりにラジオ体操をしました。
夏の露都会の垢をそっと拭き

宿の道産馬に乗馬(ユキとエツジュ) エゾフウロが満開

ホザキシモツケ ヤナギラン


さて、ウトロまでレンタカーでGO!




2)釧路からウトロへ
3)知床五湖の自然1
4)知床五湖の自然2
5)網走まで

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