3月5日(土) 釜山驛梵魚寺釜田市場・西面南浦・チャガルチ釜山驛
天気
釜山 のち
 
       
 
       
 

朝6時半起床、血圧:H110L71、正常!
  雨は降っていない。が、天気予報では降水確率80%。今度は寒冷前線の通過がありそう。山の雷は木を真っ二つに裂くことがあったと聞いたほど恐ろしいようだから、やはり金井山(금정산・クムジョンサン)は中止。梵魚寺(범어사・ポモサ)参りに決めた。ホテル2階の食堂で、7時より宿泊者無料(朝食代は宿泊料金料金に含まれる)の朝食を摂る。食堂に入ろうとするとキムチの匂いが漂ってくる。バイキングで韓式と洋式があり、勿論韓式にした。一枚の皿が三つに仕切られている。ご飯、白菜キムチ、煮干しの味付け、南瓜をすりおろした物、コンナムルスープ。朝食後、晴れの場合と同じく8時過ぎに釜山驛より地下鉄乗車。土曜の朝だから席には余裕があり座ることができた。梵魚寺驛まで30分以上かかるから、座って行くべきだ。下

霧の中の梵魚寺大雄殿
車後、飲食店などが建ち並ぶ商店街を歩いて梵魚寺入口(범어사입구・ポモサイック)バスターミナルに行く。梵魚寺行き90系統のバスはすでに停まっていた。車内はガラガラ。やはり天気は悪いからだろう。晴れていれば登山客でいっぱいだ。9時出発、曲がりくねった坂道を登り続ける。かすみ始めてくるが、まだもやの段階だろう。金井山はきっと前方が全く見えないほどの濃霧だろう。地下鉄の地上走行部分から見る金井山でわかる。梵魚寺バス停で降り大雄殿(대웅전・テウンジョン=本堂)へ続く道を歩く。石が敷かれてあるがすべりやすいから要注意だ。一柱門(일주문・イルヂュムン)が霞んで見えてきた。これではもう霧であろう。靄と霧の視界の境は1km。そしてくぐり次の門(四天王が守る天王門・천왕문・チョヌワンムン)、また次の門(不二門・부이문・プイムン)。くぐるごとに合掌しなければならない。石段を登ると大雄殿だ。そこで本尊に合掌。そう言えば5年前の3月12日(東日本大震災の翌日)に来た時、天王門は放火による火災のため修復工事中で一柱門から大雄殿に向かうことはできなかった。今日来て正解!先日の空港バスでの残り物には福があるの「福」第2号だ。その後幾つかの子院にお参り。梵魚寺をバスで後にし今度は地下鉄で釜田(부전・プジョン)へ。釜田に到着したら車付きのショッピングバッグを引いたおばあさんたちがたくさん降りた。釜田市場(부전시장・プジョンシジャン)が目的だ。外に出ると広い道(釜田廣場路・부전광장로・プジョンクアンジャンノ)の歩道は多くの、果物や野菜の露天商が並んでいることがわかる。初めて韓国を訪れた1989年、釜山駅前は露天商だらけだったことを思い出す。しかし市場はここではない。道路向こう岸に入った先だ。そのまま歩き続けるとKorail釜田驛だ。人がぞろぞろと出てくる。汽車が到着したのだ。KTX開通後は,在来線はここ釜田発着となった。道を渡ってアーケードのある市場に入る。まず水産物。体調50cm位のニシキヘビみたいなグロテスクな魚が水槽にいる。後でわかったが雷魚(뇌어・ヌェオ)という。鯉(잉어・インゴ)もいる。そして亀、いやスッポン(자라・チャラ)だ。奥へと行く。肉屋は思った通り豚が主役。祝い事に使うという豚の首も売られている。骨付きもある牛肉は高いというか米国産だったみたいだ。また、まるごとの皮付き鶏も売られ、客の注文で包丁で腹から内臓を取り出そうとする光景にも出会えた。客は蔘鶏湯(삼계탕・サムゲタン)を作るのか?野菜も豊富。白菜は勿論のこと、高さが10cm位の小さい物もあった。ほうれん草や韮といった緑
Korail釜田驛と釜田市場東側入口標識
黄色野菜、葱、玉葱、そしてナムルにするのだろう、野草、大量の大豆モヤシ。そして韓国料理には欠かせない大蒜や唐辛子。唐辛子は乾燥させた物、生で赤い物、緑の青唐辛子がある。何れも大きい。あとは、チヂミ(
・チョン)、ティギム(튀김・ティギム=天ぷら)、鯨の皮、衣料品、食器、包丁など。鯨の皮はチャガルチで買い、チャミスルの肴として食したことがあるし釜田市場では何も買わないで見るだけの予定としていたので買わないで我慢した。ほぼすべてを歩き回ったが道に迷った。しかし出たところが次に寄る隣町、西面(서면・ソミョン)の交差点だった。ラッキー!先日のバスでの「福」の第3号だ。ロッテ百貨店裏の布張馬車(포장마차・ポジャンマチャ=屋台)がずらりと並んでいる光景を撮影するのが主目的だった。ところが何と、数軒を残して全部撤退しているではないか!道路の整備工場が行なわれ完成しているよう、またロッテ百貨店も西側は囲いがある。百貨店も工事中だ。これらのため屋台は邪魔、更には一般車の通行が多く渋滞に拍車をかけることを防ぐためだろう。残念!夜、寄って一杯するつもりだった。しかし後日知ったことによれば屋台営業時間外は店はかたず
西面・ロッテ百貨店南のポジャンマチャ=屋台
けられていて、夕刻になるとバイクでどこかから引いて来て並べるそうだ。今度来た時、必ず寄ろう。予定を変更して夕食で利用することにしていた「ウジョン(
우정)」は昼食として利用することにした。釜山ナビに載っている通りの看板ですぐわかった。時刻は11時半ごろ。店は広い。1~2人の5~6組の客が来ていた。石焼ピビンバを食する予定にしていたが、外壁に貼られている写真メニューに「새우돌솥비빔밥・セウドルソッピビムバプ」と称される小エビ入り石焼ピビンバがあったのでそれを注文。スープと沢庵がついている。キムチとカクトゥギはテーブルにあるパックからトングを用いて小皿にとる。食していると6人の客が入ってきた。石焼ピビンバを注文していた人が殆ど。彼らの混ぜ方を見て、自分がやった混ぜ方は正解!混ぜて食べることを知らない日本人客がいると、店の人が飛んできて混ぜられた、という記事が何かにあった。勘定は6千ウォン。次はロッテ百貨店デパ地下での土産買い。自分のものでは3分カレー、コチュジャン、缶詰。ひとへの土産品は先日南浦で買ったため今日は飴のみ。そのあと上階に上がりロッテリアでアイスカフェオレを飲んで時間をつぶす。時刻は1時に近くなった。そろそろ西面を後にして、南浦(남포・ナムポ)に行かなくては。地下に降り、地下道経由で地下鉄乗車。結構人がいる。座れない。しかし釜山驛梵魚寺間ほどの長距離ではないので疲れることはないだろう。目的の南浦に到着後は、先日雨のため充分に確かめることができなかった「トルゴレ(돌고래)」の有無を知ることだ。広い道「九德路(구덕로・クドンノ)」を西に進み「への字」の頂点のようなところに、コンビニ・GS25があり、そこの角を曲がり北に行き、釜山ナビに掲載されている白い建物が右にあるから、その向かいの角を曲がって行ったところにあるという。やはりない。釜山ナビの掲載写真と照らして合わせても別の看板になっている。閉店したのか?場所を間違えたのか?引き返してチャガルチ市場(자갈치시장)に行くこととする。東のはずれの乾物商の通りの人通りはまばら。閉まっている店もある。しかし、西へと進めば次第に人の数が多くなってくる。そしてチャガルチのビル手前に新しく別のビル建設工事が行なわれている。両者の間には仮設の建物がありそこも市場となっている。チャガルチのビル内に入ると、毎度のこと活気あふれている。釜田市場も同様だった。2階は飲食のフロ
チャガルチ市場ビル海側と飛び交うカモメ
アーで席は半分くらい埋まっており、出来上がっている人だっている。乾物の売店では日本人を確認。そのビルから今度は1F海側に出る。陸地縁は多くの人だかりだ。カモメ(
갈매기・カルメギ)の見物だ。ビルも海側の面はカモメが飛んでいるような造りとなっている。そのビルを通り抜けてメインの通りに戻る。そして商店が立ち並んである所へと進む。鰻の皮を割き裸にしている光景はいつもと同じ。焼かれた太刀魚や鰈が積まれている。一旦網で焼いた物(?)をフライパンだか鉄板だかに油を敷いて再度焼いて、二度焼しているところを見た。すでに積まれてある物はムニエルのようだ。今日は別の所で夕食と取る予定であるから買わないが、今度機会があれば ポジャン(포장)=持ち帰りで買おうと思う。カムジャタン等を煮ている店では何人か一杯している。鍋類を売っている店を通り過ぎ南へと曲がる。前には豚、奥のガラスケースに牛肉を置いてある精肉店を見かける。牛肉が高級品であるのはさっき行った釜田市場と同じ。また生海苔を売っている店、更に南に行けば、野菜売りがある広い道に曲がる所がある。狭い道を北に進み再び東西のメインの道に出て東に戻る。2年半前に刺身を食した新東
釜山驛南東交差点には右折車両用信号があり、縦信号は青赤だったのが青黄赤の3色となり、新たに横信号が加わった。
亜水産物綜合市場(
신동아수산물종합시장 ・シンドンアスサンムルチョンハプシジャン)のビル、今日は食べない。高いアワビ刺しを喰わされたからだ。地下鉄でチャガルチから釜山驛まで乗車し、一番南の出口を出、前回宿泊したコモドホテル方面に歩き、右折用道路の信号を撮影。前回は赤と青のみの縦信号であったが黄色が真ん中に入った信号機に取り換えられてあった。さらに横信号も新たに加わっていた。青から黄色なしで赤に変わると急ブレーキ、歩行者をはねる恐れがある。それを防ぐためか?引き換えした後スーパーに寄り缶ビール、焼酎のチャミスル(참이슬)等を買う。日本の缶ビール(アサヒスーパードライ)がここにもあった。勿論買ったビールは韓国のハイトビール。16.9度のチャミスルであった。眞露25度、チャミスル20.1度、チャミスル18.5度と徐々に軽いものが発売されているが、更に軽いものが出たのか!日本酒に近い。それを2本、つまみ類、ハイトビール350mlを買い7800ウォン。午後3時までは掃除のため入れないため、ホテルへは3時45分頃入った。ホテル内では夕食が不可能のため5時に釜山驛構内に行く。いろいろ回ってみる。食いたかったカムジャタン(甘藷湯・감자탕=ジャガイモと豚肉のスープ)がある店はないよう(甘藷・かんしょ、といったら日本語ならさつま芋のことになる。意味にずれが生じている。さつま芋のことは韓国語では고구마・コグマという。)。しかし、新たにできた飲食店が何軒かある。閉店した3Fの店の跡には別の店が新たにOPENしていた。駅ビル西側にも新しい店ができている。ピビンバ等がある韓食店、うどん等を出す和食店がエスカレーターを昇った先の3階通路沿いにあった。西側は吹き抜けになっている。海側に出ることもでき新しく道路ができている。今は工事中で建物等は全くないが、再開発が行なわれこれからいろいろ建つことであろう。国際旅客船ターミナルも中央(중앙・チュンガン)からこの付近に移転している。結局食した店は1Fの一番北にあり、以前朝食でユッケジャンを食したセルフサービスの店であった。カルビタン先払いで5500ウォン。客はあと1人だけ。途中で迷彩服を着た2人の軍人客が入ってきた。夕食としては早い時間だからまばらなのは当然だ。食べ終え食器を返却した後ホテルに戻った。今日一日、予報がはずれ、雨は一切降ることはなく夕方になると晴れ間も出てしまうまずまずの天候。金井山を中止にし、初めての釜田市場はどんな所か知ることができたことを思い出せば、やはり先日のバスのキャリー置き場所が残り1個分のみだった【残り物には福がある】が言えると再度思った。しかも海水浴シーズンオフで人が少ない海雲臺にしなくて正解だった。また後日聞いた話によれば、海雲臺はかつて西面のロッテ百貨店裏のように屋台がずらりとならび一杯やることができたが、景観を良くするためすべて撤去してしまったという。部屋でスーパーで買ったチャミスルで一杯。荷物整理、入浴後床についた。
血圧H97L57、酒飲んだため低め。

 
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