住宅を建てる
自分らしい家の造り方
設計事務所との家造りをご紹介します。
それでは、ドラマの始まりです。
(和希:長男・小学生) 今日ね〜ぇ 新しく家を建てた◯◯君家に、行って来たよ。 新しくてね〜ぇ すごくきれいな家だったよ。暖炉とかあってね〜え 薪なんかも置いてあったよ。大きい家だった〜あ (和子:母) ◯◯君家は、いいわね〜え新しいお家で!和希の家は、いつ新しくなるのかね! (優子:長女・幼稚園児) 私も新しいお家がいい! (和子:専業主婦) そうよね〜え 新しいお家に,住みたいわよね〜え,お父さん (明男:父・会社員) ん、ん、ん (和子) ちょっと真面目に考えてよね!
(明男) パンフレット貰ってきたぞ (和子) なんの? (明男) なんのってお前、住宅のパンフレットに決まっているだろ! (和子) ほんとに、建てるの! (明男) 建てるさ〜あだから貰ってきたんだろ! (和子) あっそ!でもね。ハウスメーカーに頼むだけが住宅を手に入れる方法じゃないわよ。◯◯さん家は、インターネットで設計事務所を探して、個性的で使いやすくって住みやすいとてもセンスのいい家に住んでいるのよ。ハウスメーカーだけが住宅を作っている訳じゃないんだから! (明男) 設計事務所かあ〜!でも高いんじゃないのか? (和子) それが、実際はそう高くならないみたいなのよ。とりあえずインターネットで、どこか検索してみたら? (明男) そうだなあ〜!
(明男からのメール) 設計事務所の仕事の内容、進め方は、ホームページを見させていただいてわかりました。私共も、住宅を検討中なのですが、ハウスメーカーの住宅では住みやすい家にはならないのでしょうか? (設計事務所からのメール) ハウスメーカーの場合には、規格化された物の組み合わせが多く、自由度に欠ける場合があります。設計の打ち合わせも営業マンが担当の場合が多く、専門的な知識を持たないことがあります。 一概にはいえませんが営業マンの設計能力が高いか、建主に建築の知識が豊富で、家の設計が出来るほどであれば良いかもしれません。 一般的には、建主はあまり建築の知識の持たれない方が多いと思います。 営業マンも持っていなかったとすると、結果は無惨なものになってしまう可能性が高いですね。ですが、全てがそうなる訳ではありません。 設計事務所に頼んでも、知識の無い所、不親切な所、デザインを重視してしまい建主の意見を無視する所など、いろいろな所があります。 設計事務所に頼めば大丈夫と言う訳には行きません。 もっとも重要な事は、ハウスメーカーにするにしても、設計事務所にするにしても、「どこに頼むか」ということです。信頼できるところを探して依頼することがとても重要です。 信頼できる所を探すのは、なかなか大変です。 よく検討していただいた方が良いかと思います。 インターネットでいろいろな設計事務所やハウスメーカーが住宅の写真を乗せています。ご参考にされたらいかがですか。良いところが見つかるかも知れませんよ。 私共も、お手伝いさせていただければと思います。ご検討下さい。 家を建てるということは、生活の仕方を考える事と同じです。いろいろな生き方があり、いろいろな住み方があります。 使う人がいて、初めて建物は命を吹き込まれます。 使う人が満足する家を建てられた時、家とそこに住む人の調和がとれた事になります。 調和がとれると家と住む人の心地よい時間が流れ始めます。それが安らぎとなり生活の余裕となり豊かな暮らしが営めるようになります。 又、家は生き物です。住む人の使い方でいろいろな生き物に変化します。 住む人が年をとり、変化するように家も住む人に合わせて変化しなければなりません。 年を取っても使いやすい家は変化に対応できる家です。どんな生き物にも変化できる家です。未来を予想して建てるということが重要となります。 使う人にとって良い家とは、世界に二つと無い家になります。その人に合った自分らしい家はその人にしか合いません。 でも、巷には多くの同じような家が建っています。 個性が必要だとは言いませんが、使う人にとって使い良い家を建てる必要があると思います。 私達では、住み方を一緒に考えていきたいと思っています。 明男さんもご自分の住み方を見つめ直し、よりよい住宅を手に入れてみたいと思いませんか。そのお手伝いをさせていただければ幸いです。
明男がメールを読んで (明男) そうか〜!家を建てる事って大変だな〜!。このメールはいろいろなことを教えてくれたな。 よく検討しないといけないな! (和子) そうね〜!でも、信頼できる所と言っても難しいわね! 私は、この設計事務所は悪く無いと思うけど、どう思う? 設計事務所の仕事の内容はホームページで解っているし、私は嫌いじゃ無いわよ。 (明男) そう思うか。まだ、どんな所か解らないがもう少し話を聞いてみたいな。悪い所では、なさそうだし! (和子) そうね〜!いいんじゃないの? (明男) そうか、じゃあメールを送ってみるよ。
(設計事務所) 初めまして、今日はお呼びいただきありがとうございます。まだ、いろいろお悩みでしょうが一般的な話からさせていただけたらと思います。 (明男) よろしくお願いします。 (設計事務所) 今まで、住宅を建てられた経験はありますか? (明男) いいえ、ありません。アパート暮らしです。 (設計事務所) そうですか?では、大きく分けて住宅が出来るまでのパターンを幾つか紹介しましょう。 設計事務所に設計を依頼して工事業者が施工をする場合。(設計) ハウスメーカーに依頼して全てを任せる場合。(設計施工) 工務店に依頼して全てを任せる場合。(設計施工) 建主が、自分で建てる場合。これは、かなり勉強しないとなかなかできません。
以上の4つぐらいでしょうか? まだまだ別の方法もありますが、大体、この4つが主な家の建て方です。 この中で「どれが良いか」と言うことは、なかなか言えません、建主の考え方一つでしょう。 (明男) そうですか。 (設計事務所) では、[設計事務所の仕事]を簡単にお話します。 一般的には平面プランの打ち合わせを行いほぼ確定後、立面図の検討と概算見積りを平行して行います。 予算枠の目処が付いたら要望により立体図(パース)、模型等の作成を行います。 そして、平面プランの確定、立面図の確定後、設計図の作成に入ります。 ここまでの間に家の配置、キッチンや浴室、洗面、トイレ等の打ち合わせ、仕上げの種類の打ち合わせ等やらなければならない事が山のようにあります。 カタログやサンプル帳も山のようにあります。 その中から家全体のバランスを、トータル的考えながら選択していきます。 実際には、ものすごい時間と労力が必要になります。 選択したものを建主に提案して決定していただくという進め方です。 設計事務所は、その選択と提案に掛かった時間と労力に対してお金を頂いています。 建主に変わって建主の為の住宅を設計する事の見返りとして頂くわけです。 私達は、家の全てを提案させていただきます。 当然、ご意見を聞いた上で、提案をさせていただきます。そして良きアドバイザーで有りたいと思っています。 イメージとすると建主を応援するサポーターです。解らない事、知らない事をお教えしながら進めていくという感じです。 それと、建主があまり良くない要望を出された時に、より良くなるようアドバイスをして行きます。アドバイザーですね。 いつの間にか自分の事務所のアピールになってしまいました。申し訳ございません。 (明男) 聞けば聞くほど大変ですね! (設計事務所) 次に、[ハウスメーカー]についてですが、いろいろなメリットがあります。モデルハウスがあるので家のイメージが浮かびやすいということがあります。 自分の建てようとする家が目の前にあるのですから、これほど分かり易い事は無いと思います。 ただ、よく聞くことですが、モデルルームのグレードが高く、自分の家が出来上がった時とのギャップが大きくてショックを受けることがあるようです。 壁とか床のサンプル帳は見せて貰っても、なかなかイメージ出来なくて返事をしたものの出来てビックリと言うことが多いようです。 壁や床などの選べるサンプルもあまり多くないようです。 価格はかなりお手頃のものがあります。 でも、内容がそれにどこまで見合ってきているか分かりません。 専門の知識がないと、本当に良い選択をしているのかどうかはメーカー比較をした場合にも結構、判断がむずかしいと思います。 後、アフターケアーもよくない所があるようです。 ボイラーとかレンジなどの設備関係のトラブルが起こりやすい部分で、すぐに対応してくれない所もあるようです。 (明男) そうですか。安く購入したいと誰でも思う事でしょうが、性能悪かったり、修理が遅れては困りますね。 (設計事務所) そうですね〜 次に[工務店]ですが設計から施工まで全てをやってくれます。近所の工務店ならば、修理やちょっとした仕事なら簡単に引き受けてくれます。 便利屋さん的な所があります。 ただし、全てを任してしまいますので価格は言い値になってしまいます。 工事も設計も造り易いようになってしまい、建主の希望が叶わない場合があるようです。 建主にあまり知識がないと工事が良いのか悪いのかも解らないと思います。結局、工務店お任せで造り易く安くできる工事をされてしまいます。これでは良い結果はでません。 ただ、全てがそうではなく、知人等の知り合いがいて「あそこは良くやってくれる」という所があればそれでも良いかも知れません。 (明男) はあ〜!そういう所もないんですよ。 (設計事務所) [自分で建てる]には、かなりの知識と時間が必要です。 (明男) そうですね〜! (設計事務所) どこに頼むのが良いかは、建主の意見をどこまで聞いてくれるかにつきると思います。 ただ聞くのでなく、アドバイスをしてくれる所が良いと思います。 そして、建主がどうしても譲れない所がでてきた場合、アドバイスでなく無理矢理、建主を説得しようとする所は、避けた方が良いと思います。 建主の家なのに建主が希望する事を無視して自分の意見で設計を進めてしまう恐れのある業者です。 なんとか、建主の意見を取り入れられないか、検討してくれる所をお選びください。 そうしないと、出来上がった時に希望と欠け離れた家になってしまいます。 後、使い勝手とか、どのように使いたいかなど、あまり質問の無い所は避けた方が良いと思います。 一般的ということで設計されてしまい「もっと、こうして欲しかった。ああして欲しかった」ということが出てきてしまいます。 建主の使い勝手や住み易さを、生活習慣やライフスタイルから予想して質問をしてくれる所をお探しください。 建主が全ての使い方を設計前に話せれば良いのですが、現実的にはかなり難しいと思います。 (明男) お話は良く分かりました。今まで、いろいろな話を聞いていてあなたの考え方を聞かせて頂いたように思います。 あなたから聞いたお話は、あなたが実際に行っている事なんですよね。 私達の家の設計をあなたのような考え方で行って頂けるのでしたら、きっと素晴らしい家になると思います。 是非、我が家の設計をお願いします。 (設計事務所) 有り難うございます。頑張って良い家を一緒に作って行きましょう。
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