craft  革工芸のこと

少しばかり革工芸について書いてみます。
原皮を加工することで革が出来上がります。その革を素材にして
私達の身のまわりの生活用品を手作業で作りあげる事を
革工芸といいます。手作業ということは、作る意思が作るものに入る
という事ですから、出来上がったものには、出来あがりがどうであれ、
それなりに愛着がわいてきます。
愛着のあるものが、身の回りにある生活。
そんな生活って気分のいい生活だと思いませんか?
革工芸ってそんな気分のいい生活を演出する手段になる作業です。

ついでに作品の作り方も少し書きます。
画像による解説は
こちらをご覧下さい。

まずヌメ革を用意します。
ヌメ革はたとえば、東急ハンズとかに置いてありますから、適当なの
を買ってきます。革用のオイルがあったらそれも買ってきます。
水も用意します。で、作業を始めます。
まずヌメ革に水を含ませます。すると革が粘土状になります。
つまり可塑性が出てきます。その可塑の状態のまま革にいろいろな
加工を施すと、革の水分が蒸発した後に、加工したままの形態が革
に残ります。革が水を含むということは、革がどんな染料をも含むという
ことですから、どのような染料にも革は染まります。
どんな色にでも革は染まります。
で、最後に革にオイルを塗りこんで磨いてみるとヌメ革の光沢が美しい
作品の出来あがりとというわけです。

以上に書いたのは要約です。要約ですからよく分からない。
という方は続けて読んでください。革工芸の方程式です。

1 まず、作りたいものをデザインします。(完璧にデザインします。)
2 革を大雑把に裁断します。(正確に裁断してはいけません)
3 染色します。(求める色よりは多少濃い目に染色します。)
4 裁断します。(正確に裁断します。)
5 仕立てをします。
6 エッジ処理をします。(丹念にします。)
7 仕上剤で仕上をします。
8 ボタン、金具等必要なものを取り付けます。
9 完成。

1〜9までは順序です。順序を間違えると失敗することがあります。

例えば他にヌメ革の入手が困難で、どうしたらよいのか。染色法を
もっと知りたい。仕上の仕方は。などなど分らない事はメール、
または掲示板でお気軽にご質問下さい。
出来る限りの返答を致します。

what's new(新作)  展示室  革工芸のこと  革工房うえすとのこと
作り方教室  リフォーム  無料プレゼント  おすすめのリンク   Q and A  PRIVATE
ひとりごと  レザークラフト教室のお知らせ  伝言板  販売法に基づく表記

お問い合わせはこちらまで