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スズメバチの体のしくみ 1 (成虫1)


スズメバチの成虫の体は,頭部,胸部,腹部の3つの部分に分かれています.頭部には2本の触角があり,ここで匂いを感じている他,6角形の育房を作る際の形や大きさを測るための定規の役割も果たしています.触角には,オスには13,メスには12の節があり,形も違っているので,オス・メスを見分けるのに役立ちます.

頭部の左右には,多数の小さな個眼が束状に集まった単眼があります.物の形や動きを見るのは複眼の役目で,単眼は明暗を区別して複眼の働きを助けています.

スズメバチの体
オオスズメバチ(メス)の体


顔を正面から見たとき,中央の鼻のように見える部分を頭楯といい,形や模様からハチの種類を見分けるのに役立ちます.

頭楯の下には丈夫な大腮(大顎)があり,餌を狩ったり巣材を囓り取ったりする外役活動の他,戦いの際には武器の役目もします.こうした役割は働きバチが担うため大腮(大顎)がよく発達していますが,オスバチは外役活動を行わないため大腮はあまり発達せず,細長い顔をしています.

スズメバチの舌は短く,やすりのようにザラザラしていて,樹液などを舐めとるのに適していますが,蜜腺が奥の方にある花からはうまく吸蜜できません.


頭部
コガタスズメバチの頭部正面 オオスズメバチの頭部正面

触角

オオスズメバチの働きバチの顔面

スズメバチの触覚 (松浦原図)

オオスズメバチのオスバチの顔面


頭楯 大あご 舌
頭楯 大腮(大顎)
毒針(どくばり)
 ここで使用している電子顕微鏡写真は阿達直樹氏のご好意により転載しました. 教材としての走査型電子顕微鏡画像集には昆虫以外にもたくさんの素晴らしい画像があります.

* 頭楯:とうじゅん,大腮(大顎):おおあご


触角(しょっかく) 単眼(たんがん) 複眼(ふくがん)