燈籠地山(54m)・姫御前山(50m)・木庭山(61m) 姫路市 25000図=「姫路南部」 行基ヶ鼻から海辺の山の初秋を歩く 2 「行基ヶ鼻から海辺の山の初秋を歩く 1」から続く
4 燈籠地山へ 燈籠地山は、小赤壁三山の東のピーク。波止から見ると、高い岩が山を取り囲むようにしてそそり立っている。
波止のうしろに小赤壁公園がある。この公園に入ったところから、山に登る小道がついていた。この道は、クライマーたちが下山に使う道である。
そこからロープを伝わってもろい岩盤を登ると、灯籠地山の丸く開けた山頂に出た。 コナラやクヌギの木がまばらに立ち、地面にはクズが這っている。木々の間を吹き上がってきた風が山頂を抜け、葉擦れの音がざわめいた。
5 姫御前山へ 尾根に道が通っていた。ときどき、木の間越しに海が見えた。 ウバメガシ林から竹林に入った。道も、枯れて落ちた竹の葉で敷き詰められている。竹林からササ原に変わったところで、道がほとんど消えた。 道の跡を探しながらササを分けて進む。上りにさしかかったところでササが切れ、林の中に道が現れた。 大きなクスノキが立っていた。道の脇には、メドハギが咲いていた。 尾根道のわずかに高いところが、姫御前山の山頂だった。ここも、そそりたつ岩壁の上。岩とウバメガシがつくるトンネルの向こうに海が光っていた。
6 木庭山へ
山上の小赤壁公園を抜けると、木庭山山頂に達した。ここには、木庭神社が建っている。
木庭山から、小赤壁の西端に下った。 山行日:2017年9月27日
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小赤壁公園〜燈籠地山〜姫御前山〜木庭山〜小赤壁〜福泊キャンプ場 | |||||||||||||||||||
小赤壁公園は、山上と海岸の2ヵ所にある。海岸の小赤壁公園から燈籠地山へ、クライマーが下りに使うコースがある。今回は、このコースを登った。(これとは別に、燈籠地山へは、北の民家の間から道が通じている。) 燈籠地山から姫御前山を経て木庭山までは、尾根上に道が通じている。この道は、しばらく整備されていなようで、一部が消えかかっていた。 |
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山頂の岩石 白亜紀後期 流紋岩質溶結火山礫凝灰岩 |
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岩の表面には、写真のように細長い穴がたくさん開き、それらが同じ方向に並んでいる。 この穴は、軽石が押しつぶされてレンズ状になったもので、周囲より変質しやすいために風化によって抜け落ちた跡である。 このことから、この岩石が溶結凝灰岩であることがわかる。 この山をつくる岩石は、小赤壁の岩石と同じである。 詳しくは、地質岩石探訪「小赤壁」を参照。 |
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