祐信ミューゼアム

雨宮冗快さんの切り絵

雨宮冗快さんは埼玉県松伏町在住のきり絵作家です。
仙台の須永晃仁和尚の紹介で知り合い、いっぺんに彼の作品が好きになりました。
鮮明な写真でないのがとても残念ですが、これは初めて譲ってもらった「おいでおいで」という作品。
どうしても欲しいという人が幾人かいたので、実物は無理だから写真にしてあげたら、どこの家でも幸運を呼ぶ絵になっているみたいです。
雨宮さんは正幸というのが本名です。
仙台の須永和尚の「お坊さんになったら楽しい」というひと言で、1998年6月に得度をしました。お坊さんの名前が「冗快」です。
これは「突風」と「落雷」。「風神」「雷神」のイメージです。
ぼくと同じでお酒が大好きです。
今度遊びに行くよって電話をすると、何よりもまず尋ねられるのは、つまみは何がいいかってことです。
これは「ほろよい羅漢」。
こんなお坊さんたちの中でずっといたいです。
出会った夜の酒の席で、いつかぼくの寺の本堂で個展をしようという話で盛り上がりました。
その個展は1999年の秋、
長谷寺の大法会のプレイベントで開催されました。
上の「ほろよい羅漢」と対をなすのがこの「遊び羅漢」。
この2枚はぼくの「両界曼荼羅」です。
雨宮さんは、かつてはすごく精密なきり絵を作っていましたが、
いまはこんな穏やかな作品が多いです。
寺の壁を彼のきり絵でいっぱいに飾って
「きり絵寺」なんて呼ばれたいというのが、ささやかな願いです。
これは「空とぶ六地蔵」。
時々こういう作品を送ってくれます。
鳴門の名産の梨を送って、
坊主仲間の分け前ですって添えたら、
このきり絵が届きました。
ぼくらみたいなやくざな坊主は、
山賊や海賊みたいなもんじゃなかろうか。
左が雨宮さん、真ん中は仙台の須永和尚で、
右の一番お坊さんらしくないのがきっとぼくです。
この作品は、「百日紅」31号に掲載されています。
こういう遊びはぼくも大好きですね。
ムンクの「さけび」は、絵のなかのムンクが叫んでいるわけでなく、誰かの叫び声が聞こえて耳をふさいだところだと、文化の日のBSの特番でやっていました。
この作品は、99年お正月発行の「百日紅」32号に掲載されました。
これは1999年春に譲ってもらったものです。
「がき曼荼羅」というタイトル。
だんだん彼の作品が増えてきました。書斎だけでは壁が足りないので、廊下にも飾っています。
いつか「きり絵寺」なんて呼ばれるようになるかも知れません。
コレクションが増えたら、自分の美術館を持ちたいという
気持が少しだけ分かります。
ここまで見てくれた人にだけ、
ぼくのもうひとつのコレクション
をお見せします。


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