魔術師の研究室
Laboratory of Wizard

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スネカザルは輝く塔の頂上から軍隊が近づいてくるのを見つめていた。
麝香と絹、血と稲妻を共にした黄色い肌の征服者が、
塔の神秘と魔力の援助を受けるために訪れるのを。

「太陽の子、帝国の建設者を迎え入れるのに
もっともふさわしい者を選びたい。」
「塔」の主は自らを取り巻く六人の魔道師たち、
おのおのが自らの術と道統では長であり、その主である
「塔」の大魔道師を除けば、大陸最大
の魔力を誇る者たちを見回した。
しかし彼らの多くはうつむいてフードで顔を覆い隠し、
まっすぐに「長」を見ようとしない。


「私にはまだ、これが正しい選択であるかどうかについて
確信が持てません。」
緑の長衣を来た魔道師、錬金術の長は、ちらりと赤い長衣の魔道師、
セアラの方を見やってそう呟いた。

セアラ、エーテルの長は口篭もって、

「彼を選んだのは私ではありません。塔の主です。」
しかしこの発言は他の者に無視された。

最も信望を集める、
灰色の長衣を着た魔道師、占星術の長は鋭く同僚達を見やり、

「このことについてはもうすでに
話が済んでいたと思ったが・・・・。」

紫の長衣を着た幻術の長が彼らしくものうげに、
「しかし外の因子を迎え入れるにしても、これほど強烈なものを
対象にするとは我々の考えの埒外ではありませんでしたかな?」

スネカザルは彼の方を見つけて穏やかに言った。
「私は彼を観察し、彼と友人になり、
彼に助けを与えると誓った。人の世を理解
する手助けを得るのと引き換えに。」

「まるで、ファウストとメフィストフェレスの契約のようですな。
もっともこの場合、地上の代表者の方が誘惑者であるところが
違いますが。個人的には
私は彼がむしろ好きですがね。」

しかし黄色の長衣の長、癒し手の長が難しい顔をして付け加える。
「個人的には彼の名で行われた虐殺や破壊、彼の敵に喧伝されている
ありとあらゆる非人道行為について、良い感情を
持つことは難しいですよ。主がそう望むのなら
私は従いますが、彼を迎える役だけは勘弁していただきたい。」

唯一、征服者とおなじ黄色い肌を持つ
様式の長、記録とそれにまつわる構造を司る長は、

「彼のような個性が現れたことが前例のないこととは言えませんな。
我々の目的が定まったものである以上、
征服のうねりを我々が利用することが間違っているとは
思えません。」

占星術の長がスネカザルの方を見て、
「むしろこれ以上の破壊行為を防ぐために積極的に動く場を
与えられたと考えた方が良いと思うが。
神々はいずれにせよ、いつも白人達の味方だった。
我々が黄色い肌の側につくのもめぐり合わせだろう。」

スネカザルはしばらく瞑目していたが、
「塔の設立目的のことを思い出していただきたい。
私は技芸の完成を目指してこの塔を設立し、
地上の国々の興廃に関わらずに
きたが、その間に多くの者が
この塔を去っていった。なぜなら
彼らは傍観することに
耐えられなかったから。
そして彼らは「大計画(グランド・デザイン)」のことを知らないで
自らの望むところに向かっていった。」

「神々と同じように、我々は人間界の塵埃から
離れて、知識と力を貯えた。そして神々と
同じように、いやむしろ、彼らと利害を共にしていないがゆえに
さらに我々は我々が救うはずの人間達から
離れていった。このことを考えてみて欲しい。」

「だからこそ、我々は重荷を共有しなければならない。
残虐行為と生存のための怒りと苦しみ、絶望、悲嘆、そういったものの罰を
今までの無為の罪、これからの行動による過ちを「計画」に
つなげていくために。」

セアラが呟いた。
「まだ良く「大計画」とこの協力との
繋がりがわかりません。私の目にはまるで
貴方がこのことでむしろ失敗することを望んでいるように
見えました・・・・・。」
しかしその声はまたもや周りの者たちに無視された。

スネカザルは言った。

「いずれにせよ、彼は決してこの訪問の意義を
知ることがないだろう。友人としては残念に思うよ、本当にね。」




未踏の大地:テラ・インコグニタ
TERRA INCOGNITA


世界征服者、太陽の帝国の大汗(カーン)を出迎えたのは、
塔の前に並ぶ玻璃と水晶の彫刻だった。

それは彼の征服した国々の事物を象ったもので、
彼が重い獣皮の軍靴と西の国の天鵞絨の前掛けを塔に向かって
進めるたびに砕け散るのだった。それらは半ば生命を持ち、
伴を連れずに「塔」を訪れたこの客の質問や行為に
砕け散りながらも、丁重に答えるのだった。
彼にはこの奇妙な出迎えの意図が分からなかったが、
これが侮辱だとしても、自分の臣下を相手にするような
わけにはいかなかった。実際の大陸の支配者が
塔の主たちであることは理解していて、
実のところ彼等のみが神々の悪意に抵抗できると
いうことをも知っていた。

砕けた彫刻の散乱した道の終わりには青い長衣を着た男が待っていた。
大汗の即位式の時と同じく、顔と腕をフードと袖で隠していたが、
近づくと深々と頭を下げる。
「よく塔においで下さいました!」
スネカザルが頭を下げると、世界の征服者は頬を歪めて笑い、
「参りましたぞ、貴方の言う、この世の悲惨すら忘れてしまう数多の不思議を見るために。」

「お気に入ることを願っていますよ・・・・・」
空間が不意にいくつも切り裂かれて不可思議な虹色の泡が裂け目から顔を出す。
泡が扉の形を取って固まり、扉のそれぞれの上に象眼された銀の文字で行く先を教えている。

リンク集
LINKS


スネカザル:
「以下に魔法の道は通じています。道中お気をつけて。
道を間違えた方はこちらへ。Gooの検索サイトに通じています。」


「例のとおり、SOL NIGER氏の世界、EIDROMEへの門には、氏がネロ・ウルフのように人嫌いなので特殊な呪文を使わないと立ち入ることが出来ません。
呪文を知っているなら唱えなさい。

「あるいは「聖域」に入るのに別の方法をとることもできます。詳しく知りたければこちらに進むこと。

スネカザル
ブランドック・ダーハ卿の水星の宴会場はドン・キホーテのように騎士物語が大好きなので、その関連の記事を集めています。」

スネカザル
しまうまの顔さんの宝庫は、T-RPGの世界、グローランサの知識とアイデアを集めています。」

スネカザル
太公望の弟子さんの釣り堀は釣果がすくなくても愛?があるので是非遊びにきて欲しいそうです。」

スネカザル
ケミンティーリの孫さんの祠はWhitewolf社Storyteller Gameの代表作、World of Darkness(暗闇の世界)のVampire the Masquerade(仮面舞踏会) 及びDark Age(暗黒時代)を扱っています。」


スネカザル
トリックスターの広場(掲示板)、ここで起こることには一切責任を持ちたくない(!)ので、インスピレーションを求めるにしても、十分に用心し、起こることにあまり気を遣わないようにしましょう。」

セアラ
「この表紙が気に入らない人は魔術で時計の針を元に戻し、崩壊が始まる以前に戻ることもできます。また、逆に未来の「大計画」の途中の時代をかいま見ることも。」


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