0.1 このサイトの歩き方
各回の構成と、無理なく進めるためのヒント
このサイトの目的
自動運転の安全性、とくに SOTIF(Safety Of The Intended Functionality:意図した機能の安全性、ISO 21448) を理解するには、確率・統計、機械学習、AIのしくみという複数の分野の知識が必要です。ところが、それぞれの教科書は別々に書かれていて、「なぜこれを学ぶのか」がつながりにくいのが実情です。
AI Safety Lab は、それらを 「自動運転車が十分に安全だと、どうすれば言えるのか?」 という一つの問いでつなぎ、初心者が順番に積み上げられるように構成しています。
こんな方に向いています
- 自動運転やAIの安全性に興味がある学生・社会人
- 自動車業界に入ったばかりで、SOTIFや検証の話についていきたい方
- AIエンジニアで、安全要求とのつながりを知りたい方
- 機能安全の経験者で、AIや統計的な論証を補いたい方
数式も出てきますが、各回ではまず言葉と図で考え方を説明し、そのあとで数式で確かめる順番にしています。Σ(シグマ)や微分などの記号は「0.2 数式の読み方」でおさらいします。
1回分の構成
どの回も同じ順番で書かれています。慣れてくると、必要な部分だけ拾い読みできます。
| ブロック | 内容 |
|---|---|
| この回で分かること | 読み終えたときにできるようになること(3つ程度) |
| 直感で理解する | 身近な例や具体的な数字で、まず感覚をつかむ |
| 数式で確かめる | 必要最小限の式で、直感を正確な言葉に置き換える |
| 自動運転との接点 | その知識が、自動運転の安全性のどこで使われるか |
| まとめ | 要点の振り返り |
| 確認クイズ | クリックすると答えが開きます |
| もっと知りたい人へ | 関連する回、演習ノート、参考文献 |
とくに 「自動運転との接点」 は、確率や機械学習の回にも必ず入れています。「この知識が最終的に何の役に立つのか」を見失わないためです。
ラベルの意味
- NEW 新しく公開した回(公開した月のあいだ表示)
- UPDATE 内容を直した回(直した月のあいだ表示。その回のページには更新日を表示)
- 準備中 執筆中の回(リンクはまだありません)
- 発展 少し難しい回。初めての方は飛ばしても先に進めます
- ▶ 動画 解説動画(静止画のスライドと音声で要点を説明する 5 分ほどの動画。YouTube で公開した回から順次リンクします。点線の印の回は準備中です)
学習環境
ブラウザだけで読めます。手を動かして確かめたい方向けに、Google Colab(ブラウザ上で動くPython環境)の演習ノートを用意する予定です。演習は任意で、読まなくても本文は理解できるように書いています。
ご利用にあたって
- 本サイトは学習用の解説です。ISO等の規格は著作物のため、本文の転載はせず、考え方の要約と解説にとどめています。
- 業務で規格を適用する際は、必ず規格原文と社内・社外の専門家の確認を経てください。
- 内容の誤りに気づかれた場合は、お問い合わせフォームからお知らせいただけると助かります。
- 誤りを直したときは、表紙の該当する回に「UPDATE」の印を付け、その回のページに更新日を、表紙の「更新情報」に直した内容を記録します。
- 文章と図は CC BY 4.0 で公開しています。出典の書き方の例:「AI Safety Lab(Ken)『1.8 稀な事象の統計』https://www2u.biglobe.ne.jp/~perfect/ja/prob/08-rare-events.html(CC BY 4.0)」。改変した場合はその旨も書いてください。規格・論文など他者の著作物は、それぞれの権利者の条件に従います。
著者について
Ken
Automotive Safety / SOTIF / AI Safety
自動車の機能安全・SOTIF・AI安全に関する業務経験をもとに、AIと自動運転の安全性を基礎から学べる教材を作成しています。
ご連絡はお問い合わせフォームからお願いします。