にがうり(苦瓜)は、沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古島では「ゴーラー」、八重山地方(石垣島や西表島など)では「ゴーヤ」、九州では「レイシ」「ニガゴリ、ニガゴイ」などとよばれている代表的(沖縄方面では)な1年生の夏野菜です。正式和名は「つるれいし(蔓茘枝)」といいます。ゴツゴツしたダイナミックな外観と力強い緑色は、食べずともそのエネルギーが伝わってくるようです。現在はハウスものも出回っていますので1年中食べることができるようになりました。
 海外では、主にインド、バングラディシュや東南アジア諸国で普通に食べられている野菜です。フィリッピンでは「アンパラヤ」と呼ばれています。

 大きさはまちまちで、那覇で売られている太くて巨大なものから、関東でよく見る長細いもの(これは九州産が多い)まで、いろいろあります。

 何年か前までは、関東などではめずらしい野菜で、売っている所も限られていましたが、NHKテレビの連続ドラマ「ちゅらさん」以降、ゴーヤーブームが起こり、今ではどこででも手に入れることができるようになりました。

 味はその名の通り、苦味が売りの野菜です。この苦味は沖縄でも子どものうちは苦手なようで、大人になってようやく食べられるようになるみたいです。まさに大人の味。でも、この苦味こそがおいしさなんですよね。

 もちろん、体にもたいへん良く、食欲のない時や、疲れたときに食べると、もりもり力がわいてくるような気がします(あくまでも)。暑い夏のせいでバテ気味の時にゴーヤーチャンプルーをおかずに夕食を食べると次の日はなぜか調子がいいんですね〜。


にがうりがどこで生まれて、どうやって日本に渡ってきたのでしょうか?


現在流通しているにがうりには、どんな種類があるのだろう?


にがうりは、体に良さそうだけどどんな栄養があって、どのように体にいいんだろう?