5.5日目 10月22(火) 木浦→KTX→龍山・ソウル 
天気:朝夕は快適昼間はポカポカ
 
起床後の血圧:H125 L81 ま、正常範囲だ。
 
 9時50分木浦発龍山行のKTXの予約は1ヶ月前にネット予約してあり、バウチャーを提示するだけで券を入手できる。料金は予約した時点でのカード支払い。特室(특실・トゥクシル、グリーン車に相当)の料金は58200ウォン(5432円)。日本の新幹線だと東京から岐阜羽島と米原の間に相当する距離、そのグリーン車での料金の約1/3、ヤッス、普通車
木浦驛構造
料金よりも安く約1/2。 円高の時だったらもっとお値打ちだったことだろう。
  間に合うように7時にチェックアウト。ホテル正面口の道路向こう側にタクシーが数台止まっているので助かる。先頭のタクシーの運転手に「Mokpo station」と告げる。「목포역 (モッポヨク)」というと、韓国人かと思われ先々日のように一方的にべちゃべちゃ話されてしまうかもしれない。このため外国人であることを知ってもらうためあえて英語で告げた。そして出発、Uターンをして、丘のへり、海岸沿いの道を行く。昨日見た曲がらなかった道、近道になる道のようだ。木浦驛に到着したのは7時20分頃。出札口でバウチャーとパスポートを提示。窓口の人は「……여덟시오분(ヨドルシオブン=8時5分)……」と言っていたので私は適当に「네(ネー=はい)」と答えてしまう。すると予定より1本前(8時5分発)のKTXの乗車券を渡された。そしてわかった。9時50分発だと2時間半も待つことになるから、先に出発するし1時間以内の待ち時間である8時5分発に変更することを勧められたのだ。
 それでも列車出発まで30分ほどあるため、朝食として軽食堂(駅構内のコンビニと同じ名のストリーウェイ)で김밥(キムパプ=のりまき)を注文。포장(ポジャン=テークアウト)と思ってもしなかったことを聞かれたが、店内で食べるため下を指さし「여기(ヨギ)」と答える。多分この店にまた来ることはないと思うが、今度別の駅の同じ店や同業他店で食べるとしたら尋ねられる前に「여기서 먹겠습니다.(ヨギソモッケッスムニダ=ここで食べます)」と言うことにしよう。代金は2千5百ウォン(≒250円)。いい節約だ。白菜キムチと沢庵つき。海苔にごま油が塗られてある所が日本ののりまきと異なる。ご飯内もたくあんがあり他に卵焼き。食べ終えた後の食器は自分で返却するセルフサービス方式になっている。
 そろそろ乗車口が開くだろうと思い、前のベンチに座る。何人か並びだしたので自分も立ち上がってそこに並ぶ。本日は火曜、乗客は大勢ではない。まだテープが張られ
湖南線終着駅・木浦
ているが杭の脇から入ろうとする乗客がいて注意されている。7時45分にテープがかたずけられホームに入る。乗車券の入鋏やスタンプ押しはない。手前岸式ホームは使われていないのか0番線なのか?2つ向こうのホーム(4番線)からの乗車のため、エスカレーターで上がり、橋を渡る。乗車するホームには下りエスカレーターはない。このためエレベーターでホームに降りた。毎度のこと、特室に乗車するので、ソウル方向である前の方へ行く。2号車だ。そして乗車。座席番号は7A、右側の1人席。隣席にどんな人が来るのだろうか気がかりになることはない。定刻通り出発、山形、秋田新幹線と同様に暫くは在来線の湖南線(호남선・ホナムソン)を走行するため、時速300キロは出せない。8時38分に一駅目の光州松汀(광주송정・クァンジュソンジョン)に到着。天気が良いし初めて通る路線で感動しているため眠くはならない。途中、益山(익산・イクサン)、西大田(서대전・ソデジョン)、光明(광명・クァンミョン)に停車。分岐する線路を見ること数回。全州(전주・チョンジュ)や麗水(여수・ヨス)方面へ行くKTX路線もあったことだろう。また、単線の路線もあった。西大田を過ぎたら釜山からの京釜(경부・キョンブ)高速鐡道と合流、これからはKTX専用路線。KTXらしくピューピューと風を切りながらの高速走行。前の2人がけの席にいる人が、女性車掌に何か注意されていた。本当は右側1人席に座らねばならないらしい。このため移動していた。席はがらすきでも指定以外の席には座れないのだ。日本の新幹線だったら空いていれば指定外の席に座れるというのに。トンネルそばの光明を出発した後、電鉄線が見えだしてきた。ソウル以外にも電鉄線が走る所はあるのか?と思ったが、もうソウル市内に入っているのだ。時刻は11時10分を過ぎていた。木浦出発から3時間経過。ハヤッ!次は龍山だ。大河・漢江(한강・ハンガン)を渡るのだがそんな記憶はない。釜山発であればソウルが終着駅であるから、降りることはないと思っていた。が、日本語での「次は龍山、終点です」のアナウンスがあり、龍山止まりであることを思い出し、下車の準備。漢江を渡った記憶がないのはこのせいだろうか。
 木浦からの所要時間は3時間17分、しかしセマウルだと4時間45分でKTX開通前より停まる駅が増えその時の4時間半より遅くなった。11時22分の到着後、キャリーを持ち
名古屋・金山や大須に、また東京・品川や秋葉原にも似てるソウル・龍山
上げてステップを降りて下車。ステップがある所が日本の新幹線と異なる。KTXや長距離列車のホームは低いからだ。エスカレーターで上がる。ソウル駅と同様、改札口はない。自動扉だけだ。乗車券はもらえてしまう。インド系の女性3名がいた。東側正面口方面にコンビニ・ストリーウェイがあったため、ソウル地下鉄のカード・T-Moneyをチャージしようとしたが、「안 되(アンデ)=できない」との返答。券売機でやってください、とのことだが、以前釜山とソウルの券売機で1回ずつチャージしたが、何れもそのあと使用したらエラーの表示、使えなくしてしまった。このため外にあるコンビニ(CU)でチャージをすることとした。が、コンビニが見当たらない。コネストの地図にはあったが駅舎新築・駅前再開発で撤退したのか?こうなったら、明洞(명동・ミョンドン)で行なうこととし、タクシーに乗り、宿泊場所である市廰(시청・シチョン)近くのコリアナホテルへ向かうこととする。乗り場にはひらがなで「にもつ」と書いてある看板。荷物をトランクに入れる人が待機している。乗車し、一旦ソウル駅とは反対方向へそして左折し暫くしてからUターン、再び龍山駅前を北進。駅前はUターンができないらしい。時刻は正午前。東京もそうだが、首都・ソウルのカーブだらけで迷路のような道路は渋滞している。タクシーに乗ったばかりの時は、KTX下車駅が龍山だったせいか、ソウルに着たなんていう実感はなかったが、三角地(삼각지・サムガッチ)、南營(남영・ナミョン)、ソウル駅前を通過すると次第に実感を得てくる。地下鉄入口表示には「ソウルヨク」というカタカナ表示が加わっている。放火で焼失したが復元された南大門(남대문・ナムデムン)のそばを通る。お昼時で飲食店が立ち並んでいるから歩道も人通りが多いというか、人で溢れそうだ。太平路(대평로・テピョンノ)に出、ホテルは向こう岸にあるため、通り過ぎた後Uターン、そして到着。初乗り料金は木浦が2千8百ウォンであったのに対し、ソウルは3千ウォン。少し高い。が、日本に比べればまだまだ安い。半分くらいだ。それにしても木浦と同様運転は荒かった。渋滞の中をぬうにして走行、広い道のUターンもあった。しかし無事に到着してよかった。
 正午前にホテルに入ったが、チェックインは15時とのこと。あと3時間もある。キャリーは預けることとし、その時間は昼食等に当てることとした。外に出ると德壽宮(덕수궁・トクスグン)の鐘が鳴り響いている。正午を告げる鐘だ。辺りは銀杏の木だらけ、日本と同様に黄色くなり始めている。所々実が落ちていて臭い。昼食を摂るため明洞方面へと歩く。市廰前で信号待ちをしていると日本語が聞かれた。ほっとする。韓国人は歩行者信号が青になってもすぐには横断せず、0.?秒経ってから歩き始める。自動車運転は荒い分、歩行者は慎重であるかのように思える。珍しく青になると同時に横断し始めた人がいる、と思ったら日本人だった。話し言葉でわかった。
10年前、市廰付近の道路を横断することはできなかった。一旦地下へ降り、再び階段を昇って行かねばならなかった。若い人、健脚な人はよかったが、身障者や高齢者はつらいものだ。ところが現在は信号と横断歩道が設置され、楽に横断できるようになっている。乙支路入口のロッテ百貨店前の交差点も同様。
 イビスアンバサダーホテル裏の明洞榮養粥(명동영양죽・ミョンドンヨンギャンジュク)の店内は満席状態。辺りを一回りして席に余裕ができている13時過ぎに寄ることにする。表の通りに戻り、ミニストップがあったのでそこでT-moneyのチャージ。いつもと同じやりかた。1万ウォン札とT-Moneyを差し出し「충전해 주세요.(チュンジョネジュセヨ)」。快く応対。30秒以内で終了した。店内のテーブルではカップラーメンを食べているスーツ姿の3~4人の客がいる。日本のコンビニは店内飲食禁止である所が多いが、韓国のコンビニ
左から、新築した市廰(市廰は向こう側、手前は旧市廰で現在は図書館)、右4図は曹溪寺・秋のイベント(菊の展示会)
は大体食べるスペースがある。そのあと、曹溪寺(조계사・チョゲサ)へ向かう。そして到着。何とイベントのようだ。門前、境内は飾られた花で埋め尽くされている。帰国後知ったことによればイベント名は「조계사 국화향기 나눔전(チョゲサ ククァヒャンギ ナヌムジョン・曹渓寺菊の展示会、10月の菊は10月に咲く)」。勿論大雄殿の本尊前で合掌。事件に遭わず無事に帰国できることを祈る。今度は南大門市場(남대문시장・ナムデムンシジャン)方面へと足を進める。釜山は国際旅客ターミナルからホテルまで行くのにまさか崖があるとは思っていなかった初めての道でキャリーを持ち上げながらの階段昇り、また
左から、コリアナホテル、同室内、窓からの眺め、南山・ソウルタワーも望める
ホテルからチャガルチまでの道を間違えたが知っている道路に出たので調整できた。金井山(금정산・クムジョンサン)では本当に迷ったが度胸で人に尋ねて道がわかった。木浦は初めてだったから3回も道に迷った。ソウルは6回目、中心部を歩くのは慣れている。が、坂があったりカーブがあったり5本以上の道が集まる所がある程、道が複雑なソウルであっても今回は迷うことはない。中心部で万が一迷ったら南山タワーや北岳山(북악산・プガクサン)や北漢山(북한산・プカンサン)を目印にして歩くことにしている。南大門市場内は迷路だが一旦表に出て入り直す。そこはあとで行く予定にしているため表の通りを通るだけにする。カメラ店はキャノンやニコンの日本製品だらけ。世界のデジカメシェアーは日本製が9割だそうだから当然のこと。新世界百貨店(신세계백화점・シンセーゲーベックァジョム)や韓國銀行(한국은행・ハンググンヘン)前を通る。このあたりは前と変わりはない。それにしてもポカポカ、暖かいというかむしろ暑い程。半袖でいい位だ。しかし上着は脱げない。ポケットにパスポートが入っており、脱いで持ち歩いていると落とす恐れがあるし、上着そのものをどこかに置き忘れてしまうかもしれないからだ。汗びっしょりだが我慢。明洞中心部に戻った。ロッテ百貨店やイビスが見えてくる。時刻は13時を回っていた。榮養粥は入れるだろう。そして入る。店内はもう空席だらけ。客は2~3人しかいない。その内一人は日本人だった。注文はかぼちゃ粥(호박죽・ホバッチュク)。日本語で注文ができる。白菜キムチ、カクトゥギ、イカ塩辛は自分でテーブルに置かれた壺から取る。食べ残したら罰金2千ウォンを支払わねばならない。このため白菜キムチとカクトゥギはごく少量。イカ塩辛は塩分を控えているため取らなかった。かぼちゃ粥でカリウムと食物繊維補給した。勘定は7千ウォン。15時までまだ時間があるので、ロッテ百貨店で時間を潰す。買うのは明日にするため見るだけにした。そうしているうちに時刻は15時に近くなった。そろそろチェックインだ。ホテルへ向かう。
 15時丁度だろう、到着し、預けたキャリーを受け取るというか、フロントは2階にあるため運んでくれた。JTBのバウチャーを提示し、カード式のキーを渡される。部屋は10階で眺めはよいだろう。エレベーターは、センサーにカードキーをタッチしないと10階の釦が反応しない。泥棒被害防止のためだ。イビスもそうだった。乗り合わせていた2人の中年女性も日本人だった。10階で降り、部屋に入る。周りは高層ビルだらけだったが、ビルの間から南山タワーがそびえる南山が顔を見せいていて紅葉が始まっている。近くは東亜日報(동아일보・トンガイルボ)社、ソウル新聞(서울신문・ソウルシンムン)社、そしてコリアナホテル階下は朝鮮日報(조선일보・チョソンイルボ)社。付近はこのように新聞社が集中している。冷蔵庫から有料の缶ビールを飲む。高いが近くにはコンビニはない。ここは日本の衛星テレビを見ることができる。
 暫く休憩をし、16時にホテルを出る。鍵の預かりはしない。責任をもって持参していなければならない。地下鉄1号線でソウル駅へ行く。明後日の帰国時、仁川空港(인천공항・インチョンゴンハン)へ行くための空港鉄道A‘REXの乗車券を買うためだ。前回に引き続きA’REXを利用して空港へ行くこととした。リムジンにするかA’REXにするか下記の通りいろいろ考えた結果だ。
リムジンバスvsAREX(ソウル駅~仁川空港)
  運賃 所要時間 運行間隔
リムジン・ 一般バス  10,000 65 2025
リムジン・ 高級バス 14,000~16,000 6590 1025
AREX(直通=ノンストップ) 14,500(8,000) 43分 30
AREX(一般=各停) 4,050(3,000) 53分 12分
備考 単位:ウォン(カッコ内は2013年12月までのサービス期間運賃)    
 大概のホテルで大通り沿いであれば、目の前にリムジンのバス停がある。高級バスに属するKAリムジンであれば指定ホテル入口前にまで来て停まる。が、ルートによって運賃が異なり、また所要時間は道路事情により遅延する場合有。A’REXは離れたホテルであれば別の乗り物に乗り換える必要がある。地下鉄の駅はエスカレーターを伴っていない階段が多く、重い荷物を持って上り下りせねばならない。市内バスも低床でなければステップを上り下りせねばならないし、系統が複雑なため慣れていなければ乗りにくい。タクシーに乗り換えると合計運賃が高くつく。ヒルトン等ソウル駅近くのホテルも一旦地下に入って広い道路を渡ったり、坂道を歩く。雨天ならなおさら大変だ。
  気象災害や事故、故障がない限りA’REXが早いが乗り換え時間がプラスされるため、ホテルまではバスと変わりないかもしれない。運賃や所要時間ではA’REXの一般が勝つようだが、座席はロングシート、一般通勤通学客が乗車するためラッシュ時は混雑することが考えられる。運賃や所要時間は二の次として、荷物がそう重くなかったり少なければA’REX、重かったり多ければリムジンバスや最も高いタクシーが良いだろう。また、何といっても今回はA’REXサービス期間だし、ソウル駅地下のA’REX券売機と同じフロアーで、早めに搭乗手続きをし希望の席を取りやすいし、荷物預けもできるので、ホテルからタクシーを利用しそれだけ一般バスより高くついてもA’REXを選んだ。
 A’REX乗車は2回目なので券売機は地下にあることはわかっている。また、日本語画面での購入が可だ。しかし迷う。丁度近くに職員がいたため「모레 승차하겠습니다만,표를 살 수 있습니까?(モレスンチャハゲッスムニダマン、ピョルルサルスイッスムニカ=あさって乗りますが切符を買うことはできますか)」と尋ねたら、操作を手伝ってくれた。乗る時間は午
A’REX(直通列車)の乗車カードとレシート。裏面には自由席のため、1.4号車から6号車の何れかの席におかけください。2.到着駅(仁川空港)の改札機に投入してください。と記載してある。しかしあまりにも丁寧すぎる書き方なので翻訳に苦労した。
前10時、金額は8千ウォン。サービス期間のため安くなっている。カード型の乗車券を入手することができた。普段であれば1万5千ウォン近くする。空港バスとの競争だ。職員には「감사합니다.안녕히겨세요.(カムサハムニダ、アンニョギゲセヨ)」と言って、そこを後にした。
 次に行くのは、南山(남산・ナムサン)麓の日本式居酒屋「さちこ」。そこのママさんは日本で暮らしたことがあるため、日本語ペラペラだそうだ。夕食もそこで摂る予定だ。退溪路(퇴계로・トェゲロ)を東へと進む。地下鉄4号線の會賢驛(회현역・フェヒョンヨク)に近い所。飲食店脇の石段を昇って立体交差している道に出る。そして南へ行った角にある。17時を過ぎているのに提灯はついていない。店内もまっ暗。誰もいないようだ。17時30分か18時が開店時間と思われるため、先に明洞の海苔名家で土産を買うことにする。急な階段はもう飽き飽きだから、階段を下りず道を進み坂を下り一旦南大門市場に出て、退溪路を東進。大きな交差点に出る。ここは釜山や木浦に有ったような横断歩道脇の右折用信号はない。車の通行は多い。青になっても右折車が曲がって来るから要注意。前にいる韓国人に倣っての横断だ。すると荷台に三菱のマークが書かれた箱を積んだオートバイが走っているのを見た。カメラと言え、ホンダやヤマハのオートバイと言え、資生堂化粧品と言え、ソニーやパナソニックの電化製品と言え日本のブランドだらけだ。だが4輪車の日本製は見かけない。横断歩道を渡り終えようとするが、別の右折車両がまた次々と通過する。前がつかえて動かなくなった時がチャンス、渡り終える。明洞の忠武路(충무로・チュンムロ)沿いの海苔名家に入り、チョコレートやキャンデーなどの土産物を購入し再び「さちこ」に行く。が、提灯はまだついていない。しかし奥の明かりはついている。マスター一人しかおらず、扉を開け、「6시부터이에요?(ヨソッシブトイエヨ=6時からですか)」と尋ねると、どうもそうらしい。時刻は17時半頃。あと30分。また南大門市場へ行く。辺りは暗くなりかけている。露天の飲食店がずらりと並んでいる所がある。食いたいが、さちこで飲食する予定だ。見るだけとした。また退溪路の歩道には衣料品の店が並んでいて、欧米系の白人、店の人に「これは○○ウォン」と言われているから日本人客、また中国語も聞こえてくる。
 時刻は18時になっている。さちこはもう開店しているだろう。そして向かう。提灯はついていた。やったー。入店、日本語が話せるママさんがいたので「こんばんは」。まず瓶ビー
左から、再建・ライトアップされた南大門、ホテルよりみる高層ビル群夜景2コマ、東京タワーやスカイツリーを意識しているのだろう・青くライトアップされるようリニューアルされたソウルタワー
ル。日本のビールもあるが高いから韓国のビールにする。そして枝豆と焼サバを注文。枝豆は山盛り、またサバもひらきで丸ごと1匹。もうそれだけで満腹になりそう。鯖は日本感覚で4分の1かとばかり思っていた。だが脂の乗りは良い。DHA・EPA補給にはもってこいだ。ビールを飲み終えた後は韓国焼酎のチャミスルだ。日本酒もあるがやはり1合だか2合だか忘れたが2万ウォン(≒2千円)と超高いのでよした。韓国は洋酒もそうだが輸入酒は高い。最後のしめは海鮮丼にするつもりだったが、サバの量の多さで普通の白いご飯にした。もちろん味噌汁と沢庵付き。何と沢庵もニンニク味がする。が、そうは抵抗はない。ニンニク慣れしている。また両替することになるかもしれないので勘定はカードで支払った。3万ウォン(≒3千円、カード決済では2816円、日本の居酒屋の相場)。ホテルまでは青いバスで行けるという。2系統あり両方とも最寄りのバス停「市廰」に停まるという。しかし、途中にあるライトアップした南大門を撮影したいので歩いて行くこととした。退溪路上の橋を渡り、南大門前までの坂を下りる。3人ばかり撮影をしている。なぜか真正面ではない。真正面へ行くと柵を閉めていた。二度と放火に遭わないため、夜間は入れないようにしているのだ。19時以降は入れないことが今わかった。このため3人いるところに戻り斜めから撮影した。ここらも高層ビルが林立、そんな中に、南大門はソウルを漢陽(한양・ハニャン)や漢城(한성・ハンソン)と呼んでいた頃の名残を表しているようだ。新旧共存のエリアだ。人通りの多い道を北へと進み、一旦GS25でまたチャミスルと胡桃を買い、ホテル着。時刻は20時頃。今日の疲れは木浦からのKTXの旅、さちこと明洞&南大門市場の往復、徒歩でホテルへの戻り。「今日も疲れたー」。
 
歩行距離:8.5km 起床後の血圧:H115 L73 TOP 10/21 木浦・珍島 10/23 ソウル