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●長さ2m以上の支柱:2〜3本
●丈夫なヒモ(麻ヒモや凧糸などが適当)
●園芸用のネット。
●園芸用整枝テープ(写真の左)
 または、ビニタイ(ビニール皮膜の針金)(写真の右)

 

支柱は園芸用の支柱で長さ2m以上のもの、または竹竿や木の棒でもかまいませんが、しっかりとベランダのフェンスに縛り付けます。地域によっては台風や大風が来ることがあるので必ず固定してください。
●次に、支柱の上部を互いにつなぎ合わせます。このヒモには、にがうりの全重量がかかるので、太めのしっかりしたものを使います。細い場合は、2〜3重にします。支柱も状況に合わせて複数本立ててください。
●上のヒモに園芸ネットを張ります。(園芸ネットには上下用のヒモが付属していますので、これを使うといいでしょう)
●複数のプランターで栽培するときも上記のセットを増やすだけです。
 

 
にがうりは蔓を伸ばして成長しますが、こちらの思った通りの方向に伸びるとは限りません。そこで、園芸用テープやビニタイで整枝してあげます。このとき、あまり強く縛らないよう気をつけてください。
また、伸びが早い時期はかなり混雑して互いに絡み合ったりしますので、この場合も整枝してあげましょう。
※注意:にがうりはベランダのフェンスにも絡みつこうとしますが、フェンスは太陽の熱で高温になりますので。特に太いものや色の濃いものは避けてください

一回目は、全体が50cmくらいに伸びた頃。次は実が付きだした頃。以後は収穫時期に2週間に1回くらいで根本を避けて追肥します。肥料としては、油粕、鶏糞、堆肥、ハイポネックスなどの化学肥料を少量与えます。多肥はさけます。(せっかくですから化学肥料等は使わないで自然派でいきましょう)

プランターは水分の蒸発・流出が早く、しかも伸び盛りはよく乾くので水やりはこまめに行います。水分が足りなくなると葉っぱがしおれてきますので、忘れずに行ってください。特に盛夏など朝・夕と水やりが必要な時もあります。

にがうりは病害虫には強いので、特に問題はありませんが、まれにアブラムシや青虫等が付くことがあります。この場合は状況によって薬剤を散布してください。(本当にまれですのでご心配なく、虫等に弱い方も安心して育ててください)

直径2cmくらい、5枚の花びらを持つ黄色い花が次々と咲きます。はじめは雄花がほとんどですが、次第に雌花が増えてきます。雄花は咲いて1日で、ポトンと下に落ちてしまいますが、雌花はなかなか落ちません。
また、花がたくさん咲いている早朝は、ほのかな良い香りがします。

にがうりの花は、かなり目立つのか小さな昆虫たちが頻繁にやってきて、受粉の手伝いをしてくれます。この昆虫たちの観察をするのもおもしろいものです。
しかし、高層マンションや都会のアパートベランダなどは、受粉の手助けをしてくれる昆虫がすくないので、人工授粉をしてあげる必要もでてきます。やり方は簡単、雄花の中の「おしべ」と雌花の中の「めしべ」をくっつけるだけです。
 

種まきから約2ヶ月で収穫できるようになります。ゴーヤーの表面のイボイボがふくらんできたら適齢期です。欲張ってがまんしていると写真右のように黄色くなって、終いには破裂してしまいますのでご注意を。ちなみに破裂すると、種の周りが赤くなっていますが、これはこれで食べられます。甘い味がします。
黄色くなったゴーヤーは、きれいですが青い時と比べて栄養価が半減しますので緑の(白ゴーヤは白い)うちに収穫しましょう
 


※ここで説明した方法が唯一の方法ではありません。予めご了承ください。 また、不明な点がありましたらご遠慮なく掲示板までお問い合わせください。

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