ThinkPad2台でLAN


ついに憧れの家庭内LAN成功

385XDのバック・アップ機として390E(262690J)を昨年8月に購入しましたが、実を言うと持て余していました。390Eの購入当初、ただでさえ初心者の私には2台のThinkPadを自由に操るどころか、385XDを、Windows98を安定させるのに躍起で390Eからいつしか次第に遠ざかってしまいました。

WinProxyを発見

良く考えてみれば、ThinkPadを2台所有していながら1台遊ばせているのは勿体無い話ですから、ひとつLANでもやてみるか、と思い立った矢先に偶然フリーソフトWinProxyを発見したのでした。

WinProxyのWebサイトを読み進んで行きますと、「これは自分でも簡単に出来るかも知れない。」と自信を深めて、秋葉原へ必要な機材を買いに行ったのでした。

¥12,000でお釣りが出る

もっと安く上げようとすれば可能ですが、そこは小心者の私ですから安全策を取り少々高めの物を買いました:−
イーサネットケーブル(ELECOM社製ストレートケーブル 10BASE-T 100BASE-T) \ 500 X 2本

LANカード(TDK社製 LAK-CD021B 10BASE-T)
二枚セット \ 7,900

HUB(メルコ社製 LGH-5 5ポート スマートハブ)\ 2,050
以下の画像のようになります:−

WinProxyのソフトは、サーバーに仕立てる385XDへインストールします。ターミナルアダプタはサーバ側(385XD)に繋ぎ、LANカードを双方のソケットに挿入し、HUBを介してケーブルで2台のThinkPadが結ばれる形になります。

LANカードを認識させる

電源がONの状態でLANカードをスロット差し込みますとThinkPadは2台とも問題無く認識しました。LANカード用ドライバーもフロッピーでカードと同梱されていましたが、必要はありませんでした。HUBにストレート・ケーブルを差し込み、こちらもHUB側が問題無く2本とも認識しました。

WinProxyをインストール

こちらから適当なディレクトリへダウンロードして下さい。ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、こちらもすんなりインストールが完了します。

WinProxyの設定

「プログラム」から「WinProxy」を立ち上げ、「プロキシサーバー」の「利用者」のタブを選んで以下設定して下さい:-

「名前」の部分は任意のホスト名(私の場合は385XDがホストなので385)を入れて、アドレスの部分は「192.168.1.1.」この画面ではグレーアウトしていますが、追加を押して「許可する」を選択。クライアント側はアドレスは「192.168.1.2.」にして下さい。

Windows98側の設定


「コントロールパネル」−「ネットワーク」で上の画面が出ますので、モデムカードの名前がついている方のTCP/IPをクリックしますと、下の画面がでます。ホストのアドレスは「192.168.1.1.」、クライアント側は「192.168.1.2.」と入力して下さい。


ホスト側の設定


クライアント側の設定
クライアント側は「ダイヤルはしない」

使い方

ホスト側よりダイヤルアップ接続を行い、接続完了後クライアント側のブラウザを立ち上げる。この時妙なメッセージが出ますが、「再試行」ボタンを押せば見事1回線で2台のThinkPadでインターネットに接続できます。それにしても、こんなに素晴らしいソフトが無料とは!他にも素晴らしい機能が満載ですので、使いこなせるまで暫くはまりそうです。