はじめに
プラレール車両単品の紹介も、初期箱からEC箱まで終わってひと区切りついたので、次はセット物の紹介を行っていきます。
本来、もっと早く着手するするつもりだったのですが、当初、以前に撮った写真をスキャナ取り込みして使うつもりで作業を進めていたところ、結果があまり芳しくなかったので、全てデジカメで、撮影し直すことにしました。その為、作業が大幅に遅れてしまい、1998年も末になってやっとページの作成に取り掛かることが出来ました。お待たせして申しわけありませんでした。
一応、セットのふた、中身の写真と、車両やストラクチュアーのディスプレィした状態を組み合わせてご紹介する考えです。
また、友人が所有しているセットについても写真があるものについては、スキャナ取り込みしたものを使って、ご紹介します。
時代順に古いものから紹介してゆきたいと思いますが、第1回目は、「プラレール」という商品名が付く前のごく初期のものを「前プラレール時代」として、お見せいたします。(今回の写真は、以前撮影したものを使っています。)
また、生産時期につきましては、「プラレールのすべて」に掲載されています生産年表を参考にさせていただきました。
プラスチック汽車レールセット(2種)
(1959〜1968年頃)
いずれも、プラ汽車+貨車4両にレールがセットされたもの。シンプルなパッケージに時代を感じる。
右のセットの方が、若干時代が古く、汽車の連結器も金属製で、レールのカラーも違っている。(うすい水色)
手ころがしの為、急勾配の坂レールが入っているが、よく見ると、2つのセットで微妙に形が違う。詳しくは、こちらのページヘ)
セットB | セットA(こちらの方が古い) | プラ汽車、貨車4両、水色のレール |
プラスチック夢の超特急レールセット
(1964〜1968年頃)
手ころがしのショーティなひかり号が入っている。付属しているのは、プラ汽車と同じタイプの坂レール。
手ころがしのものは、これ以降発売されていない。(詳しくはこちらのページヘ)
セット内容:ひかり号、急坂レール | 車両、パンフレット |
電動超特急ひかり号セット (1964〜1969年頃)
私の所有する電動物のセットでは、1番古いもの。もちろん、入っているのは初代の赤白ひかり号。
モーターで自走して登れるよう、坂レールの長さが2倍くらいになり勾配も緩くなっている。(ただし、今の坂レールとは別物)
ホームや植木などのストラクチュアーもセットされ、プラレールらしい雰囲気が出てきている。(詳しくはこちらのページへ)
セット内容:ひかり号、坂レール、ホーム、高架レール | 車両、ストラクチュア |
プラ汽車レールセット(1964〜1969年頃)
プラ汽車のセットとしては、かなり後期のもので、おなじみの急坂レールの他に、駅や立木も入ったデラックスなもの。
箱のラベルもカラー刷りになっている。箱自体はオレンジ色のベーシックなもので状態もかなり良いです。(^O^)
オレンジ1色の箱は発売後約10年間続いたがこの次の時代になると、印刷技術の進歩により箱の全面がカラー刷りにる。
かなり貴重なセットです。(黄色のプラ汽車も欲しいですけど)
セット内容:プラ汽車、駅、Y字ポイント、急坂レール、立木 | |
箱のラベルのアップ、色遣いがいいですね | プラ汽車いいですよね〜 |
プラ汽車は赤色のタイプ、貨車4両付きで連結器は後期のプラ製のもの |
電動超特急ひかり号セットNO.2(1969年頃)
2つ上のセットのマイナーチェンジ版。基本的には同一の内容だが、高架レールがなくなり、かわりに遮断機と信号がセットされている。
坂レールは、まだ上り坂がほとんど直線の旧タイプ。
外箱もカラー印刷が導入され、現代風になってきている。「プラレール」の商品名が入る直前の時代のもの。
セット内容:ひかり号、坂レール、ホーム、しゃだんき、信号 |
この時代のレイアウト写真です(箱より) |
電動プラ汽車セットNO.2(1969年頃)
上の電動超特急ひかり号セットと箱のデザインが同じであり同時期に発売されたものと思われる
セット内容も車両意外はほとんど同一の内容となっている。
プラレール博物館としては、初の電動プラ汽車の入ったセットなので入手できてとても嬉しい。
セット内容:電動プラ汽車、坂レール、ホーム、しゃだんき、信号 | |
この時代のレイアウト写真です(箱より) |
電動プラレールデラックスセット(1964年頃)
ビンテージプラレールのビッグアイテム!
超特急ひかり号とプラ電動電車赤の2編成、そしてパノラマトンネルまで入った豪華セット
箱の造りは古いが、「プラレール」という商品名が入っている
ただし、メリーゴーランドマークが入っていないので、前プラレール時代に分類した
坂レールは、まだ上り坂がほとんど直線の旧タイプ。
「プラレール」の商品名が入った最初のセットではないかと思われる
セット内容:ひかり号、プラ電動電車赤、パノラマトンネル、坂レール、駅、橋げた、Y字ポイント、松の木、信号、遮断機 | |
組み立てた状態のイメージ写真:セットのものより多少部品が追加されてます |
友人所有のセットの紹介
左:電池で走るプラ汽車レールセット
電動プラ汽車黒と珍しい黄色の貨車が入ったセット。
「電動」ではなく「電池で走る」となっているのが古さを感じさせる。電動プラ汽車のセットの最初のものと思われる。
右:電動プラ汽車セットNo.1 (1961〜1966年頃)
私が1個も持っていない電動プラ汽車の入ったセット(欲しい!)
外箱が、カラー印刷になっており、上の「電動超特急ひかり号セットNo.2」とほぼ同時代のもの。
No.1という事は、2や3もあるのだろうか…。
電池で走るプラ汽車レールセット | 電動プラ汽車セットNo.1 |
番外:ハイウェーセット
プラレールではないのですが、プラレールのルーツとなった記念すべき製品なので、あわせて掲載しました。
(詳しくはこちらのページヘ)
セット内容:木製自動車6台、急坂レール、はしげた | 車両と急坂レール |