※note
・注1:骨髄移植について
医師か骨髄移植を経験した方以外は気付きはしないでしょうが、本編中 <骨髄移植> のシーンについて一部奇妙な部分があります。つまり、ドナーが見つかってから実際に移植が行われるまでの時間が極端に短いのです。
これは物語の舞台が2018年と15年以上の未来であり、その間に医療技術が発達しているであろうこと、それから物語上の都合を考慮した結果です。2001年現在の日本であればドナーが見つかってから実際に移植が行われるまでは、数ヶ月はかかると思ってください。
>
補足1:日本骨髄バンクは、コーディネート開始から移植までを平均約200日としています
補足2:緊急コーディネートという方法では、最短で3ヶ月で話を纏めたケースがあります
補足3:1,2ともに、国内での話です。海外では更に短期間で話を纏めたケースがあるでしょう
・注2:骨髄移植について
骨髄移植を受け退院した後のユウタの精神的・心理的な反応は、1994年にAMLで実際に骨髄移植を受けた『チャイルドB(ジェイミー・ボウィン)』のケースを参考にしています。
これに関しては『JAYMEE:The story of Child B: Copyright 1996 by Sarah Barclay. Japanese translation rights arranged with Sarah Barclay. c/o A.P.Watt Limited,London through Tuttle-Mori Agemcy,Inc.,Tokyo. (c)Yoshiko Yamamura,Printed in japan,1998』の内容をほぼそのまま当て嵌めています。
・注3:DLTと骨髄移植推進財団
本編中、森緒医師の口から語られるDLT関連の財団とのやり取りは実話に基づきます。今から手に入るかは分かりせんが、これに関しては「東京の会通信」第84号(1999年4月号)の記事を参考にしています。ちなみに、日本で <DLT:ドナー・リンパ球輸注> が正式実施されるようになったのは2000年の1月からです。