セルギャラリー 22
1977年10月29日-1978年5月27日
私は基本的に自分が好きな作品や好きな作画監督の回のセルしか集めていません。
つまり!誰もがみんな知っている♪アニメのセルは私はあまり持っていないのです。
そう!私が好きなアニメはマイナーというか
私が好きになったアニメは何故かマイナーになってしまうのです~
よよよ
そんなん、さておいて~
「若草のシャルロット」でっす♪
キャラクターだけ見ると東映動画調ですが制作は日本アニメーションです。
何故、東映調に見えるのか?というと答えは簡単!
キャラクターデザインが長い間、東映で原画やキャラデザインをされてきた高橋信也さんだからです。
氏がキャラクターデザインで手がけられた作品は「ひみつのアッコちゃん」「魔法のマコちゃん」「さすらいの太陽」
時代が下ると「ヤマトよ永遠に」などが有名です。
日本アニメーションという会社は「母をたずねて三千里」「ペリーヌ物語」「赤毛のアン」など
「名作モノ」という印象が強いですが、
「少女モノ」は他に「女王陛下のプティアンジェ」「はいからさんが通る」などを制作しています。
ぢつは・・・「ロボットモノ」も制作しておりまして
「超魔術ロボギンガイザー」
「ブロッカー軍団Ⅳマシーンブラスター」があります。
こいつら↑凄いんだ (^_^;)
あえて書かない事で汲み取ってやって下さい。
ご存じの方は、あまりおいででないと思いますが
アニメ放映中には「ちゃお」で6回に渡って連載されていました。
ママに会う所で連載は終了してしまい単行本にはなっていません。
原作 雪室 俊一
まんが 時松 早苗
(敬称略)
「若草のシャルロット」は全30話ですが、シャルロットの服は数種類あります。
ジーンズ・スカート・水夫・白いロングドレス・喪服・パジャマ・ガウン
乗馬服・ピンクのコート・少年船員・お屋敷から逃亡した時の服など
着たきりスズメが多いアニメキャラの中では(変身するわけでもないのに!)多い方ではないかと思います。
この服はカナダで良く着ていました
この顔は水村 十司さんの作画監督回です
これも水村さんですね!
水村さんはキャラ表に忠実な絵を描かれる、まさしく職人!
「花の子ルンルン」でも一番、キャラデザインの姫野さんに似た「絵」を描かれていました
シャルロットの目は枠だけがトレスマシンの黒で
あとは緑の色トレスでそれが少女漫画・漫画しています
パリで着ていた服(13話-19話)
この肩に乗っているのが
「シャルのマスコット♪スピカ」で
番組が終了して「若草のシャルロット」という冠がはずされても生産されていました
あげくにはスピカの家族やカラースピカなど、どえりゃ~モノまでありまして
小学校の裏門辺りで売っていそうです<え?今、ない?こういうの?
キャラデザインの高橋さんは本編にはノータッチのようです
高橋さんは、OPとEDのみ作画に加わられたようで「目玉が落ちる」
と、いわんばかりのデッカイ目のシャルを描かれていました。
割と良く着ていたジーンズ姿
26話「夕焼けのマリー」
北島 信幸さんが作画に加わるときっちりとした顔です
珍しい3段カゲです
「シャルロット」(通称シャル)の話なんて知らんべというあなたの為に
簡単にストーリーを書きますと
簡単に言うと前半が
シャルロットのパパが亡くなり、カナダからフランスへ渡ってのママ捜し
後半が
カナダへ帰ってきたシャルとママの話で
それだけ聞くと名作アニメや童話で聞いた事のあるような話ですが
全て脚本の雪室 俊一さんのオリジナルです。
シャルロットのパパ(アンドレ)はフランスの名門貴族モントバーン侯爵家の跡取りでした。
そこに出入りしていた仕立屋の娘シモーヌと恋仲になりますが
モントバーン侯爵が身分の違いから大反対。
シャルが産まれたあとに、シモーヌはアンドレの財産目当ての婚約者ミレーヌによって屋敷を追い出されてしまいます。
そしてアンドレは貴族の生活を捨てシャルロットとカナダに移民したのです。
(この辺は1・14-16話で明らかになります)
15-16話は演出・作画とも◎で必見!
そして1話。
シャルロット12才の誕生日から物語は始まります。
牧場で働く幼なじみのサンディ
シャルロットを影ながら助けるナイト
(実はミレーヌの弟、姉がしたことを償う為、シャルを助ける。本名は不明)
フランスの貴族社会に生き甲斐を見い出せないルイ
貴族の養女になった劣等感から「いじめが生き甲斐」と言ってはばからないマリー
他、様々なキャラクターが
「若草のシャルロット」を彩ります。
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ファースト&ファイナルシリーズという
1話と最終回だけが入ったビデオも1996年に
発売されました
最終回の作画が良くない!ぷん!
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セルで思い出すのは東映動画で「シャルロットのセルが欲しいわ~」と言っていた頃
(と、言っても一緒に行動していた聖子ちゃんが「バクシンガー」を集めていた頃ですから1982年です)
大学生風の男性に「ボクのうちにシャルロットのセルなら沢山あるから遊びにおいでよ♪」と
誘われて京急の大鳥居の近くの、マンションに行った事があります。
私は18才で聖子ちゃんが15才でしたが
ノコノコ行きまして<あんたバカ?
ま、何事もなくタダで「シャルロット」「アンジェ」のセルを
合わせて80枚位もらっちゃいました。タダで。
そのタダでいただいたセルは結婚する時に手放してしまいました→売ったとも言うな (^_^;)
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放映開始時の番宣ポスター |
声優さんですがシャルは横沢 啓子さん(現在はよこざわ けい子)
他には「はいからさんが通る」の花村 紅緒「天空の城 ラピュタ」のシータ
「ドラえもん」のドラミちゃんも有名です。
横沢さんの声は話始める前に「力が入る」のが特徴で
キャンキャンした印象になりますが、これは12歳のオテンバなシャルロットに合っていました。
ママの坪井 章子さんは池田 昌子さんと間違われる事が多いですが、
落ち着いた女性らしい声の方でナレーターのお仕事が多いですね。
シャルロットでもシモーヌとナレーターの二役でした。
ミレーヌの弥永 和子さんは「闘将ダイモス」のライザ
「新・エースをねらえ!」の緑川 蘭子など勝ち気な役どころが多いです。
マリーは意外な方で信沢 三恵子さん
「母をたずねて三千里」のフィオリーナ「未来少年コナン」のラナが有名ですが
変わったところでは「無敵鋼人ダイターン3」のコロスがあります。
主題歌はかおり くみこさんで
堀江さんの弾けた声も大杉さんの愛らしい声も好きだけど
かおりさんのややハスキーな声がカラオケで唄い易く好きです~!
劇場版「銀河鉄道999」の「やさしくしないで」
「闘将ダイモス」の「エリカのバラード」もかおりさんでした。
「キャンディ・キャンディ」ほどネームバリューはない「少女モノ」ですが
真面目な作りで「ハロー!サンディベル」や「メイプルタウン物語」と並んで今でも好きな作品のひとつです。
2001年3月15日作成
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