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昨年に引き続きチャイロスズメバチの営巣を確認しました!(2006)


東山植物園の中に岐阜県白川村から移築された合掌造りの建物があります.この建物の東側の妻部分で9月18日にチャイロスズメバチの営巣を確認しました.周辺の樹液を多数の働きバチが訪れており,付近で営巣場所を探していたところ,合掌造りに営巣していることが分かりました.これで7年連続でチャイロスズメバチが見つかったことになります.

9月18日の時点で,飛んでいるのは全てチャイロスズメバチでしたが,モンスズメバチの巣を乗っ取ったと考えられます.この場所は何年にもわたってモンスズメバチが巣を作っており,いくつもの巣が複雑に重なりあっています.10月12日に再度現地調査に出かけましたが,営巣活動は終了しており,出入りするハチの姿は全く見られませんでした.

建物は屋根の痛みが激しいため,2007年1月〜6月にかけて屋根の葺き替えが予定されています.そのため,巣は2007年1月19日に取り除かれ,植物園で保管中です.保管中の巣を詳しく見ると,巣の右横に穴があいており,中の繭のキャップの破れ具合等から判断すると,10月上旬にオオスズメバチに襲われた可能性が高いと思われます.


合掌造りの赤矢印の部分に営巣 矢印の部分にチャイロスズメバチが営巣昨年と比べると上部の庇のような部分が発達している.(2006/9/18)
外皮が白っぽく見える部分がチャイロスズメバチの巣穴の上部に多数の働きバチが止まっている. 営巣活動終了後の巣(2007/1/15)

巣を取り除いた状態(200/71/19)

撤去され保管中の巣