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平成11年 10月11月分日誌

11月29日
とれたての高菜で作った漬け物は、色といい香りといい、最高級だ。これだけでご飯三杯は、いける。自分で作った野菜だから余計に美味しいのだろうか、などと、親バカ的なことを考える。いいじゃん、それでも。

11月27日
高菜発穫り。葉っぱが元気良すぎて、つんつんしていて、手に痛いほど。ああ、高菜の漬け物がやっと食べられる。一年近く待った甲斐があるというもの。炊き立てのご飯との相性も抜群だが、これで肉まんの具をつくって肉まんを作るともーお滅茶苦茶美味しいなだな、これが。
現在、野菜の収穫がありすぎで、食べきれない。里芋、大根、葉大根、チンゲンサイ、かぶ、半結球山東菜、高菜、白菜、人参。

11月23日
白菜初収穫。あまりの大きさに、近所に初公開。一番外側の緑色のきっつい葉を10枚剥ぐ。市販の白菜より柔らかい。全くの無農薬なので、アブラ虫がべっとりと付いている。青虫の付録つき。何回分の料理の材料になるのか。すぐには食べきれない。栄養満点という感じ。ただ一つだけ、残念なことは、今年は、白菜が豊作だったと言うこと。いえね、スーパー行って、安い値段で白菜が売られてるの見ると、なーんか、こう、おもしろくない。
(ちいせえ野郎だ。)

11月13日
畑にはいつくばって白菜の芋虫を捕っていると、隣の畑のおっちゃんが、「何やってるんだ」と声をかけてきた。「青虫取ってます」「あ〜あ↑ふーーん青虫とってんだ〜」ソーダよ、俺は、一つ一つ農薬なして育ててんだよ。で、隣の畑では、隅っこに何日か前に蒔いたキャベツの芽が出て、双葉になっていた。そこへ、銀色の消毒ガンガンを背負ったおばちゃんが、”しゅーっ”とじっくり丹念に時間をかけて消毒をなさってました。
(それ以来、ずーっとほったらかし、 多分、春まで見にも来ないだろう。)

11月10日
やばい!里芋に新しい芽が出てきてしまった。里芋と八頭を三分の一ぐらい掘り出す。これがまた、里芋の茎の露が絶対に洗っても落ちない。汚れてもいい格好で、作業する。寒い畑のうえで、箱に里芋と八頭をより分けて入れていると、ああ、今年の冬も里芋がたべれるなー、と思う。種芋を植え付けた時は、あんな事があったな、とか、夏のギラつく太陽の下で、水撒きをしまくったな、などと感慨に耽ってしまう。あーあ、日本はのどかでいいなーとしみじみ思った。

11月9日
だんだん、畑の仕事も少なくなってきた。
(というよりは、畑以外の仕事が忙しくなってきたのかも・・・)とはいえ、油断は出来ない。今のうちに畑をほこして、空気をたっぷりと含ませて、野菜くずやら、落ち葉やらをすき込んでおかなくては、来年の収穫に繋がらない。地味な作業だ・・・

11月6日
芋殻をとることはどうやらばーちゃん、諦めた模様。そのかわり、「こーたに食い切れね程つくってどうするだ」大丈夫、来年の春が来るまでには食べちゃうから。畑の物は。

11月4日
ばーちゃん、「いもがら」を作るのに、里芋の茎をぶった切れと言う。霜が降る前に刈らなきゃダメになるという。今年は陽気が暖かく、まだ霜は降りそうにない。て言うか、ばーちゃん、俺の芋殻宛にしなくても、自分の里芋で芋殻作れば・・・

11月1日
白菜、ピンと立ってくる(直播きした分)。いい感じじゃーん。いい感じなのだが、芋虫も多種多様になっていた。エメラルドグリーンの青虫。小指の爪半分もない薄黄色の平べったい芋虫(白菜にはこの虫が多くつく。なんて言う虫なのだ?)。オレンジ色の星があるネズミ色の芋虫。いかにもーなオオソドックスな芋虫。一体どんな虫になるのだろうか、アゲハチョウ、紋白蝶、蛾。ごめんね。成虫になれなくて。と心の中で言いつつ手で一匹ずつ潰していく。しかし、でかい物はいくら俺でも手で直接潰すにはていこうが。そんなときは長靴で踏む。(とは言っても土が軟らかいからつぶせない。石で挟んだり、棒でつっぽしたり、いろいろやるしかない。)ふととなりの畑を見る。見るも無惨に虫に食われて、哀れなキャベツが広がっている。結局、あれだけの農薬を蒔いて蒔いて、それでも虫は死ななかった。来年はもっと強い農薬を蒔くのだろう。手で取った方が、カクジツに虫を退治出来るし、害虫を捕る虫も死なないのに。(が、やっぱり、能率の問題なのだろう。朝から晩まで畑にへばりついて青虫取りをするわけにはいかないもんね。)

10月27日
新しく買ったまんのうをばあさん(畑を教えてくれるばーちゃんではない)に見せる。と、とたんに、奥の部屋でこたつに入って寝ぼけていたのに、すっ飛んできてまんのうを握りしめ、「こうやるんだ。」
ついに、庭をそのまんのうで、耕し始める。うーん、さすがに昔取った杵柄。まんのうを振るう姿が様になってる。隣でよっちゃんもやってみたが、全然腰が入っていない。
「はー篭背負って、鍬持って、畑さ行って、篭いっぱいになるまで草取りだから。あっちの娘ごの方が早くて上手いなんて言われると、家さかいってからとーちゃんにおめえはのろいって言われてぇー。はー、草だって、こうやって刈らなきゃ行けないんだから(と実践)」なんだか話が長くなりそうな気配・・・

10月25日
今日までピーマンを食べてこられた。今日の分でさすがに終わり。(花は咲けども実にならない)冷蔵庫に入れておいた分もこの一週間で急にあっという間に黒くなってしまった。

10月24日
アレを買う。そう、「まんのう」これがないと、土を掘り起こすのが、かなりしんどい。みっちゃんが、まんのうと柄を折ってしまってから、地面をほこすのをずっとシャベルと鍬でやってきたが、疲れるばかりで、生産力が悪い。(つまり、疲れる割合と、土をほこす割合が、非常に効率が悪い。俺、疲れ損。)本物ののまんのうよりは一回り小さい、「備中鍬」を買った。(いろいろ用途別に道具があるんだよね。まんのうぐわも、でかいのから小さいのまで。いろいろ。爪(というのかわからないけど)が、4本だったり、5本だったり、長いの太いの短いの。よっしゃ、これで少しは、畑おこしが楽になる。

10月23日
随分寒くなってきた。今年は割と平年より暖かい秋だった。人参をおろ抜く。
「アレ」がないとどうにも上手く仕事がはかどらない。ついに買うことに決める。

10月20日
里芋ついに、みっちゃん、ばーちゃんの「掘れ」攻勢に押され2株掘る。小さめのを掘ったのだが、少し、まだ早い感じ。煮てみたが、やっぱりまだ少し早い感じ。

10月18日
イチゴの植え替えをしなければならない。しかし、恐ろしい勢いで増殖したイチゴをいったいどうやって掘り起こして、どうやって植え替えろと言うのだろう。とりあえず半分、いや、4分の1だけでもやろうとしたが、志半ばであえなく俺は沈没した。とりあえず、イチゴ畑と化したところの草取りだけは終わった。

10月15日
長ネギの芽は無事に発芽して順調に育っている。
ニンニクに少し肥料を施す。
ネギの土寄せ。これは少し、反省する点がある。ネギとネギの畝の間にニンニクを植えなければ良かった。今更ながら、鍬で土寄せ出来ない。シャベルでやる。そういえば去年、ネギに土寄せをしていたら、隣の畑のおばさんが手伝ってくれたっけ。さすがに、本職は早くて上手い。ネギの緑の葉が出るところに土が入らないようにするのは案外難しい。今年は白いところが長くなりますように。

10月14日
人参をおろ抜く。人参の葉を天ぷらにして食べるといいとばーちゃんは言うが、よっちゃんに却下された。
毎日葉大根を茹でて食べているのだが、不思議なことに飽きない。
ピーマン、毎日は穫れないが、三日に一度は収穫できる。シシトウは、植えた場所が今一良くなかったようで、去年ほどの出来ではない。実が大きくならない。シシトウ抜いてしまう。
食べてもなかなか減らないピーマン。ほぼ毎日のように、50個ほどのピーマンを油で炒めて、肉と一緒に炒めて、胡椒と醤油で味付けして食べている。時々味噌、砂糖、醤油少々で甘味噌にすることもある。(BYよっちゃん)

10月12日
10月に入ってから、トマトが美味しい。赤く熟しているのに、ブヨブヨしていない。実がしまっていて、とても重い。市販の物は、切ると中がすかすかしていて、種がドロっとしていたり、緑っぽいけど、我が天然ファームのトマトは、肉が厚く、中まで、真っ赤。味は甘くて、野菜ではないような味。目をつぶって食べると、トマトは本当はこんな味なんだと分かる。市販のトマトを買って食べる気はしない。
生で食べるだけでは、食べきれないので、賽の目に切りバターで炒め、トマト入りスクランブルエッグにする。一流レストランに行く必要がない。(BYよっちゃん)

10月11日
白菜の苗、すべて畑へ植え替え完了。
(毎日3,4株づつ植え替えていた。)後は、虫に食べられないようにするだけ・・・これがなかなか・・・まだチョウチョ飛んでるし。昨日と、今日随分暑いし。(28度) 虫との格闘は避けられないだろう。
セキレイが種を蒔いたところをほじくってしまう。追っ払いたいのだが、学生時代にセイレイを追いかけると親の死に目にあえない、と言うのを友人に聞いて以来、セキレイには寛大な俺。
今年は栗の貰い物が多い。今年は栗が大当たりの様だ。毎日栗ご飯。ところが!みっちゃんは、栗ご飯、好きじゃない、という。がーっ。なんてヤツ。ただの茹でた栗が良い。だって。

10月10日
ばーちゃん、里芋掘れと言う。「はー、おらがのとこでは、もう、2〜3株は掘り起こした」
でも、まだ早いと思う。

10月9日
茄子。もう終わり。堅くなってきたし、白菜を植え付ける場所も確保しなくては・・・。でも秋茄子を作れば良かった。来年は、忘れずに苗を用意しよう。茄子を取ったところに、肥料を入れて耕しておく。マンノウが欲しい。みっちゃんが壊したからな。作業する方の身にもなれってんだ。腰が痛い。少し空いてるところに小松菜を蒔く。

10月8日
油菜と高菜を蒔く。漬け物には欠かせないばかりか、肉まんを作るにも欠かせない。高菜入り肉まんは、美味いんだな、これが。穫れ穫れの野菜の味を思い浮かべて作業をする。2、3日前、筋肉痛で傷めた肩も気にならなくなる。
(これぐらいの畑仕事で筋肉痛になるなんて、俺も焼きがまわったもんだ。まだまだ若いんだけど・・・)

10月6日
春菊が出ない。仕方ないので場所を移動する。連作してないんだけどな。
半結球山東菜を、蒔く。去年、白菜の代わりに作ってみたが、これが実に美味しい。種を蒔く場所がない。どうしようか。茄子やらピーマンやトマトが邪魔だと言うことは分かっているんだが、まだ収穫出来るし・・・取ってしまうには忍びない。とっとと取ってしまえ、とみっちゃんは、家の中から言うだけ。

10月5日
カブのおろ抜きをみそ汁にする。柔らかい。
2回目の大根の種まきをする。今年は暖かいから、まだ種まき出来るだろう。三浦大根と丸大根、青首大根を蒔く。9月に蒔いた大根はちょうど柔らかそうな葉っぱを付けている。ふと見ると、大根の葉の中心を青虫が増殖中。まずい。白菜の虫取りばかり気が行っていて、他の野菜に注意を払うのを忘れていた。特に丸大根は被害大。早めに蒔いても食べられない・・かも?

10月4日
ばーちゃん、「芋殻」を作るのに、里芋を早く穫れ、と言う。霜が降りる前に、刈らなきゃ、芋殻が、ダメになってしまう。と言う。今年は、陽気が暖かく、とてもまだ、霜が降りそうにない。隣の隣の畑だってまだ、里芋は掘り起こしていなそうだし・・・

10月3日
物置にしまったはずのじょうろをしっかりばーちゃんは見つけてきて使っていた。さすが。
ばーちゃんが、蒔いた長ネギの芽が出ないのは、俺が蒔いたところへ水をちゃんとやらないからだと言う。「はー、お半さんとこは、もう、5cmにもなってる。おらのとこは、水さやらねーからだどーせもうやってもダメだろうけんどまいんち水さやってくれ」かしこまりました。お水やらせて頂きます。
ちゃんと水まきしてるけど。

10月2日
新しいものは何でも良いものだ。じょうろの水の感じが何とも言えずいい。今まで、穴の半分以上ふさがったじょうろだったし、最近は、バケツから直接水をまいていたし、ホースの先っちょも、何年も前に行方不明だし。こんなに柔らかく、水が出るなんて、忘れていた感覚だった。

10月1日
今年はいつまでも暑い。畑の野菜にはいいことだ。今年はダメだと思っていたトマト、穫れてくる。実が付いてきている。よしよし。
ついに!「じょうろ」を買う。これで水やりが少しは改善されるであろう。でかいのを買ったぜ。