※note
・世界の骨髄バンクと、その歴史について
今回、本編中でセラピストが語った『アンソニィ・ノーラン研究所(ANRC)』及び『ローラ・グレイヴィス骨髄移植財団』の話は全て歴史的事実に基づいたものです。1990年、ANRCは <ラウンドテイブル> の資金援助を受けて新築、現在はロンドンにある王立フリー病院の敷地内に巨大な施設を構えています。また、アメリカ最初の骨髄バンク『ローラ・グレイヴィス骨髄移植財団』は、白血病で亡くなったローラ・グレイヴィスの父親が設立したもので、現在これは成長の結果 <アメリカ骨髄プログラム(NMDP)> として、ドナー登録数200万を誇る世界最大の骨髄バンクとして君臨しています。
・参考文献
『骨髄バンク 「一人のために」から「みんなのために」へ』
著者:十字猛夫 中公新書1219 (C)1994
『骨髄バンク入門 -Give Marrow Create New Life-』
著者:佐治博夫,十字猛夫,高橋孝喜 あいわ出版 (C)1990 H.SAJI,T.JUJI,K.TAKAHASHI
多少、専門的な領域にも踏み込んでいますが、 <骨髄バンク> についてより学んでみたい方は、上記の2冊をお薦めします。特に一冊目の <骨髄バンク> は非常に内容的にも充実していますし、著者である十字猛夫氏の名前は、国内の白血病や骨髄バンクについて学ぶ内、幾度となく目にしました。この分野では世界的にも著名な人物のようです。しかも700円と、奥様も納得の低価格。非常にお求め安いご提供となっております。