ラク家事はイコール快適さ
お母さんは忙しいです。朝から食事の準備、洗濯、子供の準備の手伝い、掃除とパタパタと働かなければなりません。
多くのお母さんは朝一番に起き、家事をはじめます。
大体の行動パターンが決まっている人も多いと思いますが、毎日、同じようなことを同じようなパターンで繰り返さなければならないのが家事です。
単純作業が多いですが、それぞれの場所が遠いとこなすのが大変です。
キッチンから洗濯機に五、六歩近いとそれだけで家事の効率が上がります。
1ヶ月では150〜180歩、1年では1800〜2160歩も違ってしまいます。
更に、ダイニングが遠かったり、物干し場が遠かったり、子供部屋が遠いと移動距離がどんどん伸びます。
伸びれば伸びるほど時間が必要となり、忙しさが増します。
朝は「1分でも早くした〜い」ということが多いですね。
配置(間取り)だけの問題ではありませんが、使い方を考えた家になっていないとお母さんは大変です。時間がいくらあってもたりません。
家事をラクにすると時間が生まれます。上記の移動距離の問題もそうですが、移動の時間や簡単に家事が出来るようになっていると、ゆとりの時間が生まれます。
ゆとりの時間が生まれるとお母さんが笑顔になります。
「え、お父さんが手伝ってくれればもっと笑顔になれる!」そうですか。お父さんには耳の痛い話となってしまいましたね。
家事といってもいろいろありますが、洗濯の洗剤置き場からはじまって、使い易い工夫が必要です。
家事を行うには必ず何かが関係します。
洗濯ホースだったり、洗剤、洗濯物入れやハンガー置き場も関係します。
キッチンではフライパンの置いてある場所やお皿のある場所、調理用の箸の置き場、調味料や買い置きの物の場所まで関係します。
子供部屋の位置も結構重要で、2階にあると子供の準備の手伝いに、二階に行ったり来たりで、時間が掛かかります。起こさないと起きない子もいます。
本当に、朝から右へ左へ上へ下へと行ったり来たりです。
この大変な家事を少しでもラクにするには、家事の仕方や移動を考えた配置(間取り)を考える必要があります。
そして、少しでも家事がラクに行えるように、それぞれの場所で、使い勝手を考えなければなりません。
かなり複雑な多要素を含んでいますので、効率よく家事が出来るように組み上げなければなりません。
一長一短を考えながら、どうすれば一番ラクに家事が出来るかを考えることが重要です。
自分にとってラクな家事の方法を模索することが必要です。
ラクに家事が出来るように組み上げられると、「快適に使える家」となります。ストレスが溜まりにくくなります。
ラクに家事が出来るということは子供にとってもラクにいろいろなことが出来ることになります。
子供に手伝わせることが簡単に出来るようになります。子供のお手伝いはかえって、ストレスが溜まるかも知れませんが、気長に待ってあげてください。
子供は、失敗も成功も経験しないと成長しません。
子供を大きな心で受け止められる為にも、家事がラクにでき、心にゆとりが持てる必要があります。
ラク家事の快適さは心にゆとりを持たせてくれます。
●これから家を新築する方へ
家事は多種多用です。出来る限り家事の作業を紙に書き出してみましょう。
そして、それらの家事を新しい家でどのように、こなしていくか考えて下さい。
一長一短があると思いますが、最大公約数で良い方法、良い配置を考えるしかありません。それには、妥協も必要です。
◇道先 案内人(みちさき あんないと)のお勧めは、水廻りは水廻りでまとめることです。
キッチン、洗面台、洗濯機、浴室など家事に係わる場所は、近ければ近いほど効率が良くなります。
そこに、いろいろな物をどのように置くのか、置くスペースをどうするのかを検討してください。生活には物の置く場所が絶対必要です。
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