もどる  すすむ  モデムの部屋目次  Home
  

1−01.56kbpsモデム必要性の有無について


1)次の方は56k対応モデムを購入または、ソフトドライバのアップデートすることをお勧めします。

・NTTの直通回線をご使用の方。
・X2またはk56flex規格のモデムをご使用で、現在の接続スピードが34kbps 以上で接続できている方。
・56Kbpsのホストモデム(X2、k56flex、V.90)対応となっているプロバイダ(ISP)に契約されて いる方 。

2)お勧めできない方
・内線接続(PBX)でご使用の方(一部除く※1)
・56Kbpsで通信できると思っている方。
・56Kbpsのホストモデム対応となってないプロバイダ(ISP)に契約されて いる方(X2、k56flex、V.90)。

3)56Kモデムの実力
実力的には、46kbps〜50.6K程度(直通回線)と考えて下さい。
また、内線接続(PBX)の場合、実力的には、24k〜31.2kbpsと考えて下さい(一部除く※1)

この違いは、NTT電話交換機から端末(パソコン)までの距離が遠くなるほどまたは、電話回線にノイズが乗っているほど通信速度は遅くなります。受話器より雑音があると判断できる場合は、ノイズが乗っていると判断し通信速度についても期待しないほうがよいでしょう。
もちろん、モデムのハードウェアの作込み、ソフトドライバの作込みによって、多少通信速度は前後します。

4)注意
X2、k56flex、V.90は、56kbpsで通信可能とするデータモデムの規格ですが、下り方向(ダウンロード)のみで通信速度が改善されるモデムです。
必ず、56kbps(X2、k56flexの場合56kbps、V.90は53.3kbps)で接続できるものではありません。

モデムにとって影響が発生する微小な雑音でも、「もしもし」−「はいはい」等通話に支障がないレベルであれば、電話回線の回線上の修理改善の対象にはならないでしょう。要するにモデムの通信速度が遅いので回線品質を上げてほしいと頼むのは勝手ですが、直してくれることはないと思います。

なお、56Kモデム同士で通信を行った場合の最大通信速度も内線/外線に関わらず33.6Kbps以下で接続されます。56kbps(ダウンロード方向)で接続可能にするためには、相手のモデムがCSM(セントラル・サイト・モデム)が必要です。

※1(内線電話(構内回線交換機)と外線(NTT回線)の間がISDN等のデジタル回線であれば33.6kbps以上で通信することが可能です。'2000/01/14追加)。



もどる  すすむ  モデムの部屋目次  Home
  



20000114:一部変更追加