Windows98SE導入


 

まず最初に、SE自体の導入は全く問題無く成功しました。SEがうまくインストールできない情報が様々なサイトで飛び交っていましたので、私は戦々恐々としていたのですが、案ずるより産むが易しの例え通り難なく成功しました。では、一体何が問題だったのでしょう?

SEを導入する際に、私は稼動中の製品版Windows98へ、SEを上書きする方法ではなく、HDDをフォーマットしてまず製品版を入れてからSEをインストールする方法を選択しました。理由は、既にインストールされているアプリケーションがSEに悪さを(SEがアプリケーションに悪さをする)ことに怯えたからに他ありません。DVD−RAMにCドライブを丸ごとバックアップしてあったので余裕でした。SEの導入は拍子抜けする位うまくいきました。

私はSCSIカードとDVD−RAMのドライバーを385XDにインストールして、DVDからバックアップしたCドライブを復元する作業に取り掛かりましたが、どうも様子が変です。バックアップファイルのバイト数は1.2GB近くあるにも拘わらず、復元は僅か数分で終わったからです。私は不思議に思いながら385XDを再起動させましたが、IBMとThinkPadのロゴの次に現れたのは文字化けした意味不明の画面でした!!

訳が分からない私はすぐに有料サポートに電話をして助けを求めましたが、彼の答えに私は呆然としたのでした。

「MS-BackUpのメッセージで『上書きしますか』と出た場合、そこで『はい』を選択しますと変更したファイルだけバック・アップされ上書きされた元のバック・アップファイルは消滅してしまいます。」

MSはきっと初心者に、少しでも彼等のOSを理解させるために、様々な罠をしかけては試練を与え、上達させる手助けをしているのでしょう。さすがユーザー思いの優良企業です。おまけにとても気に入っていたお絵描きソフト(iPhotoexpress)もSE環境では使えなくして貰えましたから至れり尽くせりです。(不愉快!!)