八千代市保育園父母会

連絡会ニュースNo.25

2000年 7月17日(月)発行

八千代市保育園父母会連絡会広報部

[大和田南民営化関連報告&2000要望項目]

公設民営化モデル園実施に関する要望書、7/10提出

〜6月アンケート意見・7/5説明会回答などを踏まえてまとめました。〜

7月10日[月]児童支援課を通し、受諾法人選考委員会石井委員長宛に、公設民営化(モデル園)実施に関する要望書を提出しました。これは、皆さんにご協力いただいた6月アンケートの意見集約、大和田南保育園保護者会要望書(6月27日付で市長宛に提出)、7月2日の定例運営委員会での検討、さらに7月5日の大和田南保育園説明会での保健福祉部回答(後日文書回答もするとのこと)を踏まえてまとめました。

現在、市側から伝えられている今後の日程としては、7月12日(水)受諾法人選考委員会を経て、7月中に『引継ぎマニュアル』をまとめ、8月1日付「広報やちよ」「ほいく通信」(雑誌)を通じて全国公募(8〜9月)し、11月初めに法人を決定、2001年1〜3月の3ヶ月間の引継ぎ保育期間後、4月から完全民営化とのことです。但し、7月5日の大和田南保育園説明会にて、父母から要望の出た『東大阪市方式の公立職員一定期間出向対応』については、「調べて検討する。」と回答されています。

連絡会ニュースNo.24(6月6日発行)」以降の連絡会活動

  1. 6月 9日(金)6月市議会民生常任委員会傍聴[父母3名参加、傍聴記録あり]
  2. 連絡会2000年度アンケート実施[次号特集予定、集約結果は7月2日の運営委員会にて参加者に配布済、各園記述意見回答は園毎に増刷活用下さい。]
  3. 6月18日(日)県保問協2000年度第1回父母会部会[1名参加]
  4. 7月 2日(日)第2回運営委員会[公立12園全園より30名!参加]
    1. 大和田南保育園民営化に伴う行政への確認事項検討
    2. 補足資料として、大和田南保育園保護者会6月27日付市長宛要望書活用

    3. モデル園実施に関する受諾法人選考委員会への要望書検討
    4. 『ちいさいなかま』購読推進の件
    5. 7月5日(水)の連絡会としての対応について     など

  5. 7月 5日(水)大和田南保育園民営化保護者説明会[該当園保護者+各園代表者]
  6. 7月 9日(日)県保問協2000年度第1回運営委員会[会長参加]
  7. 7月10日(月)受諾法人選考委員会石井委員長宛で要望書[一部抜粋を後述]提出
  8. 7月23日(日)第3回運営委員会、「2000年度要望書(案)」検討予定。

 

公立園職員の一部を一定期間出向させ、段階的移行を!

〜東大阪市の公立保育園民間委託を参考に、要望しています。〜

 

公設民営化(モデル園)実施に関する要望書(前文省略)

  1. 保育の質について
    1. 職員について
      1. 保育士

○ 配置基準と構成

      1. 看護婦・栄養士・調理員
      2. ○ 正規職員(常勤・継続雇用の保障)を必ず配置すること。

      3. 時間外パート保育者

○ 園児の精神不安軽減のため、原則として現行時間外パート保育者の継続雇用をはかること。

    1. 給食
      1. モデル園での手作り給食を保障すること。
      2. 献立は他の公立保育園と同等のものとすること。
      3. おやつは手作りとすること。
      4. 子どもの年齢や子どもの体質・体調にあわせた献立・調理方法の給食・おやつを提供すること。

    2. 事故や問題が生じたとき、市が責任ある対応をすること。
    3. 保育方針(内容)については、現行公立保育園のものを尊重し、急な変更は避けること。

  1. 移管(移行)方法・手順について
    1. 年度末(3月31日)をもって公立園職員が一斉にいなくなることは、家庭や保護者の職場が年度替りで落ち着かないことに加え、子どもの不安を過度に増大させる危険性が高いので、東大阪市の民間委託を参考に、公立園職員の一部を一定期間出向させ、段階的に移行していくものとすること
    2. 公私職員間の引継ぎは、保育士・看護婦・栄養士・時間外保育者・父母を交えて、多面的な視点で子どもたちをとらえて行うこと。なお、引継ぎ業務および内容はすべて明文化すること。
    3. 移行期間前に父母が納得できるよう、十分な説明をすること。
    4. 移行期間中は保護者・公立園職員・民間園職員・市役所担当課の4者で懇談会を実施し、移管にかかわる課題の抽出と対応を図ること。その際に保護者からの提案・要望については尊重すること。

  2. モデル園の対応について
    1. 新しい事業運営については、必ず父母の合意を得ること。
    2. 他公立園への転園希望者については柔軟に対応のこと。
    3. 個別懇談(面談)の要望が父母から発せられたときは、引継ぎ業務と認識し、受け入れること。その方法・手順については、父母および公立園保育士の提案・要望に柔軟に対応すること。
    4. 保護者会(父母会)の結成・活動及び八千代市保育園父母会連絡会への参加を保障すること。

  3. 行政の対応について

  1. 行政はモデル園の運営(事業規模・保育内容)に対して、積極的に関与し、保育方針・内容・サービスなど、の指導・監督をすること。
  2. 移管前、移管後を問わず定期的かつ継続的に保護者へのアンケートなどを実施し、モデル園における保育の実態について把握するよう努めること。
  3. 他公立園への転園希望者については、その希望に沿うよう積極的に対応すること。
  4. 公設民営化施策に対する評価を行い、その効果(メリット・デメリット)を市民に広く広報すること。
  5. 公正な評価と、モデル園の実態調査(子ども・保護者・地域の子育て家庭・周辺住民等)を行い、公設民営化に関するあらゆる情報を積極的に公表すること。
  6. 公設民営化における対経費効果を公設公営での運営費用、公設民営化における一時費用、公設民営化での運営費用にわけ公表すること。その際、運営費用算出の項目および基準を明確にすること。

5. 受諾法人選考について

    1.  公募(基準、条件)および選考(基準、方法、経緯)に関する情報は、応募法人の公表も含めて、すべて公開していくこと。
    2.  選考された法人が運営する保育園の視察を保障すること。

   以上

 

子どもの発達を保障するため、正規採用職員増員を要望します。

〜2000年度要望書7月中に提出予定。次回会議で検討します。〜

 6月の「2000年度連絡会アンケート」には、短期間での実施にもかかわらず、180世帯(20.4%)から回答が寄せられました。ご協力ありがとうございました。その中の「2000年度要望書について」の記述回答を踏まえて、本年度の重点要望項目を以下のように考えています。次回運営委員会(7月23日[日])で協議し決定する予定です。ご意見、ご質問等あればぜひこの日までにお寄せ下さい。

 

@子どもの発達を保障するため、正規採用職員の増員

・看護婦の正規職員採用

・新卒保育士・ベテラン保育士の正規採用

A時間外保育条件の緩和

(自営業世帯に対する時間外保育受け入れ)

B休日保育・一時預かり保育の実施

C母親が育児に専念し安心して復職できるため、育児休業中の退園(3才未満児)について、「退園」ではなく「休園」扱いとし、育児休業明けの月初めから元の園に戻れるような対処

D各園での懇談会開催の定期開催

(園、保育士さんとのコミュニケーションの場の設置)

『ちいさいなかま』を読んでみませんか?

あまりにも一方的な、無計画なあの市長からの手紙が届いてから2年が経ちました。

バブルがはじけて、お金がかかる教育、保育の仕事を民間の手に…

「今のままの保育園を!」とたくさんの父母かひたすら願い、署名を集めたり、連絡会を発足させたりしてきたにもかかわらず、ついにモデル園が現実のものに…

しかし、たとえ、モデル園ができるとしても、働きながら安心して子育てをしていきたいという願いは、当然認められてよいはずです。そのためにも、私たち父母が関心を持ち、しっかり要求をしていくことが絶対必要です。

連絡会は、子どもたちのために、声を届ける役割を果たしています。たくさんの父母の協力のもとに総会が開かれ、その方針の中に『ちいさいなかま』の購読が入りました。

購読するメリット

☆『ちいさいなかま』は、「子育ての楽しさを共感しあいたい。」「もっといい保育をしたい」という父母や保育者の願いが込められた雑誌です。全国の保育の現状や問題点、情報を知ること、子育ての悩みの解決、アイデアを得ることもできます。

10人以上が購読すると連絡会への還元金が1冊につき10円となります。連絡会の運動を支える資金源の確保にもつながります。

『ちいさいなかま』を読むと3日間は子どもに優しくなれます。

購読の申し込みについて

(1510,臨時増刊年2700)

@一応、10月号から3月号までの購読を考えています。見本を園の玄関に置くなどしてみて、各園で希望購読者を募っていただき、人数をとりまとめて下さい。勝手ながらお金は6ヶ月分一括(臨時増刊も含め、3760)で、申し込みの時に集金もお願いします。

A20014月号からは各園毎に係を決めて購読するほうが融通が利くという点で良いと思います。保育園に直接郵送され、2冊以上なら送料もかかりません。責任者を決めて継続購読してください。(今回からこの方法が可能なところはそうしてください

たくさんの方のご購読をお待ちしています。 (担当運営委員)

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