FDISKについて


難しい理屈は解りませんが(文系なもので・・・)、FDISKとはファイルを書き込む領域を作成するコマンドだそうです(何十回もやっている割には良く解っていません。文系ですから…)。「領域」には「基本MS−DOS領域」と「拡張MS−DOS領域」があります。自分なりに説明を以下の表にしてみました。

基本MS-DOS領域 論理ドライブ(パーティション)を
1つだけ作成できる
Windowsをセット・アップするドライブ
拡張MS-DOS領域 論理ドライブ(パーティション)を
1つ以上作成できる
−−−−−−−−−−−−−−

私の場合は、HDDの容量を全て使いたかったので6.4GBを1ドライブに、つまり6.4GBのHDDをすべて基本MS-DOSの領域としてその内に論理ドライブを1つだけ作成しました。この方法ならば重いソフトも思い切ってインストールできます。

しかし、世の中それ程うまい話は無い訳で、基本MS-DOSの領域内に論理ドライブを1つだけ作成すると弊害としてOSR2以前のWindows95やWindowsNT、UNIX、IBMのOS2とのファイルの交換が出来なくなりますし、更にはFAT32に対応していないソフトも使えませんしThinkPadに付属されているDOS用のATAPI CD-ROMドライバーもDOS上で認識されなくなります。

それを覚悟した上で、その作成方法を以下に説明します:−

  • パソコンの電源を落とし、1枚目の起動ディスクを挿入してパソコンの電源を入れると下に示した画面が出てきます。
MicroSoft Winows 98 Startup Menu
--------------------------------------------------------------
1.Start computer with CD-ROM support
2.Start computer without CD-ROM support
3.View the Help file

Enter a choice
  • 「Enter a Choice」では2.Start computer without CD-ROM supportを選択して「Enter」キーを押します
  • 以下キーボードの種類を選択する画面が出てきますので、半角・全角キーを押してください。
キーボードのタイプを判定します。
”漢字”の刻印のあるキーを押してください。
そのキーが内場合は”Space”  キーを押してください。            

  • 次の画面が出たら、1枚目の起動ディスクをフロッピーディスクドライブから抜いて2枚目の起動ディスクを挿入し「Enter」キーを押してください。
コンピューターを起動する準備をしています。
しばらくお待ち下さい…
Windows98の起動ディスク2を挿入してください。
続けるには何かキーを押してください。            

  • A:¥>と表示されますので”FDISK”と打ってください
A:¥>FDISK

  • ここからいよいよ大容量ディスクを1つのパーティションで区切る作業に入ります
512KB以上のディスクがあります。このバージョンのWindowsでは大容量のディスクのサポートが強化されディスク領域を有効に使えるようになりました。2GB以上のドライブを1つのドライブとしてフォーマットできます。


重要:大容量ディスクのサポートを可能にして、このディスクに新しいドライブを作成した場合、他のオペレーティングシステムを使ってこの新しいドライブにアクセスすることはできません(以前のバージョンのWindows95とWindowsNTの特定バージョン、以前のバージョンのWindowsとMS-DOSを含む)。また、FAT32ファイルシステム用に設計されていないディスクユーティリティーは、正常に作動しません。このディスクでほかのオペレーティングシステムや以前のディスクユーティリティーアクセスする必要がある場合、大容量のドライブのサポート使用しないで下さい。

大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)……(Y)
  • ここでYを押して「Enter」キーを押してください。
  • FDISKの画面が出ましたら、まず現在の設定済み基本・拡張MS-DOS領域およびその論理MS-DOSを削除する必要があります。下の画面より3を選択して「Enter」キーを押してください。2つ以上のドライブが設定されている場合、最初に基本MS-DOS領域を削除しようとしても「先に論理ドライブを削除してください」というメッセージが出ます。これから示す方法は、そのメッセージが出た場合に拡張MS-DOS領域の中にある論理MS-DOSを削除してから拡張MS-DOS領域、最後に基本MS-DOS領域を削除する手順です。
FDISKオプション

現在のハードディスク 2

次のうちからどれか選んでください:

1.MS−DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
2.アクティブな領域を設定
3.領域または論理MS-DOSドライブを削除
4.領域情報を表示

どれか選んでください:[3]

  • ここではどのMS-DOS領域を削除するか選択します。1台のハードディスクを2つのドライブとして利用している場合はまず3を選択して「Enter」キーを押してください。
  • この画面で3を選択して「Enter」キーを押してください。
MS-DOS領域または論理MS-DOSをドライブを削除

現在のハードディスク 2

次のうちからどれか選んでください:

1.基本MS−DOS領域の削除
2.拡張MS−DOS領域の削除
3.拡張MS−DOS領域内の論理MS-DOSドライブを削除
4.非MS-DOS領域を削除

どれか選んでください:[3]

  • 基本MS-DOS領域を削除の画面が表れます。1を入力して「Enter」キーを押してください。画面に「ボリュームラベルを入力してください」と出ますがこれは何も入力せずEnter」キーを押してください。
基本MS-DOSを削除

現在のハードディスク 2


領域 状態 種類 ボリュームラベル Mバイト システム 使用
C:1   A PRI DOS 2000 FAT16 50%

ディスクの総容量は2000Mバイトです。(1Mバイト=1048576バイト)
注意! 削除した基本MS-DOS領域のデータはなくなります。
どの基本領域を削除しますか・・・・・・・・・[1]
  • この後fdisk初期画面に戻り、拡張MS-DOS領域を削除して下さい。


  • 次に基本MS−DOS領域の設定です。下の画面で1を選択して「ENTER」を押してください。
FDISKオプション

現在のハードディスク 2

次のうちからどれか選んでください:

1.MS−DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
2.アクティブな領域を設定
3.領域または論理MS-DOSドライブを削除
4.領域情報を表示

どれか選んでください:[1]


MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成

現在のハードディスク 1

次のうちからどれか選んでください:

1.基本MS-DOS領域を作成
2.拡張MS-DOS領域を設定
3.拡張MS-DOS領域内に論理MS-DOSドライブを作成

どれか選んでください:[1]



基本MS-DOS領域を作成

現在のハードディスク 1

次のうちからどれか選んでください:

基本MS-DOS領域に使用できる最大サイズを割り当てますか
     (同時にその領域をアクティブにしますか・・・・・・・・?[Y]




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