勝手に閉まるドアくローザー
「勝手に閉まるドア」と言われて、どんなドアを思い浮かべますか。
みなさんよくご存じなのは、お店に入る時に勝手に開く自動ドアですよね。
ドアが開いて、お店に入ると勝手に閉まります。
なぜ、勝手に閉まるのか考えたことありますか。
当然ですが、理由があります。どんなお店かにもよりますが、ホコリが入ら
ないようにとか、虫が入らないようにとか、冷暖房の節約などが主な理由で
すね。ドアを閉め忘れても、勝手に閉まってくれることが必要な場所に設置
されることが多いです。
今回は、家のドアを自動で閉めてくれる「ドアクローザー」についてお話し
ます。名前を聞いたことがない方もいらっしゃいますかね。
ドアクローザーが取り付けられている場所はドアの上部です。シルバーや茶
色の箱のようなものがドアクローザーです。
玄関ドアやトイレのドア、リビングのドアなどに取り付けられています。
このドアクローザーは、扉を開けると自然に閉まるようにバネが中に仕込ま
れています。それから、閉まる速度を2段階で調整することができるという
ことを知らない人もいらっしゃると思います。
ドアが「バタン!」と大きな音を立てて閉まる経験をされた方は多いと思い
ますが、実は静かに閉まっているドアもあるんですね。静かに閉まっている
ときは、あまり気にならないので気付かない人も多いと思います。
速く閉まって「バタン!」と音がするということは、調整が悪いか壊れてい
るということです。速く閉まる場合はドアに指をはさむ危険性もあるので、
早めに対応した方が良いですね。
実は、調整はドライバー1本あれば、誰でもできます。ドアクローザーの箱
の下やヨコにマイナスのネジ頭のような部分が見えます。1とか2という表
示もあります。
この部分をドライバーで回すだけで、速度調整ができてしまうんですね。
知ってましたあ?
ドアが「バタン!」と大きな音をたてて困っている人は、試しに回してみて
ください。ドアがゆっくり閉まったり、速く閉まったりします。
閉まる速度については、最初は速く閉まります。閉まる直前で速度が落ちる
ようになっています。調整は、2つあるマイナスのネジ頭のどちらかを回す
ことで行います。理想的な状態は、最初はある程度の速度で閉まって、閉ま
る直前で速度が落ちて、静かに閉まるという状態にすることです。
こうすることによって、指を挟んだり、音が大きくなったりすることを防げ
ます。最初からゆっくり閉まるドアも可能ですが、なかなか閉まらないとイ
ライラしますよね。そんな時は調整してみてください。
ドアクローザーには、他にも90度程度まで開くと開けた状態でロックする
ことができるという機能もあります。以外と便利ですよね。
何かと活躍しているのがドアクローザーです。
でも、家で使っている人は以外と少ないのではないかと思います。
知らなかったという人もいるでしょうし、必要ないという人もいるかと思い
ます。まあ、玄関ドアについている家は多いんですけどね。
後、取り付けられている場所とするとトイレとかリビング、寝室などがあり
ます。
取り付け場所とするとお気づきだと思いますが「閉め忘れを防止したい場所」
ということになります。冬に、リビングなどのドアを開けっ放しで出て行く
と、廊下の冷気がず〜うっと入りっ放しになります。これでは、寒いですよ
ね〜え。トイレのドアも開けっ放しというのは、あまり気持ちの良いもので
はありません。
そんないつも閉まっていて欲しい場所にドアクローザーを付けると便利です。
●これから家を新築される方へ
ドアクローザーには、引き戸用もあります。全ての引き戸に取り付け可能か
は?ですが、検討してみてください。トイレなどは便利ですね。
尚、引き戸用のクローザーも閉まる直前に速度が落ちるものがあります。
手を挟みにくくしています。性能をよく確認して、取り付けを検討していた
だければと思います。
◇道先 案内人(みちさき あんないと)のお勧めは、便利だからといって、
無闇に付け過ぎないということです。ドアクローザーを取り付けると、ドア
を開ける時に重くなります。それはそれで不便なので、よく検討して取り付
けるかどうか検討していただけたらと思います。
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