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---Today's らくがき---

 ウチの子たち・ファンタジー版。脇を彩る男達・第3弾。今回は、コイツ→の親友2人。
 互いに、それこそ、『あいつが初めて剣を握ったぐらいの頃から知っている』と言うほど、少年期からの古い付き合い。コイツ→ほどじゃないにせよ、やはり2人とも、凄腕&ハイレベルなベテランの強戦士。
Nigel Lem Celoush Az Ionias

Jeffrey Augus 【ジェフ】
 海上貿易と商業で栄える大陸最大の港湾都市カレンツァで、商工ギルドを束ねる若きギルド長。・・・というのが表の顔。裏に回ると、盗賊ギルドの頂点に君臨するギルドマスター。表と裏から、この都市の経済を一手に牛耳る。
 利に敏く、機を見るに敏、したたかで狡猾、抜け目がなく、狙った獲物(取り引き)は逃さない。仕事には厳しく、報酬にはシビアで、裏切りに対する報復は容赦ないが、なんだかんだ言いつつ、面倒見はいい。裏社会では”闇の帝王”の二つ名を持つ。
 シーフの親玉だけあって、敏捷度はピカイチ。(タメを張れるのはコイツ→ぐらいか^^;) 音もなく敵の背後に忍び寄り、必殺の一撃を叩き込む鮮やかな手並みは、他の者には真似の出来ない芸当。(これも、タメを張れるのはコイツ→ぐらい^^;) 動きは鞭のようにしなやかで、バネのような瞬発力を誇る。 Cameron Lee
Nigel Lem Celoush Az Ionias  情報がどこよりも早く、そのため、時に←の目と耳役を務める。無償で渡す事はあんまりないけどな(^^;。
 ←コイツの国と隣接した位置にあり、貿易・商取引も盛ん。普段は、親友同士、困った時はお互い便宜を図って支え合っているのだが、たまに関税やら何やらで揉める事も。
 すらりと引き締まった体躯、長身、都会風の甘いマスクに加えて、人をそらさぬ如才なさ、粋でスマートな物腰(おまけに金持ち)、とくれば、当然、女性がほっとかず(^^;。常に、周囲に女性が途絶える事がなく、また当人も手が早い。「俺は基本的に恋愛は楽しむ主義なのよ」との本人の言葉通り、女性遍歴は非常に華やか。
Myriam Dolis som Armenias  ←は親友の姪で、幼少期から、3人で共に育ててきた保護者の1人。彼女のことは、非常に大事にしており、彼女に向ける目はいつも優しい。
(とは言え、家出された時と、帰ってきた時になんやかやあって彼の運営する大店をぶち壊された時は、さすがにマジギレ)

Hawk Williams Rutherford 【ホーク】
 同じく海都カレンツァの船乗りギルドを束ねるギルドマスター。海上貿易と商取引によって支えられるこのカレンツァで、都市部の商業をジェフが握り、船団と港を彼が握る事で、事実上、彼ら2人がこの都市の支配者となっている。
 愛艦ロンギヌス号を駆り、貿易はもちろん、近海パトロールから海難救助、危険水域調査、航路開拓、果ては海賊・私掠船討伐、時に他国海軍との海戦まで、海上の事は何でもこなす。諸国でも、海域の英雄として知られ、”海の鷹”の二つ名で呼ばれる。直接には、部下はもちろん、陸の者も、敬意を込めて”艦長”と呼ぶ。
Nigel Lem Celoush Az Ionias  ←コイツの国の軍が騎馬隊主体で、海が弱いため、海域の防衛は彼がカバーする。無償でやる事はほとんどないけどな(^^;。

 3人とも、母国は、東の大海を隔てた別の大陸にある、海域の強国。こちらの大陸の列強諸国の全海軍をかき集めてもまだ及ばない、通称”アルメニア大艦隊”(あるいは単に”大艦隊”)と呼ばれる大規模な海軍を有する海の国であり、海の民である。よって、他の2人も、船の扱いに関しては少年期より叩き込まれており、一応、人並みには操れる。
(ホークには「下手くそが!」と言われるけどな^^;)

 彼の父親は、その”大艦隊”の総司令官。操舵技術のイロハから海戦のやり方まで、全部父親にみっちり叩き込まれた訳だ。
 兄弟は彼を含めて4人。長姉を筆頭に、長兄、次兄と続いて、彼は末子である。

 ・・・で。
Myriam Dolis som Armenias  その長姉が母国の第3王子に嫁ぎ、生まれたのが←コイツ。王位なぞ巡ってくるはずもない三男坊の気楽さと、海軍の長という強力な後ろ盾もあって、平穏かつ安泰に暮らしていけるはずだったのだが、ふとしたことから、3人の王子たちの間で争いが起き、やがて武力衝突、←彼女の両親は、その最中に命を落とす。
 彼女自身も暗殺の危機に晒されており、あれやこれやあって、国内では守れない、と踏んだ二人の兄と父は、末弟の彼に幼い姪(孫)を託して、国外に逃がす。
 彼は、気心の知れた親友2人と共に、辛うじて追っ手を振り切り、国境を脱出、なんやかやあった挙句に、大海を超え、こっちの大陸まで渡ってきたのだった。・・・

 姉の忘れ形見である姪を、心から慈しんでいる。母国を出て十数年、お転婆に手を焼き、育て方を間違えた、と嘆きつつも、大切に守り育ててきたが、ある時、3人とも目を離した隙に、コイツは家出(^^;。必死で探し回るも、行方知れず・・・。
 それから幾度目かの夏、ひょんなことから、姪は、若い冒険者ら数名と共に、とんでもない厄介事を携えて、カレンツァに帰ってくる。・・・


 父親の世代までさかのぼると、意外なところで意外な繋がりがあったり。ということで、今回の相関図は、かなり枝葉混じり。

no picture
(前港湾相)
(故人)
―親交―
(隣国)
no picture
(海軍提督)
―主家→ no picture
(第3王子)
(故人)

父子


父子

夫婦

┌―
――――― ―――― Ludwica Marcel (Ludwig Aulerius la Marverich)
祖父・孫
no picture
(長姉)
(故人)


敵対

兄妹


母娘

姉弟


Ares Rosenthal Au Adorius ―夫婦― Sarla Fledesyone (Sariallena Euleria la Marverich) ←敬愛― Myriam Dolis som Armenias ―叔父→ Hawk Williams Rutherford ―┐

宿敵



友人
片恋
―――
└保護者
―親友

親友

├┐
||

└―

――┼――
―――― Colin Barton ←支援― Nigel Lem Celoush Az Ionias ―親友― Jeffrey Augus ||
―┘|
――
――
――――
――└――
――
―同盟―
――┼――
――└――

――――
――――

――┘――
―――――


―協力―


―――――
――
――
――┘



 ぐは。長い(^^;。誰だよ、端折るとか言ってたヤツは。
 強くて、かっこよくて、いい男で、大好きなキャラなので、つい調子に乗りました。全部読む人、果たしているのだろうか・・・。いないかもな・・・。ま、いいや。何度も言ってる通り、これは、描いてる本人 だけ が楽しんでるシリーズだから(^^;。
 今回は思い切って地名もちょこっと出してみたり。紹介つーか解説つーか、コメントを詳しく書くにつれ、地名を出さないと説明に窮したりするんだな。ま、誰が読んでる訳でなし、どうでもいいっちゃあいいんだが。いっそ、そのうち地図でも付けるか(笑)。

 固い信頼で結ばれた男たち、というシチュエーションも実に好きだったり。それが、腕の確かな、頼もしい男たちなら尚の事。時に激しく対立し、どれだけ罵り合おうとも、危機となれば必ず駆け付ける――根底には、何があろうと決して揺らぐことのない確かな信頼感――憧れますな。

 で。
 結局、この1年、こっちに掛かり切りか。予想通り、Galleryほったらかしやったな(^^;。来年は、いい加減、向こうもなんとかしようと思いつつ。そう、たぶん、来年も、このシリーズ続くのさ(^^;。
(2005.12.12)

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