Windows98をクラッシュさせないために


前書き

このページでは、あくまで私個人が実践して、拙いながらも何とか再インストール(システム・クラッシュ)の場面を避けるのに適している、と思われる方法を述べています。しかし、同じ385XD(26359FJ)全てのユーザーの方に当てはまる訳ではありません。あくまで「個人的経験」であることをお含み置き下さい。

システムを安定させる

Windows98の画面一番右下(タスクバー)にある「タスクトレー」にはアンチ・ウイルスソフトやタスク・スケジューラーや電源の管理等の常駐するアプリケーションがあります。なかなか便利な機能ですが、これが曲者で、システムを不安定にさせることが度々あるようです。

タスクトレーを起動時に読み込まない

これは怪我の功名ですが、常駐ソフトをタスクトレーに置かなければ起動/終了はスムースですし、何よりWindows98にありがちな不愉快な挙動(フリーズやその他の違反メッセージ)は激減します。
以前にも書きこみましたが、再度説明いたしますと、読み込まないようにするには:−
@「スタート」−「ファイル名を指定して実行」で名前を
msconfig と入力してEnterキーを押します。

A「システム設定ユーティリティ」画面が現れますので「全般」
タブにある「スタートアップ グループの項目を読みこむ」のチェックをはずして再起動します。

余分なファイルは削除する

削除するファイルは次の通りです:−
@拡張子が「.bak」「.old」のファイル

Ac:\windows\tempの中にあるファイル

削除の方法は:−

@「スタート」を右クリックして「検索」を選択して左クリック

A「名前」の部分に「*.bak;*.old」と入力

B「探す場所」は「C」(OSが入っているドライブ)を選択し検索

Cファイルが見つかったら全て削除

D次に「スタート」を右クリックして「検索」を選択して左クリック

E「エクスプローラー」を選択し左クリック

FCドライブの「Windows」フォルダの中にある
「TEMP」フォルダをクリック

G「TEMP」フォルダの中のファイルを全て選択−削除


しかし、「PCMCIAカード・ソケットからPCカードを取り出すのが不安だ。」あるいは、「充電の状態を見られないから不便だ。」と仰る方々には「クイック起動バー」を使うことをお勧め致します。

Windows98の「スタート」ボタンの右側に有るスペースに当該機能・アプリケーションのアイコンをドラッグ&ドロップするだけで、1クリックで即座に起動しますし、メモリを浪費することもありません。



この方法で様子を見て下さい。少なくとも私には「御利益」が有りましたから。最後に基本の基本ですが、「使わないアプリケーションはインストールしない」ことです。例えハード・ディスクに容量があってもアプリケーション同士の相性が悪い場合、上の方法では役に立たないこともあります。

もし、アプリケーションを入れ過ぎて、その削除を検討していらっしゃる場合、「スタート」ボタン−「設定」−「コントロールパネル」−「アプリケーションの追加と削除」から該当するアプリケーションを削除した後、(※)「スタート」ボタン− 「電源を切れる状態にする」−「MS-DOSモードで再起動する」を選択して、次のコマンドを入力して下さい:−

C:\>scanreg /fix (Enterキーを押す)
アプリを削除してもレジストリ情報は残っている場合がありますので、レジストリに整合性を持たせるコマンドを打ち込みシステムを安定させます。更に「スタート」ボタンから「プログラム」−「アクセサリ」−「システム情報」−「ツール」−「システムファイルチェッカー」を起動させて、ファイルの更新を行います。

※アンインストール時に「このファイルは他のアプリケーションで共有されています。削除しないことをおすすめします」とメッセージがでたら、削除しない方が無難です。