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Kojiro Yasui のBack to home pageです・・・。

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サスペンションのチューニング

 
 色々あって、サスペンションのチューニングをするにあたり、色々と検討して巡り会ったのが「OriginalBox」。
そこで、これからこのお店でサスペンションの面倒を見ていただこうと考えてます。
まず、年内は、色々と走って自分なりの考えをまとめてみようと思います。

1998/10/10「筑波山にて・・・」

 昨日の夜、筑波山を走ってみて、平らな山道を走っている分にはパーフェクトに近いのを改めて認識。
それでも、ギャップとうねりのいなし方にちょっと不満。(=ダートではありまへん。)

ギャップとうねりのいなし方の不満を具体的にいうと・・・。

1,「ギャップでガツンとくる。」
  そのくせ・・・・
2,「サスが縮んだ以上に伸びすぎる。」
3,「サスが伸びてからもどるまでの時間が長い。」
  
 この辺は、ボディを補強して、高速道路ではだいぶ改善されたと思っていたのですが、山道ではやっぱりもうちょっと・・・・・。
カーブの切り返しは、ほぼ満足できる状態になったので、これ以上は、サスをいじらないと解決しそうにありません。
最近雑誌を読んでると、ダンパーのピストンスピードが遅い時(カーブの切り始め)の減衰力がよくとりあげられますが
audiはこの辺、ノーマルできちっと押さえている様です。但し、ピストンスピードが早い時の伸び側減衰力が
やっぱり不足ぎみなのを感じます。(この辺が、今後のサスチューニングの課題になりそうです。)
それと・・・

3,「スタビライザーが効きすぎてる?」
   これは、まだ良く分からないで、なにげに書いてます。もう少しじっくり様子みてみます。

 本当は、KONIのショックをベースにしたいと思っているのですが、残念ながらquattro用は無いそうです。
今のところ、確認できているのはSACHSぐらいです。  

 追伸
  このギャップのいなし方について、ボディはまた違った動きの印象を受けてます。
 という事で、ボディ補強のインプレッション追加しました。

1998/10/12 「箱根にて」

 今日は、早朝の箱根を走ってきました。場所はターンパイクとその他もろもろの場所。
ここは、その昔良く走っていたのと、朝早くという事もあり先日の筑波山よりもちょっとペースアップ。
目的は、なんかもやもやしているサスペンションの方向性を少しでもはっきりさせたいという事。
それと、前回良く分からなかったスタビライザーの件をもう少しじっくり見てみる事。

そこで、今日感じたのは

1,3速以上で走る様な場面が、やっぱり一番この車がいいと思える時。(エンジンとミッションのリズムから・・・)
2,片輪がギャップを乗り越えた時に反対側のサスが沈みすぎる事により車が横方向にぐらっと一瞬傾く。
  それをリヤが支えている様な感じがします。(スタビライザーが効きすぎの様に感じるのですがやっぱり
  良くわかりませんでした。)
 (ボディ補強で大夫改善されたけどこれはまだおかしい。)
   片輪が穴ぼこに落ちた時はそうでもないのがこれまた不思議。
 
 という事で、サスペンションについて、前回の「筑波にて」と合わせてまとめると。

1,ハンドルをスパッときるのではなく、スーッと切り込んだ時に車もスーッと入る挙動。(これは現状で満足)
  (クイックなハンドリングは、今はもう、必要性を感じないのです。本当は車がバランスをくずした時は
   クイックな方がいいのですが、今はもうバランスをくずす運転とは程遠いはずなので・・・。)
2,カーブの切り返しでの車の挙動を安定させる。(これも、ボディ補強後は満足)
3,ギャップ(凹凸共)で「ガツン」とくるのを無くす。
4,サスが縮んでからスッと早めに戻ってしまうのをゆっくりにして、かつ伸び過ぎを押さえる。
5,片輪がギャップを乗り越えた時の横方向のピッチングをもう少し改善したい。
6,カーブを曲がっている時に、内側の前輪が引っかかる様な感じが欲しい。
  (スキーでいう内足をちょっと効かして曲がる感じとでもいうのでしょうか?)
7,カーブを曲がっている時等、サスがある一定以上縮んだ時にぐっといきなり硬くなるのを改善したい。

 となります。やっぱり、このサスの一番の不満は
「ギャップのいなし方につきるし、これがエンジンとミッションとのリズムをくずしている原因」
の様に感じたのでした。
但し、3項なんかは、タイヤで結構ちがってくるし必ずサスに直結する話だけでもなさそうですが・・・。

それと、僕の山道での運転は
 1,いかに、ゆっくりタイヤの向きをかえ、また少ない蛇角でカーブを曲がるか。
 2,どれだけ、一定の蛇角でカーブを曲がれるか。
 3,カーブのつなぎをどれだけ直線的に走れるか。
 4,どれだけ、一定な加減速ができるか。
なんてのを、理想として運転してます.....。(=顔がひきつるようなスピードは楽しくないのです)
(でも。年齢と共にどんどんうまくできなくなっていく様で・・・その分車への依存度が高くなってるなんてのが本音です。
 =運転のへたさを車でカバーした〜い!)

   
「 僕は基本的には、KONI信者なのでちょっとquattoro用のKONIを捜しにネットサーフィン
 してきます。僕が学生の頃はKONIとPIRELLIは高値の花で、まだKONIは自分の車で試した事が
 ないのです。BILSTEINはどうも私には合いませんした。BOGE(=sachs)のturbogusは、
 かなりいい線いっていたので、sachsでもいいかな?なんて思っていますが、
 最終的にはOriginalBoxで相談して決めたいと思います。」


それと、ちょっとしつこいですが、ボディ補強の件(ボディ補強のイメージを例えると・・)もちょっとだ
け追記しました。




 1998/12/8「26000kmを後にして・・・。」

 ん〜。標準ダンパーのなじみ(へたり?)に伴い、リヤの空気圧を2.4から2.5kgf/cm2に変更してからは
ほぼ、満足のいく結果になっちゃいました。coxが「ばねとダンパー」をセットでなければ売らない理由がちょっと
分かった様な気がします。もっというとタイヤとホイールもセットに・・・なんて思うのは僕だけでしょうか?

 ほんと、空気圧ごときでこれ程変化されちゃうと・・・・。

 1998/12/30「純正スポーツサスのまとめと今後」

 約3万キロを走って、私なりに純正スポーツサスを考察すると。
おそらく、伸び側の減衰力が弱めに設定されている為に、どうにもぴょこぴょこ感がある様です。
しかし、そのおかげである速度以上にスピードが乗った時のカーブの切り返しでこの反力が有効になり切り返しの
タイミングがとりやすい設定の様です。
また、従来のドイツ車の「でしっ」とした乗り心地をあっさりとやめ、軽快感をサスで演じようとした結果なのじゃ
ないでしょうか?つまり、軽快感を演じようとした結果があのセッティングだと感じました。
 以上は、一般道での話。
このサスである一定以上の荷重がかかる運転をした時。これは、もう100点満点をつけてもいいんじゃないかと
思います。踏めばアンダーと酷評されている様ですが、それは踏む前の姿勢制御がうまくできていない時に感じるだけで
私の場合、踏んだ時(=加速させる時)はオーバめよりアンダーめの方が好みなのです。
カーブに入る時にもアンダーでは困ったものですが、この車の場合それは「ない」です。
しかし、その走行時間のほとんどが一般道路である事を考慮した時、普通のスピードでカーブを曲がった時は
先に述べたぴょこぴょこがでてきてちょっと敏感な面を見せてしまう様です。
(*アクセルオンでオーバに移行するのも「あり」と思いますが、今のタイヤは性能が良すぎて、それを演じる速度が
 あまりにも高すぎます。これが、今の2倍くらいトルクがあればもっと低い速度でおこらせる事ができるのでこれは
 また違った印象になるかもしれませんが・・・。)

 従って、今後、KONIのダンパーを使ってどういう風にしたいかというと・・・。
「楽しめる速度レンジを下に広げる。」
に集約されます。つまりサスのリズムをもう少しゆっくりさせ低速側にふる・・・・。
ん〜。具体的にどうすればいいのかまだ良くわかりません。
KONIのダンパーを手にいれてからoriginalboxで相談したいと思います。
(以上の背景より、私の場合ガス式ダンパーはどうしても受け入れられないのです。なぜなら、ガス式ダンパーで初期作動が
スムーズに感じる(=段差でがつんとこない)タイプを経験した事がないからです。それに、ダートを走る訳ではないので
オイルの気泡発生は、多分影響する程起きないだろうし、ロールを押さえるならばバネかスタビライザーで解決できるはずだし・・。
切り始めのレスポンスにどうしてもこだわりたいとかいうなら別かもしれませんが、そこそこ自分が楽しい範囲で走る分には
切り始めのレスポンスにはあまりこだわらず、逆にこれを求めた弊害の方がはるかに大きいと私は考えました。
=切り始めのレスポンスは現状より悪くなりそうだけどそれは妥協するという事です。
実際、3万キロ弱走ってこのレスポンスは明らかに悪化したけれど私の運転ではさして不満ではない事が分かりました。
極端にいうと、この辺は車重に大きく影響されるもので本来ダンパーで抜本的にどうにかなる物じゃないんじゃないかと
思うのです。)

 ・・・ちょっと読みかえしてみて、自分でも良く分からないので今後については、originalboxで相談した結果を
    後日書きます。

1999/1/31「s4のブッシュ」

 今日、ディーラにいってデフの修理が部品欠品の為、2月中旬になるとの事。そうなれば、私のいたずら心がうずきだす
のは当然です。迷わず、「s4のブッシュに換えたいんですが。」

1999/2/13「S4のブッシュ」
 先日、ディーラに確認したら、今は部品でとれないと言われてショック。audiJAPANにメールで問い合わせても
返事なし。(あたりまえか・・・。)

1999/3/17「OriginalBox&KONI」
 ついに、先日OriginalBoxでKONIのショックを取り付けてもらいました。約1000kmぐらい走たので。

 1,ハンドルをスパッときるのではなく、スーッと切り込んだ時に車もスーッと入る挙動。(これは現状で満足)
  (クイックなハンドリングは、今はもう、必要性を感じないのです。本当は車がバランスをくずした時は
   クイックな方がいいのですが、今はもうバランスをくずす運転とは程遠いはずなので・・・。)

   これは、もういう事ありません。当然、新車の時のハンドルなりにフロントが追従する動きは影を潜めまし
   たし、人によっては微少舵角時の手応えに不満があると思いますが、車はちゃんと向きを換えてます。
  
 2,カーブの切り返しでの車の挙動を安定させる。(これも、ボディ補強後は満足)

   これは、もう大満足。まさにCyberGeckoが目を覚ました。という表現がぴったり。
   単純には、足を硬くすればする程これは良くなるのですが、この堅さでこの表現をしているのは、どこにも
   急激な動きがないといえば近いかもしれません。

 3,ギャップ(凹凸共)で「ガツン」とくるのを無くす。

   フルバンプしなければ、これもほぼ満足です。(後述「バンプラバーについて」・・・・。)
   今まで、「ダン」が「ボン」(フルバンプした時はそれでも「ガツン」)・・・・意味不明。

 4,サスが縮んでからスッと早めに戻ってしまうのをゆっくりにして、かつ伸び過ぎを押さえる。

   ゆっくり戻るというのは無いようですが、伸びすぎは完全に息を潜めたのでこれも満足。

 5,片輪がギャップを乗り越えた時の横方向のピッチングをもう少し改善したい。

   これは、まだ改善していきたいと思います。(やっぱりリヤの方が敏感で、それがほぼ同時にフロント
   に伝わるのは、あいかわらずです。フロントは、このいなし方がうまくいってる様なんですが・・。)

 6,カーブを曲がっている時に、内側の前輪が引っかかる様な感じが欲しい。
  (スキーでいう内足をちょっと効かして曲がる感じとでもいうのでしょうか?)

   これは、まだこの感じがなく改善していきたいのですが、ちょっとむずかしいかも知れません。

 7,カーブを曲がっている時等、サスがある一定以上縮んだ時にぐっといきなり硬くなるのを改善したい。

   これは、どうも構造上の問題の様で、バンプラバーに結構頻繁に当たっているのが(ダートを走ってる訳
   では当然ありません。)はずしたショックを見て確認できたので・・・。
   これを回避するには、もうばねを硬くしていくしかないだろうし、リヤのバネの長さをみて、プログレッ
   シブ?サスを考えていくのもなんとなくあきらめてまいました。それと引き替えに失う物が大きすぎにな
   りそうなのでそのままです。

 バンプラバーについて。(ダンパーが底付きした時の緩衝を目的としたラバー?)

  ダンパーをはずした時に確認して確信がもてたのですが、やはり標準状態でもバンプラバーが頻繁に機能し
  ている様です。最初KONIのダンパーをみた時に「ん?これはショートストロークタイプ?」と顔が青ざめた
  んですが、純正とストローク量は同じでした。ちょっと専門的かもしれませんが、メカニックの人いわく「
  この車はダブルウイッシュボーンでリンク比が比較的大きいので・・・。」どうにも大きめな段差で「がつ
  ん」とくるのは諦めた方が賢明な様です。それでも一般的なギャップのいなし方はほとんど満足。

 全体的な印象について

  ちょっとしつこいですが、やっぱりCyberGeckoが頭に浮かぶのです。俗にいわれているしなやか
  な足というにはちょっと違いますが(ボディの上下の動きはそれなりにタイトです。)
  (例えば、セルシオの足がしなやかな足と定義すれば、このセッティングはそうではないとなります。)
  前後方向の動きと突き上げはこれでいいのですが、左右方向の動きをこうなるともう少しなんとかしたい感じ
  です。