にがうり(苦瓜)は、沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古島では「ゴーラー」、八重山地方(石垣島や西表島など)では「ゴーヤ」、九州では「レイシ」「ニガゴリ、ニガゴイ」などとよばれている代表的(沖縄方面では)な1年生の夏野菜です。正式和名は「つるれいし(蔓茘枝)」といいます。ゴツゴツしたダイナミックな外観と力強い緑色は、食べずともそのエネルギーが伝わってくるようです。現在はハウスものも出回っていますので1年中食べることができるようになりました。
大きさはまちまちで、那覇で売られている太くて巨大なものから、関東でよく見る長細いもの(これは九州産が多い)まで、いろいろあります。 何年か前までは、関東などではめずらしい野菜で、売っている所も限られていましたが、NHKテレビの連続ドラマ「ちゅらさん」以降、ゴーヤーブームが起こり、今ではどこででも手に入れることができるようになりました。 味はその名の通り、苦味が売りの野菜です。この苦味は沖縄でも子どものうちは苦手なようで、大人になってようやく食べられるようになるみたいです。まさに大人の味。でも、この苦味こそがおいしさなんですよね。
もちろん、体にもたいへん良く、食欲のない時や、疲れたときに食べると、もりもり力がわいてくるような気がします(あくまでも)。暑い夏のせいでバテ気味の時にゴーヤーチャンプルーをおかずに夕食を食べると次の日はなぜか調子がいいんですね〜。
にがうりがどこで生まれて、どうやって日本に渡ってきたのでしょうか?
現在流通しているにがうりには、どんな種類があるのだろう?
にがうりは、体に良さそうだけどどんな栄養があって、どのように体にいいんだろう? |