幻の逸品展示室(その2):プラスチック汽車レールセット


プラレールの第1号と言われているのが、このプラスチック汽車です。1959年発売とされています。この頃はまだプラレールというブランドは無く、プラスチック汽車とかプラ汽車と呼ばれていました。トミーという社名もまだ無く、前身のとみやま商事の名前が箱に書いてあります。動力は付いておらず、手で押して遊ぶ物でした。そのためか、付いている坂レールも急勾配で、後年の動力付き車両では逆に登れないため、しばらくして緩い坂レールが開発されたようです。レールの成型色も独特の水色となっており、メーカーとしての試行錯誤ぶりが感じられます。箱もオレンジ一色の地味な物で、紙シールで製品名を貼ってあります。

外箱(オレンジの箱に紙シールが貼ってある) 中身(汽車、貨車4両、レール一式) 会社名、マーク
汽車、無蓋車、有蓋車、タンク車、材木車の5両
汽車とレール 汽車アップ