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●マンション住まいや、戸建てでも栽培する畑がない場合は、プランターでの栽培をおすすめします。陽当たりさえ良ければスペースが限られているベランダなどでも問題ありません。
 

栽培を成功させるには土作りが最重要です!

●まず必要なものは、土とプランターです。出来れば前ページの苗を育てる前に土壌を良くするために、約3〜4週間前から熟成させると良質な用土になるようです。というのは、プランターでは畑と違い限られた土で育てなければならないからです。また、土は下記のような性質を備えていなければなりません。
 
●根がよく張りめぐること。
●プランターは頻繁な灌水が必要ですが、これによって土自体が固く締まらないこと。
●灌水によって肥料が流れださないこと。

 
この3点を満たすための用土を作るためには次の3種類の土を混ぜ合わせて作るとよいでしょう。
これらは園芸店やホームセンターで手に入ります。
(1)園芸土、(2)腐葉土、(3)赤玉土、
(4)牛糞などの肥料、これらをプランターに入れる前に6:2:1:1くらいの割合でよくかき混ぜます。(厳密な割合ではありません)
混ぜるのが面倒な方は、そのまま使える「野菜用土」でもかまいません。
プランターは、長方形のもので20リットル以上のもの、丸形のものは直径30cm以上で深さがあるもの(40cm以上)など、ベランダに合わせてなるべく大きめで二重底のプランターを用意してください。たくさん育てたい方は、複数用意するといいでしょう。




●土の熟成

用意した用土をプランターに入れる際、排水を良くするために底にごろ土を敷いて土をいれます。その後さらにスコップなどでかき混ぜて空気を入れるようにします。
また、にがうりは酸性土壌を嫌いますので、場合によっては、写真のような園芸用石灰をよく混ぜておきます。量は大きめの長プランター(50リットル:長さ80cm)でコップ半分くらいです。
あとはこのまま定植まで熟成させるわけですが、裏技を一つ。
それは、毎日出る生ゴミを時々混ぜるのです。私はさらに愛犬の糞も入れちゃいます(くさくないので)。実際これは効果がありますが、この場合は1ヶ月程熟成させた方がいいみたいです。

 


●土の熟成が終わったら苗を植えましょう

さあ、いよいよプランターに移します。前のページでもふれましたが本葉が2〜4枚になった時が移植時期です。あまり大きくなりすぎたりすると、根の活動が悪くなります。移植するときは、根や周りの土がくずれないよう、丁寧に扱ってください。
●肥料ですが、上記のような生ゴミなどを入れた場合は不要ですが、そうでない場合は堆肥(2にぎり)や油粕(大さじ1)などをプランターの下部にいれておきます。
 


●丸いプランターの場合

丸いプランターに植える場合は1株だけにして真ん中に植えます。植え終わったら、周りの土に灌水します。


●長いプランターの場合

容量20リットルの中くらいのプランターの場合は、2株、50リットルの大きいプランターの場合は3株くらいが適当です。それぞれ、苗の間隔は30cm以上離すようにして植えてください。植え終わったら、周りの土に灌水します。
 



●支柱について

苗の長さが短いうちは、園芸用の細い支柱(長さ40〜50cm)を根から少し離して立てます。このあと、本格的な支柱やヒモなどを使った棚を作りますので、この支柱はなくてもかまいませんが、苗が小さいうちは風などの外的要因で倒れそうになることもあるので、その用心のためです。
 
 



●ツルが出てきたら、いよいよ本格的な準備を

順調に苗が育ってくると。どんどんツルが伸びてくるようになりますが、その前に本格的な支柱を用意しましょう。
育てる場所によって支柱の作り方も変わりますが、ここではマンションなどのベランダに的を絞って話をすすめますので、他の場所の方はいろいろ工夫してみてください。

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※ここで説明した方法が唯一の方法ではありません。予めご了承ください。