** レタス料理 ** |
材料 * 生レタス ベーコンや粗挽きコショウが合います 調理器具 * 鍋 フライパンなど 「レタスって、サラダ以外に何に使ったらいいのかしら」 と聞かれたので、 私がよくやるバリエーションを、リストアップしてみました。 <まずは生で> 厚みのある軸の部分を使います。(薄い葉の部分は洋風スープなどにどうぞ) 洗ってから、軸を繊維を切るように横に千切りにして、 ゆでてさましたイカやエビ、かまぼこやはんぺんなどと一緒に、 しょうゆ+砂糖+あたりゴマでゴマ和えにします。 同じく軸の千切りを、洋風にシーチキンと和えたり、 少しマヨネーズを足して、薄切りのゆでブタと合わせたりしてもオイシイです。 洋風の場合は、タマネギをなるべく薄くスライスして混ぜると、 味が締まってグレードアップします。(タマネギの辛みが苦手な人は、 ちょっと水にさらすとよい) 千切りのキュウリと一緒に、 肉サラダとしてメインディッシュにしてしまうのも手です。 <レタススープ> 煮るととってもおいしくなるレタス! スープはほぼ定番中の定番ですね。 材料は生のレタス(2人前でレタスの半分から1個をざく切りで使います)、 タマネギの細切り少々(なくてもよい)、薄切りベーコン(細い短冊切り)、 インスタントなスープのもと(私は味の素のコンソメスープを使っています) 鍋にざく切りレタスと細切りのタマネギ(タマネギはダシがわりですので、 なくてもかまいません)、細切りのベーコン(うんと細く千切りにしてもいいし、 1センチ幅くらいにしてもOK)、粗挽きコショウを少し振って、 スープのもとを入れてぐらぐら強火で煮ます。 レタスが透明になったらできあがり。 これは他にメインディッシュがあるときの「具だくさんスープ」としての作り方ですが、 レタスを「浮き実」にするときは、レタスがもう少し少なくてもいいです。 逆に、レタス・タマネギ・青ネギ・ニンジン・ピーマン・しいたけ などを かなり細く千切りにしてこのスープを作ると、繊細でオイシイ野菜スープができます。 この場合はベーコンを入れなくてもOKですし、 コンビーフをほぐしてほんの少し入れると、ちょっと味が変わっておいしいです。 それから、レタスとタマネギを入れた中に、 粗挽きや生タイプの本格ソーセージを入れると、 それだけで冬場のたっぷりしたメインディッシュになります。 この場合、ジャガイモの半割りを先に茹でておいて、 そこに材料を追加して仕上げたり、純カレーのカレー粉を入れて カレー風味にする事もできます。 もちろん、カレーじゃなしにいろんなハーブ類を入れて、 ちょっと豪華なフランスの田舎料理風にする事もできます。 煮たレタスはちょっぴりほろ苦い風味があって、 特に燻製風味の肉類から出るスープと相性がいいので、 一緒に煮るのはベーコンやソーセージがオススメであります。 <レタス炒め> 歯触りのいいレタスは、実は炒めてもおいしいのであった。 まずは、文句なしにいけるタマゴとの組み合わせ。 レタス炒めにはなぜか中華風が合うんです。以下の要領でどうぞ。 <カニ玉レタス> レタス(1人前1/4から半個)、タマゴ(1人1コか3人で2コくらい)、 胡麻油、カニアシなどのカニ風味かまぼこ(もちろん本物のカニでもOK) しょうゆ、砂糖、酢、片栗粉 片栗粉は水で溶いておきます。レタスはざく切り、 タマゴは割って少しほぐしておきます。 まずあんかけに使うあんを先に作ります。 鍋かフライパンに水を入れて沸かし(一人前でカップ半分くらい、 中華スープや鶏スープのようなものがある人は、水に溶いて使ってください) しょうゆ、砂糖少々、酢を入れて甘酢あんの味にし、 そこに水溶き片栗粉を入れて1分ほど加熱してあんをしっかりさせます。 (水溶き片栗粉を入れたあとで加熱しないと、すぐにあんのトロミが 水のさらっとした状態に戻ってしまいます。ご注意!) 中華鍋かフライパンに胡麻油をいれて強火で熱くし、 レタスをばりばり炒めます。 レタスに火が通ったら、カニ足と卵を入れて、 鍋を返しながらさっと混ぜます。 (ハシやフライ返しでめちゃくちゃかき混ぜると、 タマゴがそぼろ化してしまってつまらないので、 タマゴが大きくまとまる程度に、鍋をゆすって仕上げてください) レタスカニ玉を皿に移し、作っておいた甘酢あんを、 上からトロリとかけてできあがり。 大皿に作ったときは、 取り分け用の大きいスプーンをつけて出します。 甘酢あん、私は酢をきかせた味付けが好きですが、 お好みで、好きに味付けしてみてください。 さて、レタス炒めは八宝菜タイプもけっこうおいしいので、 塩味タイプのものをご紹介しておきます。 <八宝レタス炒め> 材料はレタス(1人前で半個くらい使います)、イカ・エビ。・ホタテなどの 海鮮甲殻類(冷凍でもOK)が合うのですが、中華らしく豚肉や、 鶏肉のササミなども可! メンドウでなければ、 ゆでて薄切りにしたニンジンを入れると彩りがキレイになります。 胡麻油、片栗粉(水で溶いておく)、 中華ガラスープの素やクックDoなど、好みの 「なんか中華風の味付けをするもの」 があると作りやすいのですが、 ない場合は塩コショーのみ、ある人はXO醤とか豪華なものでもOK。 (牡蛎油は甘くなりすぎるので不可。むしろトウチの方がいいです) レタスは洗ってざく切りしてザルに上げて水を切っておきます。 海鮮ものや豚肉は食べやすく切っておきます。 片栗粉は水溶きして、いつでも使えるようにしておいてください。 フライパンか中華鍋に胡麻油を入れ、強火で海鮮類や肉類を炒めます。 火が通ったらそこにレタスを入れ、あらかた火が通ったらスープの素なり 塩コショウなりで好きな味付けにして、水溶き片栗粉をハシでくるっと 混ぜ返して沈殿を混ぜてから、炒めたものの上にさっとかけて、 しばしフライパンや鍋を返しながら八宝菜風あんかけにして、できあがり! この料理は、炒めた具のスープ味を、 片栗粉のあんでレタスにからみつかせて食べる料理です。 しょうゆ味とか濃い味噌味では、 きつすぎてレタスの風味がなくなってしまうので、 決め手の調味料は、塩味とかパイタン味のものが合います。 なお、もっと簡単なメニューで、 フライパンでざく切りレタスと、扇ソーセージの短冊切りを 手早く炒める(油と塩コショウのみ、 味の素などのうまみ調味料は加えてもいいかも) という方法があります。 (扇ソーセージじゃなく、ふつうのスライスしたハムでも可) これはウスターソースで食べます。 あんをからめないのでちょっと水分が出てシャバっとしますが、 手早く炒めてすぐ食べると、レタスの歯触りがいいのでなかなかおいしいのです。 この場合は、レタスに火が通るか通らないかくらいの、 ホットサラダ状態でもおいしいです。 (その上に醤油ドレッシングをかけると、酸味が加わってなかなかいけます) <インスタント麺> いまさら・・・というような使い方ですが、 レタスはとにかくインスタント麺に合うのでした。 よく袋麺を作る方は、ぜひどうぞ! イチオシは日清ヤキソバです。 レタス半個以上をザクザク切って、水から一緒に入れて熱を加えます。 レタスは水が出るので、少し水を控えめにしておくのがコツです。 レタスに火が通ったら麺を入れて普通に作ります。 で、このように普通に作ってもわりとオイシイのですが、 私はヤキソバが水っぽくなるのが嫌いなので、 麺を入れてからうんと長い間フライパンで炒めます。 そうしていると、だんだんレタスの水分が抜けて、 フライパンのまわりにくっついてたソース味の小麦粉の膜が、 ハシではがせるくらいに乾いてきます。 レタスがほとんどなくなっちゃうくらい少なくなるんですけど、 フライパンの中をハシで回してると、麺のフライパンにくっついているところが、 少しパリッとこんがりするくらいになります。 これ、非常においしいんですが、すごく時間がかかるのが難点です (やってみればわかります) なおこの手の調理は、ストーン加工などの 「くっつかないフライパン」 を使うとラクだと思います。 袋麺のオススメその2は イトメンのチャンポン麺です。 もともと我が家では、チャンポン麺はどっさりのキャベツと長ネギを入れ、 タマゴを落として、ハシで黄身の部分をちょっとひらいて黄身まで加熱し 「チャンタマ(チャンポン麺のタマゴ入り)」 にして食べております。 で、これを気に入った友達が、自分で「レタスにしよう」 とバリエーションを作りました。 キャベツだとうんと甘くなるのですが、レタスだと香りがよくなります。 これもオイシイのでオススメ! レタスはほとんどの、塩味やパイタンスープのインスタント麺と合います。 長ネギでもタマネギでも合います。 中華風の場合はニンジンやピーマンが 入ってもおいしいと思います。 醤油味やミソ味の場合は好みが出るので、 まずは透明か白いスープのものでお試し下さい。 紹介したのは葉色の薄い「玉レタス」用レシピです。 緑色でフリフリのリーフレタスや、葉に紫の入った濃い色のレタスは、 アクと苦みがかなり強いので、加熱調理するときには強い苦みに注意してください。 (サラダに使おうと思ってたらしんなりしてしまって・・・ という場合は、 一度茹でてから水にさらしてゴマあえなどに使うと、 かえって個性が出ておいしい場合があります。) |
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