”2000/10月のお宝発見!
第27巻”明治〜大正時代
のブリキのおもちゃ
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ブリキの重箱と小皿セット
12.5×7.0×9.5cm
明治期頃?
ブリキの重ね香箱
6.0×9.0×7.0cm
明治40年代
明治時代のブリキ製の雛道具、
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は数年前骨董市で
入手した物、段重を入れる箱は桐製で縁と引き出しの取手は
黒柿で出来ている。箱の全面の差込式の蓋が無いのが惜しい。
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の重ね香箱は、今年の5月の連休に大正村(明智町)の骨董市で
入手した物、やはり雛道具として作られたもので、明治から大正時代独特の
金彩(プリント模様に金色が使われている)で、いろいろな花と蝶の絵が描かれている
また裏側には、「明治四十四年十月十六日土産・・・・山本キミへ」と墨で書いてある。
こういうものがあると、おもちゃの年代を簡単に特定できるのでありがたい。
また、製造メーカーのマークらしきもの、◯にコの字が入っている。
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真鍮製ゼンマイの岡蒸気(汽車) (メーカー不明)
21.5×5.0×8.0cm
明治〜大正時代初期?
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この汽車おもちゃは、機関車、と客車が一体で、
機関車には機関士らしき制服を着た人物が、客車には若い女性や陸軍、
海軍の軍人、女の子、書生、かんかん帽に鳥打帽の男性などが
金彩でプリントされていて、おもしろいことに煙突には煙までついています。
この汽車の動力としては、真鍮製のゼンマイがつかわれていて、
(株式会社京都書院発行・おもちゃの博物館・多田敏捷 編)によると、
「ブリキ玩具の動力については、明治7,8年頃からはゴム動力の玩具が、
12,3年頃にははずみ車(フライホール)の動力を応用した玩具があらわれた。
明治も中頃、15,6年頃になると鉄線をラセン状に捲いた針金ゼンマイや
真鍮ゼンマイが現われ、これらの動力を利用して汽車や馬車等のいろいろな
玩具が作られた。」とあるので、明治中期以降ということになりますが、
ブリキの結合部が半田付けの所とつめを折り曲げている部分が併用されて
いるのと、前記の金彩のプリントがあまり綺麗でないので、
大正期に入ってからのモノかもしれません。
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騎馬戦のおもちゃ (メーカー不明)
20.0×6.0×11.5cm大正時代初期頃
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このおもちゃは、2つの騎馬を鋼のゼンマイでつないで、
左側の騎馬に付けた鋼のゼンマイを動力にして動くもので、
上下しながら走り出し実際に騎馬戦をしているように見える。
動きがおもしろいので、この騎馬をセルロイドのボクサーにしたり、
闘牛士と牛にしたりして、昭和30年代まで作られていたようです。
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