Windows98クリーンインストール
然るべき記憶メディアにバックアップを取り起動ディスクさえ作っていれば、今でこそWindows98がプレ・インストールされている385XDに製品版Windows98をクリーン・インストールする作業で悩む事は有りませんが、半年前は大騒ぎでした。
しかし、トラブル(特にWindows98のクラッシュ)に直面すると自力で脱出しようとするためにOSやPC、そして何よりもDOSの勉強をしますし(トラブルに遭遇する前にやっておけば一番良いのですが、なかなか出来ません。)バック・アップと起動ディスクの必要性を嫌でも体で覚えるますから初心者にとっては「上達」への近道かも知れません。そう言う私もトラブルに遭ってからバック・アップ用にPanasonicのDVD-RAMを購入したのですが・・・。
私が敢えて申すまでも無く、Windows98のクリーン・インストールに必要なDOSコマンドは少なくとも:−
1.FDISKコマンド
2.FORMTコマンド
以上2つを覚える必要があると思います。勿論クリーン・インストールをする前にBIOSのアップ・デートを済ませておいた方が良いでしょう(私の385XD、26359FJはBIOSのアップ・デートを済ませていない状態で、Windows98のクリーン・インストールが可能でしたが)。また、私は事前に(株)ディー・アートが出版している「自分でできるウィンドウズの再インストール」(著:前川武弘氏 刊:ディー・アート)という本を買ったのですが、これがとても分かりやすく役に立ちましたのでお奨めです。
更に付け加えますと、有料で電話やFAXで相談に乗ってくれるサポート
(または、時間に制限がありますが、IBMの無償電話サポート)に加入していれば万全と思います(上級者の方ほど使わなくなりますが)。
さて、七転八倒(基本的にそこまで難しい作業ではないのですが)、ようやくWindows98のクリーン・インストールに成功した私は「これで一歩 パソコン初心者から抜け出したかな?」と少々悦に入ったのでした。
385XDには初期導入済みアプリケーションCDが付属していましたから、そこからNeoMagicのNeoMagicgraph128XDをディスプレイアダプターにインストールして、製品版Windows98では16色表示のディスプレーからTrue
Color(24ビット)へ、サウンドもCristalAudioをインストールして元の環境に難なく戻すことに成功しました(簡単に環境を復元できる配慮が施してあることもThinkPadの良いところです)。
「やっぱりノートはThinkPadだな。」と約7時間(初心者にしても時間がかかり過ぎ)の大作業(苦笑)を終えた私は心地よい疲労感を楽しんでいましたが、数分後に現実に引き戻されました。果たして6.4GBのHDDはEDOメモリー搭載上限96MBの26359FJに必要だったのでしょうか? オリジナルである4GBのHDDを、FAT32でパーティションを1ドライブに区切り直してWindows98をクリーンインストールして、簡単なファイルの保存/受け渡しにはせいぜい2GB程度の外付けHDDを使って、本格的なバック・アップにDVD-RAMを使ったとすると、ずっと安上がりだったことにようやく気付いたのです(爆)。
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