** つくしの卵とじ **





調理時間=短い(要/下ごしらえ)   調理=超簡単   >サイドディッシュ向き

材料    *   つくし 卵 砂糖 しょうゆ だし
調理器具  *    鍋

春になるとつくしが顔を出します。 なかなか春らしい風味なので、 食べたことのない方は一度試してみましょう。 これは我が家での調理法です。  とったつくしは、前夜にあく抜きしておきます。

<下ごしらえ>
つくしは市販されていません。 道ばたや庭に生えているものを使います。
キケンなので、交通量の多い道ばたのものや、 夏に除草剤を撒いてあったような場所に生えているものは食べないでください。  家の近くで、何も薬剤を使っていないと知ってる場所で採るのがベストです。
丈のよく伸びたみずみずしい感じのもので、頭の部分(ここが花です)が 緑色で開きかけたものを採ります。 のびていないつぼみ(背が低くて ハカマが重なってずんぐりしているもの)も食べられますが、 ハカマのお掃除がメンドウです。  頭が茶色になっている成長しすぎたのも食べられますが (苦みがないので好きな人もいる)カサカサになって水気がなくなったものは、 もう枯れかけてますので、調理してもスジっぽくて食べられません。

採ってきたらまず茶色でカサカサしたハカマを全部とります。
頭の部分がほろ苦いので、苦みがとても苦手な人、 うんとたくさん採ってきたのでゼイタクに使える人は、 頭を捨ててもかまいません。  ハカマを採ったら、つくしをさっと洗っておきます。

鍋にたっぷりのお湯を沸かし、ぐらぐらのお湯で10分以上湯がきます。
ざるにあけて、鍋にたっぷりのお水をはり、 その中へ湯がいたツクシを入れて一晩おきます、こうやってあく抜きしないと、 苦くてとても食べられません。 途中で水を替えるとよりベターです。

次の日になって1本食べてみて、苦くなくなっていたら調理できます。 まだかなり苦かったら、水をとり替えて、もう1日おいてみましょう。  長く水につけるときは、冷蔵庫に入れる方がいいと思います。
苦くなくなったら、ざるにあけて水を切り、 2−3センチの長さに切って下さい。(長いまま調理すると、 かみ切れなくてとんでもない事になるのでご注意!)


<調理>
鍋にだしを入れて煮立てて、そこに切ったツクシを入れ、 しょうゆと砂糖で甘辛く煮付けます。 親子どんぶりくらいの味付けです。 どちらかというと、甘みが強い方がおいしいです。
ダシを用意するのが面倒な人は、かつおの効いた市販のうどんだしに、 少し砂糖を足して煮ても可! 「ほんだし」タイプの粉末ダシは、 塩味が極端に強くなるのであまりオススメできません。

よく煮えて、つくしにだしの味が十分しみたら卵を割り入れてかきまぜ、 ぐつぐつっと煮立って、卵が固まったらOKですので火を止めてください。
ごく簡単な料理ですが、ちょっとほろ苦くて、白いご飯と一緒に食べると、 とっても春らしい気分になります。




2001.4.2.



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