”2000/1月のお宝発見!
第18巻”セルロイドの恵比寿・大黒人形
恵比寿様と大黒様・セルロイド・高さ11.5cm
今月は、セルロイドで作られた恵比寿様と大黒様です。
お正月と言うと必ず七福神が出てきます。
中でも恵比寿、大黒はとくに親しみのあるキャラクターのようです。
或骨董市で見つけたもので、「こーいう物もあっても良いかなー」
と言う思いで購入したもので、特別の印象は何もありませんでしたが、
最近こういったものを面白いと思うようになりました。
歳のせいなのでしょうか?
おめでたい、と言っても子供がほしがる物とは思えません。
人形の中には砂粒のようなものが入っていて
振ってみると、ガラガラと音がします。
赤ちゃんのおもちゃの『ガラガラ』ではないかと思います。
赤ちゃんは、音が出れば喜びます。
買ってくるのは大人で、特に赤ちゃんが良く育つようにと
縁起をかついで、おめでたいキャラクターを選ぶと言う訳です。
メーカーは不明ですが、大正時代の物で三越で売られていたようです。
★先月のブリキのポスト型貯金箱について面白い発見がありました。
ポストの後ろについていた五銭玉について調べたところ
この頃の時代の変化が通貨にも極端に現れていて、時代を特定しやすくしています。
貯金箱の五銭玉
左から大正11年・昭和11年・昭和13年・昭和17年・昭和19年の五銭玉
ポストに描かれていた五銭玉は、菊の御紋が桜に替えてありますが
大正11年の五銭玉の図柄です。したがって昭和11年以前の物
と思われます。8年間で4回も通貨替えをしたことになります。
しかも、段々と粗末なものになっていきます。日本は、この様な経済状況
の中で太平洋戦争に突入していったということがわかります。
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