3月4日(金) 名古屋→(のぞみ)→新大阪→(はるか)→関空→(KA)→釜山
天気
名古屋
 
大阪 のち
 
釜山 のち
 

昨年10月に行く予定にしていたのだが、円安、従軍慰安婦問題での日韓関係の冷え込みで、日本人が極めて少ないことを予想し中止。またMERSという伝染病の流行もあった。その5か月後の3月は大丈夫だろうと再度計画した。今度は何日にするかだ。候補に11~13日、18~20日を挙げた。しかし東日本大震災が起きた平成13年3月11日(金)午後に釜山に到着、帰国できるかどうか気掛かりの中セントレアは無事で戻れたが、その年と曜日の配列が同じで、震災が起きた11日は避けた。同じ11日だから地震でなくても別の事件があり帰国できなくなることを考えてしまうからでもある。また、18~20日は翌21日が祝日振替のため連休で混雑する可能性がある。このためその日も避け、前倒しで4~6日とした。寒いことは覚悟したが、何と予報は4~5月並の暖かさだという。レート:1円≒10ウォン、前回の2013年に行った時より円安になったが、昨年かよりは再び円高。
 朝4時10分起床、血圧:H122L77
6時ごろJR東海・中央線・大曽根駅にて関空行きの乗車車券を買おうとした。名古屋市内発関空行き乗車券+名古屋・新大阪間の新幹線自由席。しかし係員の声が聞き取りにくく、指定席か自由席かのお尋ねを新幹線のかと捉えてしまい、券を受け取ったら2枚のはずが3枚。しかも乗継と書かれている。なぜだろうとわかったのは名古屋駅の新幹線改札口を通る時にだ。1枚は特急はるかの券だったのだ。合計金額は7610円。大阪より快速に乗れば特急料金は免れ7130円。480円も余計に支払ったことになる。京都乗り換えではるかに乗っても7610円。はるかは京都若しくは米原始発、新大阪からの乗車は途中乗車となり自由席に座れるかどうか、また窓席に座れても隣席は空席のままだろうか気掛かりだ。ま、今度乗車券を購入するとしたら一週間程前に券売機ではるかなしで購入することとする。そして新幹線に乗車。7時6分名古屋始発ののぞみは2号車で定員100人、名古屋乗車39人、京都下車2人乗車11人、合計人数は定員の半分位。後ろ壁際のテーブルで置いたキャリーケースを固定させるために車両最後席の20Eの席に座った。隣席に来た人はいなくてラッキー。新大阪で降車後、はるかの自由席乗車場所で到着を待っている人はわずか。先頭車両の自由席6号車の乗車位置は誰もいなかった。あとはちゃんと窓席に座れて隣席には誰も来ないことを望む。8時17分発のはるか9号、出発前5分位に到着した。乗る先頭車両はどうなのか……、結構人が乗っていたようだが殆どが立ち上がっている。降りるんだ!思った通りドアが開いた後ぞろぞろと人が降りてくる。ビジネス客ばかり、このため空港利用専用車ではないことがわかった。そして無事窓席、まぶしく暑いのは嫌だから直射日光を防ぐため北側となる右側に座ることが出来隣席も人が来ない。出発後知ったことには、大阪駅を通過するのかと思ったが単線非高架貨物線を走る。踏切だってある。通勤ラッシュの時間であるから道は人だらけ。このように都心部でありながら下町のような光景は今は名古屋では見かけることはない。かつてナゴヤ球場での野球開催日、名駅からナゴヤ球場直行臨時列車が単線を走っていて、回りは汚かった。やがて列車は環状線と並行した所に来る。しかしゆっくりしたスピードだ。西九条で通過待ち電車を追い越してからはスピードを上げ始めるが、環状線線路に合流したためまた速度を落とす。やがて通天閣、あべのハルカスが見えてきて、天王寺に到着。キャリー傍らの客がちらほら。しかし乗って来ない。恐らく大阪8時28分発の快速に乗るのであろう。自分も予定ではそれで行くことにしていた。そして天王寺を発ち暫くするとSHARPの看板が見えてきた。東芝と共にピンチに立たされている大
関空駅到着後。JR西日本の「はるか」、そして隣のホームには南海のレトロな特急「ラピート」
手電機メーカーのSHARPの本社だ。台湾の企業の傘下に入る方針であることが新聞記事に掲載されている。過去関空へ行く時必ず見ていたが、今回ほどは意識してはいなかった。場所は鶴ケ丘駅を通過するする手前。その後はさすが早朝起き、うとうと。だが、和歌山行きとの分岐する日根野駅を通過した後のポイントを通る音で目が覚め、高架で特急らしく高速走行、海を渡り9時23分関空到着。乗車券の購入には失敗したが新発見や体験という、失敗の裏には成功に値することがあるものだ。
関空の国際線ロビーはでいっぱい。中国人やインド系のアジア人がやたらと多い。勿論韓国人も見かける。えー?今まで3回、釜山へ行くのに利用したがこんなことはなかった。日本を訪れる外国人いかに増加したかがうかがえる。中国人は”爆買い”をしたかはわからない。以前のように昼食をとるなどの余裕はない。搭乗手続きやキャリー預け後はすぐに手荷物検査の列に並ぶ。しかし意外と早く進む。そ
外国人(今回はアジア系が多い)が多数いること、海外機があることで国際線に来たという実感がわく。
のあとは出国手続き、スタンプはポンと押され、搭乗時間が来るのを待つのみ。朝は海苔とバナナチップ位のみだったので腹ペコ、調理パン2種類と緑茶で空腹をしのぐ。搭乗までは1時間半ほど。はるかに乗ることがなければもっと遅く到着することになり、搭乗手続き、手荷物検査、出国審査と更に忙しかったことだろう。このことも、はるかに乗車したプラス面だ。
 11時25分発の大韓航空KE732便B737-900に搭乗そして離陸、画面によれば倉敷上空の辺りより陸地上空に入るそうだが、雲に覆われてしまって陸地のどの位置かわからない。結局到着直前まで海や韓国海岸確認はできなかった。着陸直前道路の濡れで雨ふりを確認。しかも辺りは暗い。帰国の明後日まで釜山は雨の予報、見事はまってしまった。到着後ザンザンぶりの雨であることを知る。離陸時、先の2便が飛んで行くのを待っていたため20分位遅れての1時15分頃の到着だった。ターミナルへの通路が全て使用中のようで端の方に移動、タラップを降りバスに乗せられる。バス乗車は随分前であるが北海道だか仙台だか新潟だか、出張の時以来である。入国審査両手人差し指の指紋読み取りをさせられる。荷物受け取り、両替、バスや地下鉄乗車時に必要なハナロカードのチャージを済ませ、外を見ると釜山驛へ行くリムジンバスがもう到着しているではないか乗る予定だった1時40分発のだ。飛行機到着遅れがバス待ち時間なしに及ぶこととなってしまった。しかも乗り場は白人、インド系、中国系の人だらけ。他に日本人がいるかどうかは確認できない。インド系の人たちは乗らなかったが、バス下部のキャリー入れは中国人が占領しもう入れられなくなっているので客席前方に置くこととした。しかも残り1のスペース。残り物には福がある。旅行中良いことがあることを期待する。サイドのガラスは曇っていて外が見えない。走り出して道路に出てフロントを見て前方が混んでいることがわかる。いつもならロッテホテルに宿泊する日本人がいるので西面(서면・ソミョン)に止まるが今回は停車しない。新聞記事等に書かれてある通り一頃に比べれば訪韓する日本人が減少したのだ。そのままバスは走り続け、運転手が釜山驛(부산역・プサンヨク)と告げたらしいが、釜山驛手前に別のバス停があるのかな?と思った。が、反対側の曇ったガラスを手で拭くと釜山驛が見え、到着したことがわかった。空港・釜山驛間はノンストップだった。時刻は2時30分ごろ。5年前は東日本大震災が起きた2時46分を過ぎていた。予想より早到着だ。このため宿泊する駅前の東横インで、余裕で荷物整理、休憩できると思ったのだが、部屋に入れるのは何と4時とのこと。チェックインは済ませたがキャリーを預けるだけにして、休憩後に行く予定としていた南浦(남포・ナムポ)に行くこととした。雨の中、しかも手荷物のバッグは1眼レフデジカメやタブレットパソコンがあるため重い。1時間半も持ち歩いていねばならぬことを思えばうんざりする。早めに夕食を摂ろうと、釜山ナビで調べた国際市場内にある「トルゴレ(돌고래)」に行こうと、同サイトから印刷した物を見ながら歩いたものの、なかなか見つからない。傘さし、重い荷物、これでは庇のある所を見つけては立ち止まって印刷物を見て道順を確かめることとなる。荷物は余計に重くなる。そこでその店は断念。今まで2回行った天安コムタン(천안곰탕・チョナンゴムタン)で食しようとそちらへ行ったが、外の照明はついているもののシャッターが降りている。昼食と夕食の間の時間帯は閉めることとなったのか?空港バスの荷物置き場、残り物には福がある、全く言えていない。別の店だ。南浦ヤンゴプチャン(남포양곱창・ナムポヤンゴプチャン)を見つける。熟成キムチチゲと置き看板に日本語で書いてあったので、ここにしようと入店。しかし熟成キム
釜山駅前の光のショー
チチゲは1人前の値段が看板に書かれてあったもののメニューには2人前しか書いていない。店のママさんが日本語で「イチはない」と言ったことでわかった。このため“イチ”がある海物純豆腐チゲ(해물순두부찌개・ヘムルスンドゥブチゲ)を食することとした。キムチや煮干し、生海苔などが添えられて運ばれてきた。グズグズ煮えている。蟹、烏賊、浅利などが入っている。朝、昼の機内食と軽食っぽかったのでこれで満足だ。やっと福と巡り合えた。福第一号だ。勘定は6千ウォン。店を出たら雨は上がっていた。明日金井山(금정산・クムジョンサン)に登る予定だから天気は回復に向かっていればよいのだが、と考えながらロッテ百貨店に向かう。そしてデパ地下でおこしに似た揚げた米菓子を土産として買う。カード支払いのためデスク上のパネルにタッチペンを使って、KRWかJPYの内JPYにタッチした後サインする。日本でもようやくニトリでその方式を取り入れるようになった。時間があったので上階に上がって一通り見て回る。家電売り場のひげそりには、日本のパナソニック製品がない!以前来た時はあったのだが。反日によるものか?また、テレビはSAMSUNG(三星・삼성)が強い。しかしデジカメの所には日本のキャノンやニコン製品があり、ホッとする。4時を過ぎていたのでその後やっと釜山驛に戻ることができ、ホテルフロントで鍵を受け取り15階の部屋に入る。以前同ホテルに泊まった時は駅前広場面した良い部屋だったが、今回は宿泊客がいるのかいないのかわからぬような西隣のアリラン光ホテル(아리랑관광호텔)に面した部屋だ。しかし広場は見ることができる。テレビは、まず見たチャンネルはKBS第1。明日の天気が気になるからだ。そして天気予報、やっぱり雨か。金井山は中止、雨の場合の海雲臺(해운대・ヘウンデ)か。でもシーズンオフの海水浴場は人が少ないからつまらない。よし、金井山中腹の梵魚寺(범어사・ポモサ)に二回目のお参り(新たな発見があるかも)、そして釜田市場(부전시장・プジョンシジャン)に行く事にしよう。そのあとはチャガルチ市場(자갈치시장)。尚、KBSは、第1(NHK総合に相当)、第2(芸能番組のようで、思った通り○○○48だか46のパクリとみられるアイドルがいることがわかり、反射するつるつるのステージで演じていた。写っているのが見えてしまうかも、ヤバそう。でもミセパンだろう。)、キッズ(幼児番組)、あともう1~2本はあったようだ。持参したタブレットパソコンは、WiFiウォーカーでのインターネット接続はできなかったが、東横インのWiFiを接続することはできた。このため釜山ナビやコネストをみることができた。外の駅前広場を見ると、噴水はやっていなかったが赤、黄、緑、青に光る装置が光のショーを演じていた。隣のコンビニCUで購入したハイト眞露のチャミスルを飲みながらこの文章の原稿を書いていたのだから、時計を見たら12時を回っていた。血圧を測り降圧剤を服用して床に入った。
血圧:H85L54、酒を飲んだためか低かった。
 
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