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1−02.モデムの発信制限


現行のモデム

人の手を介在しない場合、3分間に3回までと決められていました。下の図を参照して下さい。


図1-02-1.

1)回線接続確認時間
  電話回線が接続されているか確認する時間。受話器を上げた時(オフ・フック)した時に聞こえる「ダイヤルトーン」を検出すると2)の工程に移る。検出されない(※1)場合は、ONフックする。

2)ダイヤリング時間(選択信号送出)
  ダイヤルする時間。ダイヤルパルスまたは、プッシュボタンによりダイヤルしている期間。

3)選択信号送出後、リングバックトーンが返ってくる。相手が呼出しに応じない(着信しない)場合、オフ・フック後、60秒(※2)以内で切断されます。

4)オフ・フックからオン・フックの間が60秒以内(ビジートーン後、直ちに再発信)の場合は下の図のような形でダイヤルの発信が行われます。


図1-02-2.

※1:構内回線等内線ではダイヤルトーンが一般加入回線と異なるため検出されない。モデムのプロパティより「トーンを待ってからダイヤルする(W)」からチェックを外すことで改善できます。

※2:気の短い方はこの値を小さくすることができます。※1と同じ項目「ダイヤル時の接続タイムアウト(C)」の値を小さくする(30秒程度)ことが可能です。なお、チェックを外すとモデムハードウェアが持っている初期設定値で動作することになります。また、60秒以上に設定することはできますが、正常には動作しません(前に設定してあった内容が有効になります)。

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990820:追加変更