外物置に入れるもの
アパート住まいの人で、アパートの中に入れられずに困っているものはありませんか。
車をお持ちの人は、スタットレスタイヤやキャリアなどの車用品の収納に、困っているのではないでしょうか。
又、スキーやスノボ、ソリなども大きくて収納に困りますよね。雪国の人ですと、雪かきの道具などもあると思います。
自転車や三輪車などは雨ざらしという人も多いと思います。
やはり外物置は、なんとしても欲しいですね。
一戸建ての家になると、更に置きたくなるものが増えます。
ガーデニングを始めると、スコップ、植木鉢などの保管もしたくなります。
肥料や培養土置き場も考えなくてはなりません。
厄介なものとしては、ホースがあります。バケツも意外と置く場所に困ります。使いたい時に取りに行くようではイヤになってしまうので、外流しに置きっぱなしということが多くなります。あまり美しくないですね。
家庭菜園にまで発展すると、クワやビニールハウス、野菜用の支柱なんていうものも増えてきます。ジャガイモを一時的に置きたいということもでてきます。
小さな外物置では足りなくなりそうですね。
地方では「味噌部屋」と言って漬物置き場が必要な家もあります。野沢菜漬や大根、白菜などを漬けた樽を持っている人も大勢いらっしゃいます。
これらもかなりのスペースが必要になりますね。更に、臭いの問題もあり、簡単に他のものと一緒に置けないという事情も出てきます。
DIYで机などを作りたいとかになると大工道具置き場も必要になります。
ノコギリやカナヅチ程度でしたら、それ程スペースを取りませんが、電動ノコギリや電動ドリル、糸ノコとエスカレートして行くと置き場には、かなり困ってしまいます。材料置き場や製作途中の作品置き場の確保も大変です。
車好きの人は車庫兼作業場兼倉庫というものも欲しくなることでしょう。
これはDIYをする人も同じですね。雨に濡れることを心配しなくて済む、屋根付きの作業場があると最高でしょう。作業がはかどりそうです。
やはり外物置は必要なもののようです。
では、どんな外物置が良いのかという話になります。
当然ですが、「外に何を置きたいか」「家に入れられないものは何か」という必然性からスタートすることが良いと思います。
これは、人によってさまざまで、複数の要素を収納したいと考える人が殆どだと思います。
ですので、決まった形というのはありません。建主に合せた形で、外物置を作って行くしかないのです。
よく売っている、○○物置は取り敢えずの収納には向いていると思いますが、意外と「これを収納したい」という時に不便だったりします。
奥行きの深い外物置の奥にスタットレスタイヤなどを入れてしまうと最悪です。入れる時は、春なので良いですが、冬にスタットレスタイヤに履き替え
ようとすると、外物置のものを全て出さなければならなくなったりします。
最悪ですね。
間口が広くて奥行きの浅いものも大きなタイヤなどを入れると他のものが入らなくなってしまいます。
キチンと収納するものを把握して設置すれば問題なのですが、予測不可能なものを置きたくなったりするので、外物置を考えただけでも結構難しいものがありますね。
又、外物置の室内環境も良いとは言えません。夏暑く、冬寒いのが外物置です。その環境に耐えられるものしか収納できないとも言えます。室内は過酷です。
後、忘れがちなのは照明器具ですね。外物置を後から置くという人が多いと思います。そうすると電気の配線工事が行われないということになります。
夜、外物置に行く時には懐中電灯が必需品となってしまいますね。これは、とても不便です。照明器具を付けるように考えましょう。
そして、照明器具は内部だけではなく、外部にも付けることをお勧めします。
●これから家を新築される方へ
外物置に収納できるものは、外に置くものだけではありません。使わなくなったソファーや読まなくなった本、子供の教科書などを収納したくなります。
家の中に収納スペースがないと扇風機やファンヒーターなども収納したくなります。外物置の大きさには十分注意しましょう。
◇道先 案内人(みちさき あんないと)のお勧めは、外物置の置き場は家の設計段階から考えるということです。外に置きたいもののリストを作り、それらを収納するには、どれだけの大きさの物置が必要なのか割り出す必要があります。そして、物置に収納したものをどこで使うのかを考えましょう。
スタットレスタイヤなどは、遠い場所に外物置があるとイヤになってしまいます。
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