3.設計の完了まで

検討用の動線プラン、平面プラン


数日後

設計事務所からメールが届いた
動線プランと配置図・平面図を検討用に作りました
よく検討して下さい

1階動線計画

2階動線計画

1階平面図・配置図



2階平面図
配置計画では建物が敷地いっぱいになってしまいました。近隣とは生け垣で目隠しをするのが良いと思います。

入り口にはシンボルツリーを配置してポイントとし、テラスには木陰が出来るように大きな木を入れます。

駐車スペースは全面を舗装するのでなく、タイヤの部分にレンガを並べます。裏側に勝手口を設け将来の倉庫スペースを確保してあります。

テラスの横にはわずかですが家庭菜園のスペースが取れています。脇には足洗い場を設けバーベキュウの時や家庭菜園の時に利用出来るようにしてあります。

入り口部分では中庭とテラスを眺めながら玄関に入るのでかなりゆとりあるスペースを感じられると思います。脇にはタイヤ等を入れられる倉庫を設けました。

内部はリビングを2階までの吹き抜けとし、子供の遊び場である2階のプレールームの気配を感じられるようにして有ります。よその子が遊びに来ていても安心です。

又、階段からはリビングを通過しなければ玄関にもトイレにも行けないので必ずリビングに居る家族と顔を合わす事になります。ですので、子供が大きくなり思春期に入っても子供の気配を感じる事が出来るので何かあった時は察する事が出来ます。

 リビングとテラスは平らにしてテラスを続きの間のように使用出来るようにしてあります。窓も大きく床までとして簡単に出られるようにしてあります。外と内が一緒になったように見せ外部との視覚的なつながりを持たせます。

 和室をリビングとダイニングの中間に置くことで両方から使用が可能となり、家事室としても、書斎としても、又、客間としても利用出来ます。冬はここにこたつを作ったら良いと思います。

 キッチンはストレートラインとし、ダイニングテーブルを大きく取りました。パッチワークなどの作業をする時には大きなテーブルが使いやすいです。キッチンの目隠しとしてはロールブラインドを使う事で解消されます(テーブルの丸の部分に下ろす)

 ダイニング部分にもロールブラインドを設けることでリビングとを区切る事も出来ます。キッチンと同じライン上に倉庫(食器、食品置き場)があり、その奥に洗濯機が配置してありますので、食事を作りながら洗濯をする事が出来ます。洗濯機置き場が脱衣場にもなっているのでお風呂に入るときに洗濯物を洗濯機に入れる事も出来ます。

 トイレは予備室の隣に設け将来の同居時に備えます。
2階はプレールームから子供部屋に入ります。2室になっていますが今から仕切を入れなくても良いでしょう。プレールームは天窓を設け換気と明かりとりを兼ねます。

 寝室はウォークインクローゼット部分を大きくしてあります。その他はベットを置けるスペースだけです。
 トイレは付けるかどうか迷う所です。1階だけにあれば子供がリビングに来る回数が増えます。でもないと不便かも知れません。

 以上が設計時の動線計画総合的な基本計画案です。要求をすべてクリアー出来ている訳ではありません。どうしても譲れない所やもっとこうして欲しいという要望がありましたらメールを下さい。雑誌なども見てくれぐれも良く検討して下さい。私の気ずかない問題があるかも知れません。

設計事務所からのメールを読んで
(明男)
かなり要求がかなえられているな!
(和子)
なんだか、私わくわくして来ちゃった!
(明男)
あれだけの要求を良くここまでまとめたもんだ!すごい!素人がいくら考えても、こんな風には出来ないだろう!
(和子)
そうね!設計事務所に頼んで良かったな〜!
でも、予算とかは大丈夫なのかしら?
外観なんかもどうなるのかしら?
(明男)
疑問がいくつかでてきたな。それから、プランをもう一度良く考えないと失敗するかもしれない。
(和子)
そうね!

明男が設計事務所にメールを書いた

(明男からのメール)
いつも、お世話様です。検討用プランのメール有り難う御座いました。

要求がかなり織り込まれていてビックリしています。見ているとわくわくしてきます。いくつか要求の入っていない部分について書かせて貰います。

自転車置き場は玄関に屋根があるならばその下でも良いです。
それから、脱衣と洗面の間には扉を付けたいと思います。

物干しはどこに考えているのですか?
後、パソコンの置き場が無いのと、サウナ、書斎はどのように考えて頂いているのですか?
そして、リビングが外から見えやすいのでは無いでしょうか?
2階のトイレは欲しいと思うのですが?
以上です。回答をお願いします。

設計事務所からのメールが届いた

(設計事務所からのメール)
メールの質問に答えたいと思います。
自転車置き場は玄関の所に置けます。ただ階段になっているので毎日になると大変だと思います。階段の一部をスロープにすることで対応可能です。

脱衣と洗面の間には引き込み戸を付けましょう。物干しはリビングの東側かテラスを考えています。

テラスはガラスの屋根にしても良いのではないかと思っています。又、リビングの目隠しとしてテラスの道路側に木製格子の目隠しを考えています。立面図、立体図を書きますのでそちらで確認していただければと思っています。

パソコン置き場はリビング、和室、プレールームを考えています。どこが良いですか?サウナはスペースが難しいです。

書斎は2階のプレールームか寝室、和室部分で兼用ということでいかがでしょうか?後、2階のトイレは付けるかどうかが大きな問題です。

ここでプランの詳細な詰めに移る前に良く考えて頂きたい事がありますので検討して下さい。
一度、否定的な立場に立って考えて頂きたい。各部屋が本当に必要だという認識が大切なのです。それは、無駄を省くことになります。そして、どうして必要か、何をその部屋でしたいかを考えることによってライフスタイルが決まります。

リビングが無くても個室があれば生活が出来ます。ダイニングが無くても立ってでも食べられます。キッチンが無くても外食が出来ます。和室が無くても困りません。倉庫が無くてもどこにでも置けます。玄関が無くてもドアがあればどこからでも入れます。洗面所が無くとも水道の蛇口があれば顔は洗えます。脱衣室が無くともカーテンなどで隠せば十分です。便所が無くとも外ですれば良い。予備室が無くとも同居は出来ます。寝室が無くてもどこででも寝られます。子供部屋プレールームが無くても困りません。テラスも必要無いでしょう。駐車場のスペースは必要です。

こう考えてしまうと何も無くても生活は出来るという事になります。ただ人間の生活ではありません。動物です。

ですから、自分らしく生活出来る空間とはどんなものか良く考え頂きたい。各部屋の必要性を良く検討していただきたい。

たとえば、私は家族が笑って話しが出来るリビングが欲しい、その為の空間はどんなものが適切かと考えた場合、明るく開放感があり、清潔でそこに居るとリラックス出来る空間ではないかと考えます。リラックス出来る体勢はやっぱりごろ寝で、それはソファーの上でも良い椅子に座っての会話も楽しそうだ。冬はこたつでみかんを食べたいな。というような感じで検討していただければと思います。

そうすると必然的にリビングには春から秋まではソファーの生活、冬にはこたつ生活が出来る必要が出てくるので、それが出来る部屋にしなければならないという必然性が発生します。

私はそこをお聞かせ願えれば設計時に生かすことが出来ます。当然より住み手に合った住宅が完成する訳です。

ですから、明男さんには、住み方を見直して頂きたい。そして、私はそれを実現するお手伝いをさせて頂いているのです。ここで立場を良く理解していただきたいと思います。建主は住み方を考える人設計事務所は建主の考え方を実現する人と理解して頂きたい。
精一杯の提案をさせて頂きます。あなたに任せるよということの無いようにお願いしたい。それは、明男さんご自身の為だと思います。

それでは、ご検討をよろしくお願いします。
全ての部屋について必ず必要ということではありません。あまり深く考えず、悩まずに、気楽にお願いします。私も気になる部分はアドバイスさせて頂きますのでご心配なさらないように。

この次の打ち合わせは、是非お会いしてお話がしたいと思っています。

明男が設計事務所のメールを読んで

(明男)
住み方を考えなさいと言っているようだな!
(和子)
そうね!部屋も、このメールの通り、どうして必要かよく考えなくっちゃ!
それから、子供達にも意見を聞いてみたほうが良いと思うの!小さいなり考えている事もあると思うの!
ね〜え、優子はどんなお家に住みたいの?
(優子)
優子はね〜え!お菓子の家に住みたいの!そうすればいつでもお菓子が食べられるから!
(和子)
あらそ!でも食べちゃったら雨は入って来るし、風は吹き付けるし大変よ!
(優子)
大丈夫、お母さんがまた作ってくれるから!
(明男)
そうか、あまれり参考にならなかったな。和希はどうなんだ、どんな家に住みたいんだ。
(和希)
ぼくは広い部屋がある家がいいな、友達とかくれんぼが出来るぐらい!それから、床いっぱいに電車のレールを敷けて遊べる所と、テレビゲームがお母さんに怒られずに出来る所があるといいな!
(和子)
また、そんな事ばっかり言って!遊ぶ事しか考えていないの!勉強はどうするの部屋でするの!
(和希)
勉強はお母さんの近くでしたいな!だから、このテーブルで良いよ!
(和子)
そうね、このダイニングのテーブルは広いから良いわよ!パッチワークの集まりにも使えるし!キッチン側が丸くなって、大きくなっているから配膳台にも使える。食器棚もあるし、いう事ないわ!
(明男)
そうだな、リビングはごろ寝が出来た方が良いな!体が休まる。応接セットは本当に必要なのかな!コンピューターはどこに置こう!冬はやっぱりこたつかな!
(和子)
ちょっと、いろいろ言っていると、まとまりが付かなくなるわ!
一つずつ考えましょ!
え〜と、まずはリビングからね!本当に必要かということね!
(明男)
まあ、私が一番居ることの長い部屋だな。さっきの話、ごろ寝をしながらテレビも見たいだろ!うたた寝もしたい。和希や優子との遊ぶ場所にもしたい、一家の団らんの場所でもあるな!必要なことは間違いないな!

そうすると、カーペットのほうが良いんじゃないか?冬はこたつにしたいし!

それから、応接セットは必要かな?自分たちで使うスペースだし、さっきの話の内容ならフローリングよりいい感じがするけど!

お客は和室を使ってもいいと思うし、どうだろう!おい、メモを取っているのか!
(和子)
うん、忘れちゃうから!リビングはそんな所ね!えっと、次はダイニングはどうかな!

リビングはごろ寝部屋とすると、食事をする部屋は必要よね!テーブルでいろいろな使い方が出来た方がいいわ!キッチンとも近い方が良いし、配膳台や趣味の出来るテーブルは有った方がいい!和希も宿題を私の近くでしたいと言っているし、多目的に使える大テーブルのダイニングが必要という事ね!

以上のような感じで家族での話し合いが続いた。
そして設計事務所との打ち合わせの日が決まった。

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