1−07.オフフックについて
電話機の受話器を持ち上げる動作をオフフックというが、アナログモデムもこの動作を行った後に選択信号の送出を行っている。
1)通信ソフト(ダイヤルアップネットワーク)などからホスト、ISP側への接続処理段階でモデムも人間同様受話器を上げる動作を行う。
2)具体的には、モデム内の直流回路インタフェース「Z」(図1-06-1参照)を小さくして電話回線に「20〜120mA」の電流を流すことで電話局電話交換器(または内線電話交換器)に対し電話をかけたい意思を認識させる。
3)電流が流れることによって交換器側がこれを認識すると、アンサーとして「ダイヤルトーン」を返信する。
4)以下、「選択信号送出」処理にモデムは移る。