** 余りおせち(冬) **







調理時間=わりと早め   調理=簡単   >メイン向き/その他
材料 *おせちの余ったもの / 他にサブ材料など
調理器具 * 炊飯器、なべなど

小林カツ代さんの「余ったおせちの利用方」が、新聞に載っていました。
なかなかおいしそうなので、アレンジも加えてちょっとご紹介してみます。
小林カツ代さんのコメントは 「そこまで調理がすんでいると思うこと、 新しい使い方をするが、余計な手間はかけないこと」 だそうです。  いかにも残り物を使いました、という料理法をするなら、 残り物のまま食べた方がいい。そして、活用したら次は残さず食べること。  がコンセプト。

<炊き込みご飯>
せっかく味のついた材料があるんだから、 とりあえず炊き込みご飯の具にしちゃおう! というネタです。
おせちのなかの煮しめを細かく刻みます。  炊き込みごはんに入っていておいしそうなものならOK!  れんこん煮などはカタイので、ごく薄くきざみます。  椎茸やゴボウなんか、炊き込みご飯用に自分で用意するとけっこーメンドーなので、 おせちを使えばサイコーですね。
あと、特殊な香りのついてないローストチキンや、 あっさりしたハムなども刻んでダシに使えます。

お米をといで水加減を普通にします(すぐ手元にある場合には、 水でなくこんぶやかつおダシを使うと豪華!)、刻んだおせちの具を入れて、 薄くしょうゆ味と、甘みが強い方が好きな人はみりんなどを入れて普通に炊きます。  おせちには、たいていきつめに味がついているので、 味付けの時にしょうゆを入れすぎないように注意!

炊きあがったら、食べるときにゴマや紅しょうがや刻み海苔をかけると、 ちゃんとした炊き込みご飯になります。


<冷やし中華>
暖かい部屋で食べると以外とオイシイ冷やし中華。
フリーザーの中に夏の残りがあったりする方にどうぞ。

麺にのせる材料に、おせちの煮しめを細切りにしたものをたくさん参加させます。
ローストビーフとか、ハムとか、トリとか、焼き豚なども歓迎!
あとは、お約束のキュウリと錦糸卵、紅しょうが、からし、 炒りゴマなどを添えてください。


<餅入り巾着>
お雑煮のダシが残っちゃった人向け。
油揚げを半分に切り、中を開いて袋状にする(市販のいなり寿司用でも可)
半分に切った餅、1センチ角に切った煮しめを入れる。
口をようじで止めて、なべにひたひたにダシを張った中に入れ、 しょうゆと酒を入れて煮含める。
甘みが足りなければ砂糖やみりんを足し、 食べるときに溶きがらしを添える(つまり、おでん風の食べ方です)


<かき揚げ>
野菜の煮しめを5ミリ程度の幅に刻んで、 生の三つ葉を2センチくらいに切って加え、 タマゴを多めにした衣に混ぜ合わせて、かき揚げにします。
野菜はすでに火が通っている上に、しょうゆ味で焦げやすくなっていますから、 長く揚げる必要はありません。  衣に火が通って上に浮かんできたらできあがり。
衣の分量を少なめに薄く揚げてください。  油に落とした時、分厚くなってしまった場合は、 すぐハシを入れて中心部を割るようにすると、衣の中まで早く火が通ります。

このタイプの、下味のついた材料のかき揚げには、 青ネギや大葉(青紫蘇)を刻んで入れると、これも大変にオイシイです。


<アイスクリーム>
きんとんはアイスクリームに添えるとモンブランみたいになります。
アイスクリーム+黒豆もおいしい。


<サラダ>
紅白なますが残っていたら、かまぼこやハムを千切りにし、 セロリ、タマネギ、レタスを千切りにして、  塩+酢+マスタード のドレッシングで全体を和えます。
ドレッシングはマスタードを利かせて、 最後にコショウを少々ふってピリッとさせます。




蒲鉾やチクワ類は、ハムみたいなものですから、 細く刻んでサラダや和え物に入れてしまうと、あっというまになくなります。  あんまりジャマにならない味で、しかもうまみが加わるのが特徴です。
使用先の用途は、和風でも洋風でもOK。







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