6月市議会民生常任委員会傍聴記

2000年6月9日(金)午前10時〜

石井敏雄委員長(かがやき)・高橋敏行(公明党)・木村利昭(市民クラブ)・武田哲三(かがやき)・山本陽亮(日本共産党)・紺野義聖(21世紀クラブ)・茂呂利男(21世紀クラブ)・江端芙美江(公明党)各委員

傍聴許可確認、人事異動紹介、開会宣言、議事、

議案審議(市民部関連と保健福祉部[村山部長]関連)

保健福祉部について

第4号 八千代市保育園条例の一部改正

村山保健福祉部部長:7頁を開けてください。5月29日提出。

       昭和33年…別表大和田南保育園を削除します。

       建物の譲与……昭和26年45号…社会福祉法人…

       一部民営化を行います。これについては、開会日に、市長の提案理由の中

       でも説明されています。

 

      経緯について。

       平成10年定例会にて、公立保育園一部民営化案を提出。

   

      その後、市民・関係団体22名による「子育て〜検討委」を置く。

       メンバーは、市民、……

       「受諾法人選考委員会」…更に公立保育園…公正かつ厳格な9名によっ       

       て、民間委託…平成11年10月より6回の会議を重ねる。

       その中で、移管保育園の選定基準について話し合った。

  

      移管保育園の選定基準について、まず地域のニーズがどうなっているか、

      12園を比較する。大和田南保育園のまわりには、民間の保育園・幼稚園がなく保育ニーズの安定を図れる。

建物は26年経過し、5〜6年は使用可能。

      いずれは大和田西保育園を吸収し、多機能型の保育園を作る可能性もある。

      移管後は、市が新しく作るより安くなる。

山本:「子育て〜検討委」の結論をどう受けて、検討が始まったのか?

佐々木児童支援課課長:「八千代市子育て……提言書」を委員長名で委員に配布

    八千代の保育の特別保育事業を行うということで、

    「一時、休日、子育て支援を行う。乳児保育、延長、休日保育を行う。移管保育

     園の職員体制→市立保育園に準ずる。」とする。

    「子育て〜検討委」においては、児童の保育における最低基準を作り、八千代の

    保育の質を低下させない。という姿勢で選考基準を選定した。

山本:なぜ大和田南保育園かについて

課長:8項目で点数化をし、大和田南保育園と高津西保育園が最後まで残った。

    近隣に民間の保育園、幼稚園が無い。

    施設…「国建…(法律名)」 27年  補助金を返さなくてよくなる。

    今年の4月から15年になっているが…

山本:物品・土地の形態はどうなっている?

課長:建物について→八千代には定まりが無いので、地方自治法において、財産につ

    いては定まりがある。財産、土地と物品については、条例に定まっている。

    建物については無償譲渡で、譲与は法律用語では無償譲渡のことである。

    なぜ無償か。

    昭和49年木造平屋建て、来年4月には27年となり、補助金を返さなくてよくなる。

    他市の状況はどうかというと、尼ヶ崎に視察に行った。尼ヶ崎は、すべて直してか

    ら無償だったが、(八千代では)修繕は法人に任せる。多くの法人に応募してもら

    えるようにした。

    

    より高度の保育が期待できる。 普通財産として扱う。 備品→無償で

山本:今後どのように移行していくのか?

課長:採択されたら、

    園長会議……組合……組合員……大和田南保育園父母会に説明会、

    …役員たちに説明という段取りになる。

 

    8〜9月 全国応募、 「民間保育園の〜(団体名)」に知らせる。雑誌類に寄稿す

    ることによって、宣伝費の軽減を図る。

    7月末    8月1日号 市の広報    8・9月応募後、…ヒアリング

    11月初めに決定。平成13年1月から民間移行の手続き、引継ぎ保育を行う。

山本:移行の後、配置基準はどうなるのか?90名定員とすると市の職員の配置は?

課長:現在大和田南保育園の保育士14名(フリー2名)いる。他に園長、看護婦、

    栄養士、調理師がいる。

    市民ニーズを考えると、0.1.2(歳児)枠が小さいので、枠の拡大を図る。

  1. 1名について3名
  2. 1名について5名
  3. 1名について6名

    障害児保育の枠の拡大を図る。

 

    地域子育て支援センター  八千代台、村上のどちらかに作る。

    園長、看護婦、栄養士→退職不補充

    パート職員の振り分け、移管先での継続雇用

                           →職員と打ち合わせた中で考慮していく。

山本:オンブズマン制度が必要では?

課長:オンブズマン制度の必要性も考えたが、……論議されたことが反映されるよう、

    理事の中に選考委員を入れる。という方法を考えた。

山本:委託費は? 90名で計算すると、どうなるか?

課長:大体の計算しかできない。子どもの年齢層によるので。

    19人の職員  1億1千万のものになるはず。

    現在、民間保育園の最高で1億3千800万円。

    公立   5千万位のコスト削減になる。

    

    公立保育園は将来的にはコストがかかっていく。委託当初は、市の持ち出しが、

    7〜8千万となるが、委託によって様々なニーズにこたえることができ、

    安い採用ができる。

山本:「受諾法人選考委」で話し合われたことを、市長が尊重するのか?

村山部長:市長は尊重する。

紺野:民営化するにあたって、「保育の質の低下をさせない。」

    どのように考えたのか?

課長:

    現在保育園を運営している所。

    質の面がどうなっているのか。

    専門家が、「受諾法人選考委」の中に2人いる。

    水準〜  専門家が作ってくれている。  これに見合うような園選び。

山本:全国には、5万2千人の待機児がいるというが、

    民間委託について、どう考えているのか?

    八千代では、待機児童の解消が図れるのか?

課長:八千代は、4名(4月1日現在)

    保育に欠けるが前提。

    八千代の場合、定員の確保を4月1日に行うので、待機児童が少ない。

    その保育園で無ければいやだという人が4名残った。

    18名、0歳児

    いくらでも増やせる。

    15  1歳児

     6  2歳児

    30  3歳児          (記録者注:以上5行について意味不明とのこと。)

    保育士は増やせる。

    0.1.2については、それぞれの募集に。

    0歳児 常勤並の保育でなければとなっているが、1日8時間以上という時間に

         ついて、緩和を考えている。

高橋:保育の質を低下させない。というのが、親の願いであると思うが、選考委員

    について、理事の中に入ってしまうと、見えない部分があるのでは?

    長年やっていくと、一種の慣れが出てきてしまうのでは?甘さが出るのでは?

    外側からのチェックはどうするのか?

課長:尼ヶ崎市〜     1つの行事毎に、父母のアンケートを取る。

    父母の意見の聴取をしていく。

    又、市の特別保育事業として、県の監査もあるので、補助金の利用について、

    チェックができる。

高橋:アンケートはとっていくつもりなのか?

課長:アンケートについては、決定はしてはいないが、

    7回目の受諾法人選考委で検討する予定。

高橋:大和田西保育園が多機能型保育園として吸収されるということは、可能性として

    あるのか?

課長:統廃合を検討していく。民間4〜5園を委託する計画以前にあったこと。

    子どもの状況を把握する中で、統廃合の可能性を検討する。

    大和田南90、大和田西60→1園でカバーできる。

    都市開発の動向を見ながら進める。

高橋:建て替えの時期に大和田西保育園の統合を考えるのか?

課長:手を加えれば建物は10年以上は持つ。

高橋:大和田南の敷地は?150名定員の敷地を確保できるのか。

課長:2階建てで、確保できる。

高橋:統廃合の可能性があるのか?

課長:可能性としてある。

茂呂:11月の決定ということだが、保育士の採用、移管後継続雇用……。

    11月では遅すぎるのでは?

課長:11月では遅すぎると考えている。8月がいい保育士を考えるリミット。

    しかし、この頃の就職難の状況を見ると、1〜3月でも優秀な保育士が残ってい

    る。保育の低下はおきないと考えている。

武田:保育料が高くなる。私立になると又入らなければという親の不安があるが、

    説明会で、そこまで踏み込んだ説明はあるのか?

課長:前年度の所得税額が保育料に反映するので、委託のために保育料が高くなる

    ということはない。父母から 「制服はだめ」「新たな金持ち出しにならないように

    してほしい」という意見があった。

紺野:民間保育園との契約によって、質の低下がおきないようにするために何か予定は

    あるのか?

課長:具体的にこんなことをやる、やらないという……書き出しをする。       以上

 

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