** 軟白ウド ** |
材料 * 軟白ウド/ 酢 砂糖 白味噌/ しょうゆ だし みりん/タマネギ 天ぷらの準備 調理器具 * ボウル 煮物鍋/天ぷら鍋など 春になると「軟白ウド」がスーパーなどに並びます。 1本200円から300円と、わりと高い素材ですが、ちょっとゼイタクして 春を味わってみましょう。 「軟白ウド」は野生の緑色のウドと違ってアクが少なく、 ほとんど苦みが出ないのが特徴です。 1本まるまる使えますよ。 ボウルに少しだけ水を入れて(カップ半分くらいでいいです)酢を少しいれておきます。 色止めに使うだけなので、そんなに酸っぱくなくてかまいません。 ウドは、ひょろ長くのびている細い茎をとり外してとっておきます。 頭の方も、緑色になっているところは、ちょっと苦みが出てくるので、 包丁で切って、とっておきます。 本体を長さ4−5センチに輪切りにしてから皮を剥き、 幅3−5ミリにタテに繊維にそって薄切りにして、 ボウルの酢水につけます。 別のボウルに白味噌(私は讃岐の白味噌を使っています・・・ わりと甘みの強い、和え物に使いやすいお味噌です)+砂糖+酢 を 好みの分量で合わせ、 そこに、水を切ったスライスウドを入れて混ぜ合わせます。 この「ウドの酢味噌」は、作りたてだとウドがパリパリしておいしいですし、 作ってから冷蔵庫に数時間寝かせておくと、今度はウドが味噌の味を吸って、 しんなりしてきます。こうなると、冷たくておいしいごはんのおかずになります。 お好みでどちらでもどうぞ! さっきとりのぞいた細い茎と、頭の緑色になった部分の本体を、 薄く斜め切りにします。 お吸い物のダシに入れて煮てください。 ちょっと苦みのある部分も、お吸い物にするとあまり目立たなくなります。 (葉っぱの部分は、あまり口当たりがよくないので入れないでおきます) 匂いがとてもいいので、ネギや三つ葉など他の薬味は使わない方がおいしいです。 卵を落としてさっとかき混ぜ、たまごスープにしてもおいしくなります。 ゼイタクをするときは、さっき酢味噌和えに使った、 本体のおいしくて立派なところを、煮物のように薄味で煮てしまっても、 香りのいい、おいしい煮物になります。 ボウルに卵と小麦粉と氷水と塩1つまみを入れ、 全体を箸でささっとまぜてごく軽い衣を作ります。 (長時間混ぜ続けると衣が重くなりますので注意、 小麦粉がじゅうぶん混ざっていなくてもぜんぜんかまいません。 卵に小麦粉をふってまぜた程度でもOK!) 葉っぱをころもにつけます。全部べったりつけるより、 シソの葉の天ぷらのように、片面に絡めた程度に軽くつけましょう。 天ぷら鍋に油を入れて加熱し、中温から高温でウドの葉を揚げます。 残っている皮の部分ですが、繊維が口に残らないように、輪切りの要領で 2ミリ幅くらいに刻み、タマネギも薄くスライスして、 ウドの皮とタマネギをいっしょに衣の中に混ぜ込み、 スプーンですくって天ぷら油の中に落として、かき揚げにしてください。 このかき揚げは、スジなしインゲンも一緒に混ぜて揚げたり、 紅生姜を少し刻んで入れてもおいしくなります。 てんぷらは熱々がオススメ! なお、このてんぷらはとびきりおいしい料理でして、 我が家では、誰に出しても大好評を博すものの1つです。 1本をまるまる全部、てんぷらにしちゃってもかまわないくらいです。 衣を薄く軽くして、衣に火が通り、中のウドが熱くなればOK (ウドはミディアムレアでも可!)くらいの気持ちで作ってください。 極端に揚げる温度が低かったり、あまり長時間かけて揚げていると、 中のウドが油っぽくなっておいしくありません。 さっとやっちゃってくださいね。 |
晩ごはんもくじ | お料理ブック目次 | お楽しみ箱目次 | トップメニュー |